favorite place 7-1
「お待たせ。帰ろっか」
まさきくんはフーと一呼吸し私たちを交互にちらっと見て言った。その一声で私達も歩き出す
私の隣に小春ちゃんがいてその隣にまさきくん
少しばかり名残惜しさもあるが、開放感も感じる不思議な感覚だ
電車の窓の外を眺めながら小さく揺られながらそんなことを考えていた
まさきくんと小春ちゃんが送ると言ってくれたが、わざわざ私の駅に2人が降りて送って貰うのも申し訳ないので断った。
夜道の空には小さい星がキラキラしていた。雲一つない夜空である
ふと今頃カラオケで過ごしているであろうアートサークルのみんなの様子が目に浮かんだ。きっと盛りあがっているであろう
他がふと疑問が浮上した。美月くんは歌うのだろうか。単純な疑問だ。洗礼された雰囲気の美月くんが熱唱している想像が全くつかない
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