ちょっと特殊なお悩み相談屋さん
らふ
第0話
プロローグ-始まり-
幼い頃、自宅のベットで眠ろうとした僕
その日は妙に寝付けが悪く、好奇心から自宅の探検をしていた。
ふと立ち鏡を見ると、
鏡がきらりと光り、不思議に思いながらも鏡に近づいた。
近づくにつれ、水面のように揺れている鏡を不思議に思い
ゆっくり、ゆっくりと、鏡に手を伸ばした。
触てみると手は、吸い込まれるように
鏡の中へと入ってしまった。
幼い僕は大変驚き恐怖さえ覚えた、しかし、
幼い頃というものは、良くも悪くも純粋だ。
恐怖心よりも、好奇心が溢れたのだから。
そして.....
誠也『 せーの!』
鏡の中に入ってしまった。
しかし、目の前の光景に落胆とした。
鏡の中はただ、鏡の外の光景と反対になっているだったのだから。
誠也『なーんだ、何もないや、』
また鏡を潜ろうとした時、声がした。
?『まさか!誠也君か?!』
振り返ると、2週間前に老衰で亡くなったはずの、祖父だった。
ただ、幼い頃だったので亡くなるというのは、分からなかった。
ただ、おじいちゃんが居なくなって、寂しかった。
誠也『おじいちゃんーー!』
祖父『なぜ誠也くんがいるんだ、まさか、』
誠也『えっとね、さっきね、鏡の中に入ったんだ、そしたらここに来れたの。』
祖父『どういう訳かは分からんが元気なんだな、良かった。』
祖父と他愛のない会話の後
鏡の中のことを、丁寧に説明してくれた。
まず、この世界は、死んだ人が一時的に集まる場所。
この世界の滞在期間が、49日。
49日経つと、天国へ行ったり、地獄に落ちたりする。
しかし、この世に恨みがあったり、死んだことに気づいていないものは、この鏡の世界に取り残される。
死んだことに気づいていない霊はあまり害はないが、恨みがある霊は現実世界に、害を及ぼす。
幼い僕に説明されても、何も分からなかったが…
祖父の顔は真剣そのものだった。
これが、おじいちゃんとの最後の会話だった。
そして.........
10年後
誠也『今日もお悩み相談室始めるか!』
亮太『そうだな!』
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