南の友人飯島は、約束はなんでも守る男だ。
「明日、八時ジャストに来いよ」
と言われれば、
8:00、00秒に現れ、
別れ際「またね」と言われれば、相手が地球の裏側に行っていようが会いにいくようなやつだ。
下手に「指切り」なんてしてはいけない。万一約束を破ったら、何をされるかわかったものじゃない。
まあ、そんな飯島を友人に持って、お土産に、たい焼きを買ってきてくれと言ってしまったら……という話だ。
相変わらずセリフのセンスがキレッキレである。
同じような話は思いついても、志草先生のワードセンスがないと作品として昇華できないのであろう。
これは、1000文字程度のお題という縛りがあるから仕方がないのだが、
私は、もう少したい焼き屋さんの前で食い下がってみて欲しかった。
この先生が書いたら、それはそれは爆笑の渦が出来上がるに違いないから。
それでも
志草先生のセンスを「わからされる」のに十分です!
是非、
ご一読を!!
約束を守る男・飯島とそれを待つ南。
人気のたい焼き屋さんがオープンし、そこで飯島が待っていると彼のもとにまさかのトラブル発生!
家で待つ南。中々帰ってこない飯島。
飯島は果たして本当に大丈夫なのだろうか……
そして約束を守ってくれるのだろうか……
そして南の前に現れた飯島。
彼の手に握られていたものとは……
志草ねな様シリーズ作でも登場する飯島は普通ではないある意味「ヤバい奴」として通っています。そのバックグラウンドをお待ちの方でしたら一層楽しめる構成となっています。
約束を守る男と守られる男。
双方におけるコメディは今日も誰かの笑いを刺激することでしょう。
飯島。この名前が出た段階で、既に「災厄」は始まっていたと言えます。
飯島虎彦。彼はとにかく「ヤバい奴」である。「ツッコミどころのデパート」とでも言えるような、天然で色々と「やらかす」ことが常態化した男。
同じ作者さんの「簡易版こっくりさん」や「不幸の手糸氏」にも登場しており、そっちでも怪異やオカルトと関わった結果、「常識破りの行動」を取り続け、ろくでもない結果を起こすことに。
悪気があるわけじゃない。本人はあくまでも「今はこうするのが一番」みたいにその場その場で「最良」っぽいことを選択して行動する。
でも、基本はどうしようもない「アホ」なので、結果はとんでもないことに。
そんな彼が今回は「タイ焼き」を買ってくるという「おつかい」を始めることに。
「はじめてのおつかい」は小さい子供がやる分には微笑ましいけど、こいつに関しては嫌な予感しかしない……!!
果たして、彼が「タイ焼き」を買おうとした結果、何が起こったか。
その結末はそれぞれ本作を紐解いて見届けてたいだきたい。