冒頭からシリアスな空気が物語を包む。絡み合い、されどすれ違う思春期の少女達の思惑。そして、中身を覗いてはならない『運命』――。これはもう、待ち受けるのは悲劇か、よくてメリーバッドエンドという雰囲気だ。だが、是非とも最後まで読み進めてほしい。貴方はきっと、魔女の誕生に祝福を送りたくなるだろう――。『それ』が正しいかどうかなんてものは、ナンセンスな話である。末永く、異端であれ!!!
冒頭において少女が危機に陥ったところから物語が始まり、この先も暗いのではないかと思わせます。しかし、うら若き少女たちは胸中に乙女心を抱えていて。乙女心も、苦さを隠し持っていますが、やっぱりフワフワで甘くて。少女は、残酷。少女は、純真。両方がそろってこそ、短い特別な時間を生きる女の子となります。作中にも、これから登場人物が少しずつ大人になっていく兆候が見えています。でも、今だけは、短い特別な時間の中に。ビターで、甘くて。少女たちの日常は苦さをトッピングしたお菓子のように。