時代も進化いたしました。
それこそ、お家の都合で親から紹介されるのを出会いと呼ぶ時代から、
手紙という文化ができ、
それが掲示板となって、やがてインターネットができてからはブログができてSNS。
今や世界中の人間と出会える時代にございます。
そして……
この時代では、ユニオ なるアプリが出てきました。
こちらは俗にいうマッチングアプリプラス、AIの補正という非常にリアルと申しますか……おそらくこれは現実にもいずれ出るんでしょうな。このてのアプリは。
そして、主人公が出会ったのは健太という、ずっとやりとりを続けている『唯一無二』の存在。
二人は毎夜、甘い会話を続けてらっしゃる……のだそうですが、
やはり完璧なシステムというものは難題付き纏うってんで、
アプリが突然終了してしまいます。
さて唯一無二と会えなくなってしまう主人公。一体どうするのか……
ところで、どうして『唯一無二』なのか!?
はたまた、なぜ完璧と思われたこのアプリは、運営方針を変更せざるをえなかったのか……!?
細部まで作り込まれた作品にございます。
……
ここから、ネタバレを含みますので読まれてない方は反転ください……
これ、私としては「その後」が気になるのですよ。
どっちなんだろう って 笑
健太は美咲にとって復讐の相手なのか、
はたまた、
ストックホルムシンドローム プラス 八百屋お七の方程式で、
健太に歪んだ恋心を持ってしまったのか。
私としては後者が面白いのですがまあ……前者なのかなあ。
そこを読み手が補完できるのも、小説の良いところではありますな。
ご一読を!!!
ただひとりとして“唯一無二”を見つけるためのマッチングアプリ《ユニヲ》――世界中で支持を集める中、主人公の美咲はこのアプリを通じて相手の健太ともうすぐ五年の節目を迎えようとしていた。
五年間やり取りを続ければ、実際に会うことも許されるという――「やっと、会える」――それが意味する本当の未来、鋭い方ならこのセリフがいかに強烈かがわかると思います。
恋愛やラブコメなど甘酸っぱく心が高揚するシーンはもちろん表現されているのですが、本作で真に語られるのはそのアナザーサイド。あっと驚く展開があなたを待っています。それをどのように受け止めるかはあなた次第です。
「唯一無二」の相手を見つけるというマッチングアプリ、ユニヲ。美咲は五年の間健太とやりとりを続けた。セキュリティ万全で個人情報を漏らすことのないユニヲだが、五年間一人の相手とやりとりを続ければ会えるようになるのだ。
しかし、ユニヲはサービス終了してしまうという……。果たして、美咲は健太に会えるのか?
世の中、時に個人の力ではどうしようもないことが起こる。
だが、ただ嘆くだけでなく、諦めずに行動することでそれを変えうるのだ。
そうして、ついに感動のラストが待っている……と安易に考えてはいけない。
この話、そんなに単純ではないのだ。
二人の身に何が起こるのか、真実はあなたが確かめてほしい。
“唯一無二”の存在に出会える、世界中で支持を集めるマッチングアプリ《ユニヲ》。
五年の年月をかけて関係を築けば、“唯一無二”の存在に会うことができる。
岡本美咲の“唯一無二”は「健太」という少年だった。十六歳から《ユニヲ》で対話を始め、関係を離れられないほど深め、五年の歳月が過ぎようとしていた。
しかし、突然、待っていた出会いを妨げる出来事が発生する。
どうしても会いたい二人は、行動を起こした。
二人は会うことができるのだろうか。
ショートショートの物語の中に閉じ込められた世界で《ユニヲ》とは、本当は何を目的として作られたアプリなのだろうか。
最後まで読んで結果を知ったら、もう一度読み返してください。
作者は最初から、その意味で書いているのです。
TikTok小説家とコラボ!【1分で読める創作小説】に挑戦しよう! というカクヨム文芸部企画のために作られたこの作品。1000文字程のショートショートなので、読者の心に響く物語というと難しいところだと思うのですが、この作品には見事にやられました。
ネタバレになってしまうため、詳細は作品をご覧いただきたいですが、あれ? この作品、ジャンルなんだっけと思わせるような緩急。読み終えて、あー楽しかったという気持ちになるのですが、一つ大きな謎が残されているように思いました。その謎を考え始めると、どうか自分の解釈が間違いでありますように…と祈らずにはいられませんでした。
文字数以上の面白さが詰まった、ショートショートのお手本といっても過言ではない作品です。おすすめします!