スミヨシの創作談話
住吉スミヨシ
自分の作品が面白いのか確かめる方法
こんにちは、スミヨシです。
今年の7月からカクヨムで小説投稿を始めた新参者ですが、厚かましくも創作論に手を出します。論というか談話ですかね。
自分の小説も進めずに……。
動機ですか?
Xの相互作家さんたちが創作論でキャッキャッしてたので仲間に入れてもらおうと思ったからです。(呪怨のとしおのような視線)
というわけでこちら随時更新予定です。Xでも色々発信してます。いつでも遊びに来てください。
カクヨム歴は浅いですが、執筆歴自体は商業実績で計10年ほどあります。主にゲームのフレテキ、メイン・イベントシナリオ、キャラ設定等です。もしかしたら該当ゲームのイベントをやってくれてる方がいるかもしれません。そのテキスト書いたのオイラだよ〜!٩( 'ω' )و
さて表題です。
【自分の作品が面白いのか確かめる方法】
「自分の書いてる小説って面白いのかな?」と悩んでしまうことありませんか?特に長編作品。
私はめちゃくちゃあります。しかしこれ、書き始める前にあることをやっておくと多少緩和できるかもしれません。
それは「口頭で物語の見どころを端的に説明する」です。
以下直近のヒット作で例をだします。
◆鬼滅の刃
「鬼にされてしまった妹を人間に戻すために鬼殺隊士となって戦う少年の話。原因である鬼の頭領を探し出す中、色んな鬼と戦うんだけど鬼は全員、元人間なんだよね。王道バトルの中に織り交ぜられる人間ドラマが切ない」
◆呪術廻戦
「主人公が特級呪物・両面宿儺の指を飲むことで始まる、呪術バトル。体内に最恐最悪の宿儺を封じながら世の中に蔓延る呪霊を退治していくことになるの。色んな呪術師、呪霊との呪術バトルがめちゃかっこいい」
◆進撃の巨人
「人類を喰う巨人に囲まれた世界で、主人公が自由を求めて戦うダークファンタジー。主人公は巨人を駆逐することを目指しているけど、あるとき自身が巨人化してしまうんだよ。巨人とは何なのか?の伏線が凄まじい」
ヒットしている作品、短い説明の中にもちゃんとフックが出せる法則。
私がこれを強烈に意識したきっかけは「エクスペディション33」というゲームについて説明された時でした。
「今やってるゲームがめちゃくちゃ面白い」
「ほう、どんなゲームなの?」
「なんか海上に超デカい女がおって。その女が年イチで超デカい岩に数字を書くの。99から始まってカウントダウンする感じで書いていく」
「ふむふむ」
「その世界では同じ年齢の人間が一斉に煙のように消える事件が起きてたんだけど。あるとき人類が気付く。女の書いてる数字の年齢の人間が消えてる……って」
「それで?(ちょっと前のめりになる)」
「そっから該当年齢の人間を集めた討伐隊が結成されて、数字が更新される前にその女を討伐しようってなった。でも毎年失敗する。そして、ついにプレイヤーの第33遠征隊の順番になってゲームスタート」
「なるほどね」
正直痺れました。あらすじが強すぎる…。絶対ドラマ性高いやつやん。
プレイヤーの目的も明瞭。作り手じゃなくても説明しやすいストーリー。
そしてこのゲーム、実際発売から33日間で全世界累計販売本数330万本を突破してます。
で、自分の小説の見どころを同じように説明しようとしたんですが、うまくできなかったんですね。設定がややこしすぎてw
(しかも見どころまでが遠い)
これができないと面白い作品ではない、ということではなく自分が「この物語の見どころはここ!」と理解して書けていないということです。
実際に私は書いてる途中でめちゃくちゃ迷子になりました。
1️⃣口頭で端的にその小説のフックとなる箇所を説明できる(メモを使うのはOK)
2️⃣3人〜5人ほどに話してリアクションを見る。
なぜ口頭でかというと、相手のダイレクトな反応が見られるからです。文章だとなんとなく上辺の感想を考えることが出来てしまう。
これで好反応が多い場合、その作品は面白いです。ランキングに入るポテンシャルは確実にあります。是非、ご自身の作品で試してみてください。
また他作品の見どころを意識しながら漫画や小説を読めるようになると、レビューがかなりうまく書けるようになると思います。
みなさまのご意見・ご感想もお待ちしております。
次回は【面白いのに離脱してしまう理由を考える】です。
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ではまた!
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