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僕がきみの月になる

僕がきみの月になる

Akira Clementi

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★27
9人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 黒澤 主計
    2025件の
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    ★★★ Excellent!!!

    静謐な夜、月を見上げる「姫」と「僕」。それは美しい一枚の絵のような

     とても美しい、「一枚の絵」を見たような満足感を覚えました。

     主人公は、「美しい姫」を見つける。木の枝の上から月を見上げる彼女に心を惹かれ、同じく木に登って彼女と語らう。

     「僕」と「姫」との語らいが、夜の静けさを感じさせられて、とても幻想的で美しいです。

     綺麗なイラストで満たされた絵本を読んでいる時のような、すごく美しいパズルを完成させた時のような、そんな感じの満たされた気持ちになります。

     「僕」と「姫」がどんな姿をして、一緒に木の枝の上にいるか。その姿が頭に浮かんだ時、「いいなあ」と自然と感じ入らされました。

     このラストシーンを描いたポストカードとかジグソーパズルとか、もしも手に入ったら額縁とかに入れて飾りたくなる。そんな充足感を覚えさせられる作品でした。

    • 2025年9月11日 03:53