第一話 新学期

春休みが明け、俺は学校に登校していた。

今日から新学期。体育祭や文化祭などがあるが、自分が一番気になっているもの、それは...後輩である!!

陸上部に入ってくれるのが一番いいが、マネージャーでもいい!

とにかく陸上部は部員が少ないのだ。

今は男子4人、女子5人、マネージャー1人で活動している。ちなみにみんなやる気がほぼない。そのせいで顧問もやる気がないし無断欠席OKという欠陥部活である。

「これだけ楽なら誰かしら入ってくれるだろう」という淡い希望を持って入学式会場である体育館に向かうのだった。


入学式が無事終わり今は教室で委員会決めの最中である。まあ委員会に入る気がないから俺には無縁の存在なのだ。


学校が終わり放課後になった。今日は入学式ということもあり、部活は休みである。

 優「いっつも休みみたいなものなのに休みにする必要あんのかよ...」

とか呟きつつ家に帰った。


 優「ただいま」

言ってみるも返事はない。当たり前だ。両親は外資系の仕事をしており、現在はロシアに長期出張に行っている。

まあ生活費は余るほどもらっているし学費も払ってもらっているため別に不自由はない。

この日は新学期から謎に出ていた宿題と少し投資の勉強をして夜ご飯を食べ寝ることにした。まあ明日も朝から学校だし、てか部活紹介の文章考えとかないとな...

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