2 絶望

絶望は計り知れない。 

外部から、内部から。

臓器を深く抉られるような痛み。

指をパッと離したくなるような鋭い痛み。

痛みすら感じなくなる無の痛み。

多種多様で克服することはとても難しい。

自分で動き出しても、他人が動き出しても。

暗い列車のレール上で歩き続けるだけ。

顔は俯き。

表情は粘土が垂れるまま下へ。





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