編集済
第29話 気づきたかった君。への応援コメント
一言感想。
“失ってからしか、自分の気持ちに名前を付けられなかった”――静かで、苦しくて、すごく刺さる話でした。
今回かなり胸に来たのは、
彼女の席に、花瓶が置かれていた。
この一文です。
説明は少ないのに、 “もう戻ってこない”という現実が、一瞬で教室に落ちる。
しかもそのあと、
笑い声は少なく、 みんなスマホを見たり、目を逸らしたりしていた。
この描写がリアルでした。
学生って、 誰かが亡くなっても、 完全には現実感を持てないんですよね。
泣いている子もいれば、 どう反応していいかわからない子もいる。
その“空気の止まり方”がすごく上手かったです。
あと、個人的に一番刺さったのはここ。
「妹みたいな子だから」 そう言えば、大体は納得した。
じゃなくて今回は、
「他人じゃない人が死んだからだ」 そう思い込もうとした。
ここ。
“恋じゃない理由”を、 必死に自分へ言い聞かせている。
でも誤魔化そうとするほど、 感情が逆に浮き彫りになる。
この構成が本当に綺麗でした。
そして終盤。
もし、あの日。 彼女が一人で帰っていなかったら。
ここからの“もしも”の積み重ねが、 読んでいてかなり苦しかったです。
特に、
「ちょっとコンビニ寄ろうぜ」
この何気ない一言。
大きな言葉じゃないんですよね。
“人生を変える運命の言葉”じゃなく、 本当に誰でも言うような、 ありふれた一言。
だからこそ、 「たった数分ズレていたら」 という後悔がものすごくリアルでした。
そして最後。
彼女が死んだから、気づいてしまった。
この一文が、この話の核心でした。
普通の恋愛物なら、 “好きだと気づいた”で始まる。
でもこの話は、 “もう届かないからこそ気づく”。
そこが本当に苦しい。
最後の、
「……好きだった」 もっと早く、気づきたかった。
この締め方、 静かなのに破壊力がありました。
大声で泣き叫ぶわけじゃない。 ただ、 “間に合わなかった恋” だけが残る。
余韻がかなり強い回でした。
ありがとうございました
春風あくび
この短編集を読み終えたあと、最初に強く残ったのは、「恋愛小説」という言葉だけでは収まりきらない作品群だ、という感覚でした。
もちろん題材は恋愛です。
けれど、この作品たちが描いていたのは、ただ“誰かを好きになること”ではありません。
「好きになってしまった瞬間」
「言葉にできない感情」
「壊したくない関係」
「近づきたいのに近づけない距離」
「依存」
「執着」
「喪失」
「気づいた時にはもう遅かった想い」
――そういった、人間の感情の“揺れ”そのものを描いていたように感じました。
特に印象的だったのは、この短編集には“完璧な恋愛”がほとんど存在しないことです。
両想いになって幸せになる物語よりも、 「好きと言えない」 「好きになってはいけない」 「この関係を壊したくない」 という感情の方が、ずっと強く描かれている。
だからこそ、一話ごとに痛みがある。
でも、その不器用さが妙にリアルでした。
第11話の「過去の君」では、“中間者”として誰の味方にもなれず、自分の恋心を隠し続ける苦しさが描かれていました。
好きだからこそ、壊したくない。
でも、その“優しさ”の裏にある卑怯さを、自分自身が一番理解している。
この作品群は、そういう「綺麗じゃない感情」から逃げません。
第14話の「友達は君」では、“優しさ”と“支配欲”が紙一重になっていく怖さがありました。
「死なせないため」なのか、 「自分のそばに置きたい」のか。 その境界が曖昧になっていく描写は、かなり印象に残っています。
また、第17話「ストーカーな君」は、この短編集の中でもかなり異質でした。
日常描写の可愛らしさと、視点が切り替わった瞬間の狂気。
“運命は作ればいい”という考え方が、静かな文章で描かれているからこそ余計に怖い。
けれど、この作品群は“怖い”だけでは終わりません。
第18話「幸せそうな君」や、第24話「輝いている君」には、ちゃんと“救い”もある。
食べることが好きな女の子が、 「変じゃないよ」 と言われて救われる話。
仕事に疲れ切った女性が、 曇った夜空の下でプロポーズされる話。
どちらも派手な展開ではありません。 でも、“その人自身を受け入れてもらえる”という優しさが、とても丁寧に描かれていました。
この短編集の大きな魅力は、そういう「何気ない感情」を繊細に拾い上げるところだと思います。
たとえば、
・コンビニに寄ろうとする数分
・信号が変わるまでの時間
・隣で食べるラーメン
・帰り道
・煙草一本分の沈黙
・ノートを借りる距離
・肩にもたれる体温
そういう、“恋愛未満”にも見える瞬間に、強い感情が宿っている。
だから読んでいて、 「ああ、この人たちは恋をしているんだ」 と、静かに伝わってくるんです。
そして、最後の第29話「気づきたかった君」。
この話は、短編集全体を象徴していたように感じました。
“好きだと気づいた時には、もう相手はいない”。
もし一緒に帰っていたら。
もし少しだけ時間がズレていたら。
もしもっと早く、自分の気持ちに気づいていたら。
そんな“もしも”を積み重ねながら、 最後にようやく、
「好きだった」
と認める。
この短編集には、 「もっと早く言えばよかった」 という感情が、何度も何度も出てきます。
でも、それは単なる後悔ではなく、 “人は、自分の感情にすぐ気づけるわけじゃない” ということなのだと思いました。
関係が壊れるのが怖くて、 今の距離が心地よくて、 失って初めて、自分がどれだけその人を大切に思っていたか気づく。
この短編集は、そんな“不器用な恋”を集めた作品群でした。
甘いだけの恋愛ではない。
綺麗なだけの青春でもない。
むしろ、 未熟で、 重たくて、 情けなくて、 矛盾していて、 どうしようもない感情ばかりです。
でもだからこそ、人間らしかった。
読後に残るのは、「幸せだった」という感覚より、 “誰かを好きだった記憶” そのものです。
そして最後には、 どの話の登場人物たちも、 きっと本気で誰かを想っていたのだと感じました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
生きているからこそ、当たり前になってしまって気づけない恋もあるんですよね。
隣にいることが普通で、また明日も会えると思ってしまうから。
この話は、失ったからこそ初めて自分の気持ちに名前を付けられた恋でした。
だから彼は、彼女が生きている未来ならきっと気づかなかったと思います。
それでも本当は、恋に気づく未来じゃなくて、
彼女がちゃんと生きて笑っている未来を見たかった。
その"間に合わなさ"を書きたかった話でした。
ここまで一つ一つの感情や関係性を丁寧に読み取っていただけて、本当に嬉しいです。
この短編集では、特別な出来事よりも、何気ない日常の中にある感情を書きたいと思っていました。
コンビニへ寄る数分や、帰り道、隣で食べるご飯。
そんな普通の時間が、誰かにとってはかけがえのない特別なひとときになっている。
そしてそこにあるのは、叶う想いだけではなく、叶わない想いも含めた、不器用で精一杯な恋でした。
言えなかった言葉。
壊したくなくて隠した感情。
失ってから気づく想い。
綺麗じゃない感情も含めて、“誰かを本気で想うこと”を書き続けたかったので、そこを感じてもらえて本当に嬉しいです。
改めて、素敵な感想をありがとうございました。
第28話 見てる君。への応援コメント
一言感想。
“守る側だったはずなのに、気づけば見惚れる側になっていた”――その変化が、ものすごく綺麗でした。
刺さったところは、
「会いに来た」
ここです。
この一言だけで、 今までずっと“追いかける側”だった女の子が、 初めて自分の意思で真っ直ぐ踏み込んできた感じがして、一気に空気が変わりました。
特にこの話、 ずっと主人公側は
「妹みたいな子だから」
って、“守る対象”として認識していたんですよね。
でも最後に、
目の前にいるのは、一人の女の子だった。
ここで完全に認識が変わる。
この切り替わりが本当に良かったです。
あと個人的にかなり好きだったのは、
「嫌だ」 考えるより先に、言葉が出ていた。
ここ。
本人はまだ“恋”だと理解していないのに、 身体のほうが先に拒絶してしまう。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
女の子の方はずっと想いを抱えていたけれど、素直になれない気持ちと、全然気づかない彼がいたから、今までは伝えられなかったんですよね。
でも、ただ待つだけじゃなく、"会いに来た"と自分から行動に変えた。
だからこそ彼の中で、「守る存在」だった女の子が、"一人の女の子"として強く意識される瞬間になりました。
「嫌だ」と反射的に出た言葉も、彼自身がまだ気づいていない独占欲みたいなものだったんだと思います。
第27話 我儘な君。への応援コメント
一言感想。
“独占したいのに、独占する資格がない”って苦しさが、すごく青春でした。
刺さったところは、
「……あんまり近寄らないでほしい」
ここです。
本当は、 「俺が嫉妬するから」 「好きだから」 って言いたいのに、
それを全部飲み込んで、 “勘違いされるよ”って言い換えてしまう。
あまりにも不器用で、 でもその不器用さが本気っぽくて、すごく良かったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
本当は「嫉妬してる」とか「好きだから嫌だ」って言いたい気持ちはあるんです。
でも、それを言ってしまえば今の関係が壊れてしまうかもしれない。
だから彼は、自分の気持ちを全部飲み込んで、「勘違いされるよ」って遠回しに伝えることしかできませんでした。
第26話 嫌いたい君。への応援コメント
一言感想。
“嫌いになりたいのに、嫌いになりきれない恋”の苦しさが、ずっと静かに滲んでいて苦しかったです。
刺さったところは、
「焦げてるのわからなかった。美味しいよ」
この場面もすごく好きでした。
ちゃんと優しい。 ちゃんと嬉しい。 だから切れない。
最低な男だって分かっているのに、 そういう小さな優しさが積み重なって、 “嫌いになれない理由”になっているのがリアルでした。
ありがとうございました
春風あくび
作者からの返信
ありがとうございます。
いきなり大きな優しさを向けられていたら、きっとここまで執着しなかったんだと思います。
「焦げてるのわからなかった。美味しいよ」みたいな、何気ない優しさや気遣い。
そういう小さなものが積み重なるからこそ、最低だと分かっていても嫌いになれない。
だから彼女は、嫌いだから離れたいんじゃなくて、
"好きでいたいから離れたい"と思ってしまったんですよね。
第25話 好きに酔う君。への応援コメント
一言感想。
“見るだけだった恋”が、最後にちゃんと“届く恋”になった瞬間が最高でした。
刺さったところは、
『私も好きだよ』
ここもすごく良かったです。
画面は真っ暗なのに、 “声だけで十分だった”って描写が、 今までずっと「声」と「存在」だけを追いかけてきた恋だったからこそ刺さりました。
ありがとうございました
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
彼だけが一方的に見ていた恋のようで、実は彼女もちゃんと彼を見ていたんですよね。
だから最後の「私も好きだよ」は、突然返ってきた言葉じゃなくて、ずっと静かに積み重なっていた想いの答えでした。
彼にとって彼女の"声"は恋の始まりで、最後はその声が、ちゃんと恋を叶えてくれたんだと思います。
第24話 輝いている君。への応援コメント
一言感想。
“星を見に行く話”なのに、本当に見たかったのは彼女の心だったんだなって思いました。
刺さったところは、
「星はずうっと綺麗だよ。俺は一生見ていたい」
ここです。
曇っていて星なんて見えてないのに、 彼だけはずっと“彼女”を見ていた。
疲れて、 余裕がなくなって、 自分ではもう輝けてないと思っている彼女に、
「それでも綺麗だ」 って伝えてるみたいで、すごく優しかったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
伝えるのは不器用だけど、彼はずっと彼女のことを隣で見ていたんですよね。
彼女自身は、疲れて余裕もなくなって、自分の輝きが曇ってしまったと思っている。
でも彼にとっては、そんな時でも彼女はずっと綺麗で、輝きを失っていなかった。
だからこそ「星を見に行こう」と言いながら、本当に見たかったのは彼女自身でした。
彼女の輝きは、彼にとっての希望の光でもあったと思います。
第23話 好きでいる君。への応援コメント
一言感想。
“友達”って言葉で守ってるのに、その言葉が一番自分を苦しめてるのが切なかったです。
刺さったところは、
「寂しい」
「大事な友達がいなくなったら寂しいだろ」
ここです。
一瞬だけ期待させて、 次の一言でちゃんと“友達”に戻される。
あの落差が本当に苦しくて、 「期待した自分が馬鹿みたい」って感情がすごく伝わりました。
あと最後の、
私の“好き”でいさせてよ。
ありがとうございました
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
「友達」という言葉で関係を守っているのに、その言葉に一番苦しめられている感情を感じ取ってもらえて嬉しいです。
最後の「私の"好き"でいさせてよ」には、友人でいることでしかそばにいられなくても、それでも離れられず、勝手にでも好きでいたいという気持ちを込めました。
報われなくても、好きでいることだけは手放したくない。
第22話 甘い君。への応援コメント
一言感想。
“好き”をちゃんと言えない二人が、お菓子に気持ちを託しているのが、すごく甘くて青春でした。
刺さったところは、
「意味ちゃんと調べてよ」
ここです。
あれだけ強気にからかっていた彼女が、 最後だけ少し本音を滲ませる。
しかも直接は言わない。
でも、 「気づいてほしい」 「同じ気持ちだよ」 っていう想いだけは、ちゃんと渡している。
その不器用な優しさが、すごく良かったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
お互いに意地っ張りで、素直に「好き」と言えない二人なんですけど、その分、お菓子に気持ちを託して伝えました。
だからこそ、「意味ちゃんと調べてよ」は、彼女なりの精一杯の本音だったんだと思います。
不器用だけど、ちゃんと同じ気持ちを渡し合っている恋を書きたかったので、とても嬉しいです。
第21話 彼を待つ君。への応援コメント
【一言感想】
“帰ってこない人を、まだ日常の中で待ち続けている”感覚が丁寧に描かれていて、後半で真実が明かされた瞬間に胸が締めつけられました。
【刺さったところ】
「あなたは、帰ってこないわけじゃない。
ちゃんとここにいる。」
ここが本当に綺麗でした。
“喪失”を完全に消えることとしてではなく、“記憶や生活の中に残り続ける存在”として描いているのが優しくて切なかったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
この話では、“当たり前だった日常”が突然失われてしまった後、それをどうしても受け入れられない感覚を書きました。
彼女はずっと、帰ってくるはずの彼を待ち続けていたんだと思います。
でも最後には、"もう会えない"ではなく、"これからも日常の中にいる"という形で、少しずつ彼を抱きしめ直せるようになれたのかもしれません。
第20話 ツンデレな君。への応援コメント
【一言感想】
“からかうことでしか好きが表現できなかった男”が、大人になってようやく本音を言えるまでの時間が、とても青春らしくて良かったです。
【刺さったところ】
「今度こそ、ちゃんと言うよ。」
ここがすごく良かったです。
高校時代の“言えなかった後悔”を全部抱えたまま、大人になった彼がようやく素直になる瞬間。
“今度こそ”の一言に、何年分もの未練と勇気が詰まっていました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
高校生の頃に伝えられなかった後悔も、ずっと好きだった気持ちも、大人になってからも抱え続けていたんだと思います。
だからこそ、「今度こそ」は彼にとって、何年越しにやっと言えた本音でした。
遠回りだったけれど、ようやく想いを伝えられる日を迎えられたんだと思います。
第19話 魅せる君。への応援コメント
【一言感想】
“彼女が誰かになる世界”と、“彼氏として甘えたい現実”の対比がすごく自然で、恋愛としての嫉妬と理解が綺麗に同居していました。
【刺さったところ】
「今はこの時間」
ここが特に好きでした。
イベント中は“みんなに魅せる彼女”だったのに、帰り道で手を繋いだ瞬間だけ“自分だけの彼女”に戻る。
その切り替わりが、短い一言なのにすごく濃く伝わってきました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
お互いに甘えるのも気持ちを言葉にするのもあまり得意じゃない二人なんですけど、その分、行動に出てしまうんだと思います。
だからこそ、「今はこの時間」みたいに、ふとした触れ方や距離感に"好き"が滲んでいる。
不器用なまま、お互いを大事にしている二人を書きたかったので、そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
第18話 幸せそうな君。への応援コメント
【一言感想】
“食べること”へのコンプレックスが、“幸せそうに食べる姿が好き”という肯定で救われていく流れが、とても優しくて温かい話でした。
【刺さったところ】
「俺は幸せそうに食べる姿が好きなのに?」
ここがすごく良かったです。
主人公が長年抱えてきた“恥ずかしさ”を、相手は最初から“魅力”として見ていた。その価値観の反転が、恋愛としても救済としても綺麗でした。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
彼女にとってはずっと"恥ずかしいこと"だったのに、彼にとっては最初から魅力の一つだったんですよね。
美味しそうに食べる姿も、幸せそうに笑う顔も、全部含めて好きだった。
だからこそ、「変じゃない」と言われることより、"可愛い"と言われることが、彼女にとって救いになったんだと思います。
第17話 ストーカーな君。への応援コメント
【一言感想】
前半の日常描写の“普通さ”があるからこそ、後半で同じ時間軸がストーカー視点に切り替わった瞬間の恐怖が際立っていて、とても構成が上手かったです。
【刺さったところ】
「運命なんて待たなくていい。
作ればいい。」
ここが特に強烈でした。
“偶然”を演出し続ける執着が、この一文に全部詰まっている感じがします。
恋愛のときめきと狂気の境界線が、一気に反転する瞬間でした。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
前半と後半を同じ時間軸にしたのは、"同じ時間を共有している"感覚を強くしたかったからです。
彼女にとっては普通の日常でも、彼にとっては一秒一秒が特別になっている。
「運命なんて待たなくていい。作ればいい。」という言葉も、彼の歪んだ恋愛観そのものです。
偶然を積み重ねて、少しずつ彼女の日常に入り込んでいく。
その恋愛と狂気の境界を感じ取っていただけて嬉しいです。
第16話 小さな君。への応援コメント
【一言感想】
子どもっぽい言葉と視点なのに、“恋を知ってしまった瞬間”の切なさがしっかり伝わってきて、とても可愛くて苦しい話でした。
【刺さったところ】
――もっと体が大きかったら、抱きしめてやれるのにな。
ここがすごく良かったです。
年齢差や身体の小ささが、そのまま“届かなさ”になっていて、「撫でることしかできない」不器用な優しさが胸に残りました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
子どもっぽい言葉のまま、少しずつ"恋"に変わっていく感情を書きたかったので、とても嬉しいです。
この子にとって、遊ぶ時間そのものが特別だったんじゃなくて、"アイツと過ごす時間"が特別だったんですよね。
だからきっと、大人になっても変わらず会いに行くし、今度はちゃんと「大好き」を伝えに行くんだと思います。
第15話 家族な君。への応援コメント
【一言感想】
“家族になること”が救いではなく、むしろ恋を終わらせる決定打になっているのが切なくて、とても静かな痛みを感じました。
【刺さったところ】
『お兄ちゃん』――その瞬間、胸の奥がぽっかりと空いた気がした。
ここが特に強かったです。
普通なら“やっと家族になれた”感動の場面なのに、主人公にとっては「もう戻れない境界線」になっている。
“呼び方一つで関係性が固定される”残酷さが綺麗に描かれていました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます。
最初、本当に"家族になりたい"と思っていたはずが、彼女を知っていくうちに、その想いが家族という形だけでは収まらなくなってしまった。
だから『お兄ちゃん』と呼ばれた瞬間は、やっと家族になれた喜びより"もう戻れない"と突きつけられる瞬間でもありました。
そこを感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
第14話 友達は君。への応援コメント
【一言感想】
第13話の“依存される側”視点に切り替わったことで、優しさが徐々に支配へ変質していく怖さがより鮮明になっていました。
【刺さったところ】
「私は優しい友達でいるふりをしながら、彼女の世界を自分で囲っていった。」
この一文が特に印象的でした。
“守る”と“閉じ込める”が紙一重になっている関係性を、すごく綺麗に表現していると思います。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「優しい友達でいるふりをしながら、彼女の世界を自分で囲っていった。」は、この話の中でもかなり核に近い一文でした。
彼女は最初から主人公の弱さに気づいていて、だからこそ"自分が必要な存在になる"よう少しずつ誘導していったんです。
ただ、それを本人も“愛情”だと思っています。
だからこそ、この関係は支配なのに、どこか救済にも見えてしまうんですよね。
第13話 友達な君。への応援コメント
【一言感想】
優しい救済の話かと思ったら、少しずつ“依存”と“支配”の空気に変わっていく流れがとても上手でした。
【刺さったところ】
「私の世界は、もう彼女なしでは成立しない。」
この一文が強かったです。
“助けられた”がいつの間にか“離れられない”に変わっている怖さが、静かに伝わってきました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
彼女は主人公の弱さをちゃんと理解していて、だからこそ「死なない理由」を与え続けていたんだと思います。
ただ、それは励ましというより、"自分から離れられなくする鎖"にも近かった。
だから「助けてもらった安心感」と、「離れられない怖さ」が同時に存在していました。
第12話 寂しい君。への応援コメント
【一言感想】
煙草と喫煙所を通して、“失恋の寂しさ”と“新しい救い”が静かに重なっていく空気感がとても良かったです。
【刺さったところ】
「残念なのは場所じゃない。この時間も、終わってしまうのかもしれない――」
ここが特に印象的でした。
喫煙所という場所以上に、“誰かと過ごした時間”に執着し始めている感情が自然に伝わってきました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
この話って、失恋を忘れる話というより、"寂しさを抱えたまま誰かと同じ時間を過ごす話"として書いていました。
だから彼にとって大事だったのは喫煙所そのものじゃなくて、煙草一本分だけ隣にいてくれる彼女との時間だったんだと思います。
あの「残念」は、場所がなくなることより、"もう会えなくなるかもしれない"に近い感情でした。 そこを感じ取ってもらえて嬉しいです。
第11話 過去の君。への応援コメント
【一言感想】
“中間者”という立場に隠れながら、本当は誰より感情を抱えていた切なさが静かに伝わる作品でした。
【刺さったところ】
「だって、自分も、その人のことが好きだったから。」
ここで全部の見え方が変わるのが良かったです。
ただの傍観者じゃなく、“自分も恋をしていた側”だったと分かった瞬間、一気に苦しさが深くなりました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
彼女はずっと"中間者"を演じていたけれど、本当は誰より感情の中心にいた人でした。
ただ、自分の想いを言葉にしてしまえば、きっと全部壊れてしまう。だから最後まで、自分を傍観者の位置に置き続けたんだと思います。
「過去の君」という題名も、彼女なりの区切りでした。
好きだったことも、苦しかったことも、全部"過去"として閉じ込めたかったんです。
第10話 生徒な君。への応援コメント
【一言感想】
静かな保健室の空気と、“先生”への淡い憧れがゆっくり恋へ変わっていく描写がとても綺麗でした。
【刺さったところ】
「ミモザ___密かな恋。」
最後の締めが本当に良かったです。
ずっと言葉にできなかった感情が、花言葉にそっと託された感じがして、余韻が強く残りました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
彼の恋はずっと“届かないことを分かったまま抱えている"想い"でした。
なので最後は、花言葉に想いを託す形にしたかったので、「余韻が残った」って言ってもらえて本当に嬉しかったです。
第9話 友達でいた君。への応援コメント
【一言感想】
“友達”という安全な距離に隠れながら、本当は独占したい気持ちが滲み続けていて、切なさが静かに刺さる作品でした。
【刺さったところ】
「私の『好き』が、ただの友達の『好き』にすり替えられたようで」
この表現がとても良かったです。
同じ「好き」という言葉なのに、意味だけが噛み合わない苦しさが一瞬で伝わってきました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「好き」が全部"友達としてuに変換されてしまう瞬間って、片思いの中でもかなり苦しいと思っていてます
第8話 ヤンデレな君。への応援コメント
【一言感想】
“ヤンデレ”という題名なのに、ただ怖いだけではなく、「相手に染まっていく恋」の危うさが丁寧に描かれていて惹き込まれました。
【刺さったところ】
「俺はお前の趣味で構成された人間だ。」
この一文が強かったです。
“好き”が行き過ぎて、自分自身より相手中心で人格が作られていく感じが、とてもヤンデレらしくて印象に残りました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ただ"怖いヤンデレ"ではなく、「好きな人に近づきたくて、自分ごと染まっていく恋」を書きたかったので、そこを感じてもらえて嬉しいです。
「俺はお前の趣味で構成された人間だ」は、自分を失っていくくらい相手中心になってしまった感情を込めた一文でした。
第4話 不器用な君。への応援コメント
【一言感想】
優しいのに、ずっと後悔が滲んでいる恋でした。
【刺さったところ】
「彼女が笑ってくれないと、俺が困るからだ。俺が、寂しいからだ。」
“守りたい”だけじゃなく、自分の弱さまで認めているのがすごく良かったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
この話、本人は「償い」だと思って動いているけど、実際はかなり重い片思いなんですよね。
相手を想うからこそ好きだけが積もっていきます。
第3話 王子様な君。への応援コメント
【一言感想】
“王子様”側が振り回される恋なのが、とても良かったです。
【刺さったところ】
「この子は騎士のように剣を構えている姿のほうが、ずっと眩しかった。」
“守りたいお姫様”ではなく、“戦う相手に惹かれる”表現がすごく綺麗でした。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
誰にでも完璧に振る舞える人が、たった一人には全然通じなくて空回りする、という思い通りにいかない焦れったさを楽しんでもらえて嬉しいです。
第2話 紅く染まる君。への応援コメント
【一言感想】
片想いが終わった瞬間に、別の片想いが始
まる構成がとても綺麗でした。
【刺さったところ】
「『今も好きだった』」
過去形じゃなく、“今も”で終わるのが痛いほど良かったです。
報われなかった想いの連鎖が、この一文に全部詰まっていました。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
過去形で閉じるより、“まだ感情だけ残ってる”終わり方にしたくて、あの一文になりました。
静かに終わるけど、気づいてしまった好きを書きたかったので、そう言ってもらえて嬉しいです。
第1話 無気力な君。への応援コメント
【一言感想】
静かなのに、ちゃんと胸が苦しくなる青春片想いでした。
【刺さったところ】
「小さな体で誰よりも声を張り上げていた。」
“守りたくなる小ささ”ではなく、“惹かれてしまう強さ”として描かれているのがすごく良かったです。
ありがとうございました。
春風あくび
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「守りたくなる」じゃなくて、「小さいのに強いから惹かれる」を書きたかったので、そこを拾ってもらえてすごく嬉しいです。
静かな片想いの空気も感じてもらえて良かったです。
第28話 見てる君。への応援コメント
恋のはじまりあったり、依存支配したり、切なかったり、幸せな生活の一部分だったり、いろんな恋の形を楽しめました。恋って彩り豊かですね。読みやすくて面白かったです。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いろんな恋の形を楽しんでもらえたのが、とても嬉しかったです。
恋って幸せだけじゃなくて、依存だったり切なさだったり、いろんな色がありますよね。そこを感じ取ってもらえて、良かったです!
第1話 無気力な君。への応援コメント
大きな主人公くんが小さな彼女に恋する物語。素敵です(*'▽')!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
体格差と、主人公の不器用な片思いを意識して書いたので、そこを好きって言ってもらえてすごく嬉しいです。
第1話 無気力な君。への応援コメント
すみません、以下に関しては大きなお世話だったら無視して頂いて問題ありません。
『先輩は、力は弱いけど、誰にでも頼られる強くて真っ直ぐだった。だけど驚くほど小さかったからだ。』
この文に違和感を抱いてしまったので……一度声に出して読んでみた方がいいかもしれません。
違和感に気が付けると思います。
あと文脈的な繋がりとして、軽い挨拶を交わしただけでは、力の弱さ、誰にでも頼られる所は見えないんじゃないかなと思ってしまいました。
『アピールのつもりで出した言葉は、全部空回りする。
それでも先輩は気づかない。いや、気づかないふりをしているのかもしれない。どちらにしても、俺の気持ちは届かない。』
率直に言って、空回りしているなら気が付かないと思います。
主人公の口下手や変なプライドが邪魔して素直にアピールできない切実さと言うよりも、伝わっていないことを自覚しているのに、届かないと考えている主人公に理不尽さを感じてしまいました。
言葉でも、態度でも上手く伝えられていない。
それを自覚した上で先輩は鈍感な人だからと言うのは少し違う気がしてしまいました。
あと細かいですが、「まあ、暇だから一緒に行くだけっすよ」への先輩の返答なら「そっか。じゃあ、これからも暇つぶし"で"付き合ってね」かなと思います。
言葉上暇つぶしで一緒に行っているのは主人公なので。
ただ「まあ、暇だから一緒に行くだけっすよ」が何に対しての返答なのかわからないので、一概には言えませんが……
第4話 不器用な君。への応援コメント
Xからきました!
切なくって胸がギュンっとなりました......(´;ω;`)伝えたいのに伝えられない、このもどかしい距離感!いつか女の子が外に出れて二人で仲良くお出かけしてほしいですヽ(*´∀`)
作者からの返信
ありがとうございます!!
伝えたい想いがあるのに、好きな人を想い伝えられないもどかしさ。
何日、何ヶ月、何年掛かろうが彼は離れず寄り添い。いつか彼女が彼と一緒に行く日が来るもしれませんね。
第3話 王子様な君。への応援コメント
この度は自主企画に参加ありがとうございました。
はじめまして、企画主の紫黄つなぐと申します。
タイトルやタグで気になりましてお邪魔させていただきました。
一人称で感情移入しやすく、テンポよくしかしそれぞれの想いに色や形があるようで、短いながらとても余韻を感じさせてくれる物語でした。またこちらにお邪魔したいと思います。
作者からの返信
こちらこそ、素敵な企画をありがとうございます。
感想をいただけてとても嬉しく、次への自信にもなります。
短い物語ではありますが、感情移入するなど楽しんでいただけたようで良かったです。
第2話 紅く染まる君。への応援コメント
恋がずっと届かない前提で努力してた恋なのが効いてました。だからこそ結婚式の「好きです」が、切ない。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
ずっと好きだったからこそ、伝えた瞬間に終わってしまうのが怖くて言えませんでした。
やっと伝えられた最初で最後の「好きです」は、想いを届ける言葉ではなく、諦めるための告白になりました。