禮 「あんね、前から思てることあるんやけどね」


渋撥「何や」


禮 「何で荒菱館の学ランて白なん? 真っ白やったら汚れが目立つし不便ちゃう?」


渋撥「そんなん知らんわ。俺が作ったんちゃう」


美作「あ~それはな、一目で〝コイツ荒菱館や!〟て分かる為やで」


禮 「分からなあかんの?」


美作「分かったほうがええやろ」


禮 「何で?」


美作「近江さん見て分かれへんか~?」


禮 「?」


美作「取扱危険物やん」


禮 「そーゆー意味やったんや」


美作「危険なものは避けて通ってみんな仲良う平和に暮らせるように、先生たちもよう考えてはんねやな~」


禮 「へえ~~(感心中)✨」


渋撥「ワレェ、なに人のオンナにアホな知識吹きこんどんねん」


美作「あッ、ちょッ、指の骨鳴らすの已めてもーてええですかッ。何の準備でっかソレ! ちょッ、近江さん目が恐い!」



 Tschüss.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ベスティエン 熒閂 @ke1sen

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ