第13話

戦闘が全て終わり緊急の会議が開かれる事になった為悠は疲労困憊で全身傷だらけの中立ち上がってフラフラの状態で会議場になったグリモアの学園長室に向かって歩いている中で躓いて倒れそうになった。しかしそこに肩を貸して倒れない様にしてくれた人物がいた。それは自分の彼女である三ツ谷智であった。

「あれ。どうしているの?」

「それはね貴方の上司の外川さんが私を呼び出したから。それと会議にも私参加するから」

「何で会議に?」

「貴方が回収した情報や記録をその場で詳しく分析して説明する為だよ。それと悠君、S級とやり合ったでしょ。それも4人も。それに領域も使ったみたいだし本当は今意識を保ってるのだって無理しているんじゃない。とりあえずほら鎮痛剤と疲労回復薬、持ってきたから今直ぐに飲んでね」

「ありがとう。助かるよ。それじゃあ行こうか」

悠は貰った薬を飲んで智の肩を借りながらグリモアの学園長室に向かった。

学園長室には今回の襲撃の件で関わった人間のうちそこの機関や部署の代表者が集まっていた。天王寺家からは当主代理で天王寺晶が、警察省からは冬樹傑が、黒羽家からは黒羽悟と黒羽由紀子が、そして八咫烏からは今回の戦闘に参加した4人プラスαで瀬奈・敦・志穂そして外川家からは現当主の道真がそしてオブザーバー兼分析官として智が学生からは生徒会長のナグサと風紀委員長のニヤがそして潜入調査を専攻していた悠が集まり長い会議が始まった。

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