おっぱいが大きい男の娘の話。(おおお話)

村雨吾妻

第1話 おっぱいが大きい男の娘のこれまでの話

僕の名前は、加藤真礼(かとうまれい)。

おっぱいが大きい男の娘だ。


いきなりだけど自分語りを始めさせてほしい。


僕は、幼稚園の頃にはありえないくらいかわいい美幼女な男児がいると近隣地区で有名な男子幼稚園児だった。


小学生3年の頃にはすでにおっぱいがHカップあり、既製品ではサイズがあうブラジャーがないからと、下着の作り方を調べて自作するようになった。


中学2年の頃にはおっぱいはJカップありまだまだ成長の途中だった。

また、そのころの僕の容姿はどんなに低く見積もっても世界一の美少女だったらしく、よく街中で盗撮されてインターネット掲示板に写真をアップロードされていた。


高校に進学するころには、身長が169㎝でおっぱいはなんとLカップあった。

あまりの美貌とスタイルに毎日誰かから盗撮されてインターネットに僕は写真がアップロードされていた。


その頃には、僕は外を歩けば僕と僕のおっぱいを盗撮しようする犯罪者に出くわして写真をアップロードされるかもしれないと思い、外を出歩けなくなった。


高校を卒業してからは、家から出ず引きこもるようになり大学進学も就職もせずごくつぶしのNEETになった。


両親や年の離れた妹からは、だいぶ心配された。

一歳上の兄からは、男だったら盗撮されたくらいで引きこもるなんて情けないと言われ続けたが、その兄も就職を機に実家を離れて何も言われなくなった。


そして――――・・・・・


10歳下の妹は、もう23歳になる。

去年大学を卒業して、社会人一年目として仕事を頑張っている。


兄は、34歳でもう結婚して10年近くたち娘が2人いる。

たまに家族で実家に帰ってきては、60すぎた両親に孫を見せに来ている。


僕?

僕はいまだに引きこもりだよ。

ちなみに仕事はしているよ。


引きこもって数年たつ頃には、将来がとてつもなく不安になってどうにか金を稼げないかと腐心していろいろなものに手を出した。

小説、せどり、FX、仮想通貨。

その中でも、自宅で引きこもってかつ僕でも確実に稼げるものというのはーー。


同人と下着づくりだ。

20歳になるころから、絵の練習を始め有り余る時間を利用して絵の上達を図った。

その結果5年という時間がかかったものの、某イラスト投稿サイトでランキング30位内に入るようになった。

そこから、えちえちな同人誌を作って、D〇siteやFa〇zaで電子書籍を販売するようになった。

原資はありあまる時間を利用した僕の圧倒的画力。

結果、月に50万円はコンスタントに稼げるようになった。


また、下着づくりは、ホームメイド通販サイトで一点もののオリジナル下着づくりをして販売していたら、これは国外の大きいサイズ御用達のマダムたちにご愛顧されるに至った。

これは不定期だけど、年に数点で一点100万円くらいで販売している。


というわけで、33歳で完全引きこもりながら、年収900万円くらい稼いでいる。


ちなみに、僕のおっぱいはどうなったかって。

10年を超える引きこもり生活でおっぱいだけ太って、Mカップになったよ。

MANYUU(魔乳)のMカップと自称しているよ。


これが、おっぱいが大きい僕(男の娘)のこれまでの話さ。


おっぱいが大きくてもあまり良いことがないってのは、わかってくれたかな?


でも、次回からは僕がおっぱいが大きくてよかった話をしていこうと思う。


これからも、おおお(おっぱいが大きい男の娘)話を聞いてくれるかい?


ではまた次回。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

おっぱいが大きい男の娘の話。(おおお話) 村雨吾妻 @azuma_mura

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ