第2話 清四郎と小夜への応援コメント
狂愛の兄はともかく、清四郎と小夜は他の者には分からないほど深いところまで静かに繋がっていたようで、小夜はもっともよい相手と夫婦になれていたのではないでしょうか。
三島由紀夫も妹を十七歳で亡くしているのでしたね。もし妹が生きていたら、最愛の妹、そして最愛の女(女性という性の全体としての女)として、三島由紀夫のなかでかなり特別な位置を得ていたことでしょうね。
作者からの返信
最初は与一の密やかな思いだけを書こうと思っていたのですが、清四郎の冷たさを悲しみの裏返し……という風にしてみました。
後編はちょっとわざとらしい台詞になりましたが、素直に話し合える夫婦であったことは若くして逝く小夜にとっては良かったかなと思います。
妹の喪失は、三島にとってかなりのダメージで、人生の暗黒期だったそうです。
第2話 清四郎と小夜への応援コメント
こんにちは。
胸を抉られるようなお話でしたね。
ときに男は(女は、かもしれませんが)手前勝手な理想像や神性を相手の中に求めてしまいがちです。またそれを美しいままにピン留めして標本遊びをしようとする心理も潜在的に持っているのかもしれません。
鏡映しの与一と清四郎、あるいは小夜。
いちばん救いがないのは誰なんだろうと考えています。
ありがとうございました。
作者からの返信
いつもお読みいただき、ありがとうございます✨
着想は、三島由紀夫が妹を亡くしたときのイメージでして。
三島の妹は実の妹ですが、三島は祖母に一人引きはなされて育てられたんで、妹と再会したのが中学くらいの時だったのです。
二人は気が合い、三島のよき理解者、支援者でしたが、十七歳で急逝します。
最初は与一だけの話でしたが、あとから清四郎と小夜もつけました。
小夜は短い人生なりに、本当の自分の声を聞いてくれた清四郎がいて幸せだったかなと。
生き残った男二人は……ガンバレ!w
第2話 清四郎と小夜への応援コメント
2人の視点が描かれているところがいいなと思いました。
与一は清四郎を申し分ない男だと認めつつ、小夜を奪っていった存在という意識も捨てきれていないような気がします。小夜が病にかかったのも、それを治せないのも清四郎のせいではないのに、つい怒りの矛先を向けてしまう。他にぶつける相手がいないから。
一方で清四郎にも彼なりの愛がある。2人は小夜を強く想うからこそすれ違ってしまったのかもしれません。
素晴らしい作品をありがとうございます!
執筆お疲れ様でした!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
私はなぜか、女を失う男を書きがちなんですよねw
与一は小夜を標本にされたと思いますが、それは与一の願望なんです。
だから清四郎も、と勘違いします。
妹への抑圧した想いをどうしたらいいかわからない。
清四郎は周りが思うよりずっと優しい奴で、二人は波長が合い、幸せだったにも関わらず……。
救えなかった悲しみの行き場がない。
一番悲しい二人なのに、分かち合えない苦しみです。
禁断の愛に挑戦してみましたw
また三島愛が溢れて書いたらご連絡しますねwww
第2話 清四郎と小夜への応援コメント
コメント失礼いたします。
読ませていただき、胸の奥がじわりと熱くなりました。千織さんの筆は、言葉をひとつひとつ丁寧に紡ぐことで、小夜という存在の儚さと、吾妻与一の内面に潜む痛みをまざまざと描き出しています。花や庭の描写から日常の温もりを感じさせつつも、命の限りや感情の奔流が静かに、しかし確実に迫ってくるそのリズムは、まるで夜明け前の薄明の空気を吸い込むよう。
特に印象的だったのは、小夜の箏を弾く描写です。滑らかで凛とした指先の動き、その響きの中に彼女の本当の自己が立ち上がる瞬間。文章全体に漂う静謐さと、命の儚さとの対比が、胸を深く揺さぶります。花束のやり取りや川へ流す描写も、象徴的でありながらも、感情の直接的な表現になっていて、苦悩や愛情が濃密に伝わってきます。
物語の一つひとつの瞬間が丁寧に積み重なって、情感の渦に巻き込むその筆致は、本当にお見事で。
悲しみと愛情、後悔と慈しみが交錯するこの世界に、惹き込まれました。
最後になりましたが、自主企画へのご参加まことにありがとうございます。
作者からの返信
早速のコメントありがとうございました!
戦後あたりのイメージで書いたのでちょっと古めかしく、だからといって時代を感じさせる描写がないので雰囲気で無理矢理押してますね💦
花も、具体的な名前を少し挙げるだけでも違うのに、そしたら地域や季節を設定しなくては……と考えると億劫になり、とりあえず書きたいところだけ書いた次第です。
人形のように美しい小夜を花と思っていた与一。
小夜の箏の音色を聞いていながら、小夜の人間らしさに触れられなかった清四郎。
重なっているようで重なっていなくて、生きている人間同士はわかり合えないし……と、いっつもこんなのを書いてますw
こんなんですが、今後ともよろしくお願いします!
第1話 吾妻与一と小夜への応援コメント
【刺さったところ】
「彼女の笑顔は、見てみぬふりをし続けた末路だったんですよ!」
優しさだと思っていた距離や配慮が、実は見ない選択だったと突きつけられる一言だと思いました。
愛していたはずなのに、誰も本当に小夜を見ていなかったという残酷な真実がここで露出するところだからです!
凄いです!
ありがとうございました
作者からの返信
コメントありがとうございます!
兄妹愛からの小夜の居場所の無さを書いてみました。
清四郎とも違った未来があったのでしょうが、なんせ短命だったので。。。