たかが世界の終わり

森 大洋

花と蛇

0 説明不足はほどほどに

目の前には、抱き合う見目麗しい男2人。

その近くには、血溜まりで喘ぐ男。

自分の後ろには吹き飛んだ護衛、床にめり込んだ護衛、部屋の扉付近には失神した護衛…。


もじゃもじゃした癖っ毛のタグリットは、ソファから動けずにいた。


一体、これはどういうことでしょう…。


とりあえず、なんで彼らは動けるのだろうか、という疑問が頭の片隅を過りはするものの、もう、説明とかは明日でいいから、なんかもう帰りたい、と心の底から願っていた。


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