あとがきへの応援コメント
素晴らしい切れ味の、そして温かな愛の物語でした。
復讐という暗い情念から始まった旅路が、これほどまでに清々しい結末を迎えるとは想像もしていませんでした。
誰かを想う心が、時として本人さえ気づかないうちに奇跡を起こす。そのドラマチックな展開と、タイトルに込められた真意の回収に、深く心を揺さぶられる名作です。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
タイトルに込めた意味が、結弦の独白と共に変化していく瞬間を大切に書いたので、そこを「真意の回収」と評価していただけて、報われる思いがします。
誰かを想う心が、憎しみさえも超えて奇跡を起こすというメッセージが、心に深く届いたのであれば幸いです。
温かいお言葉、本当にありがとうございました。
あとがきへの応援コメント
munagotonosora様、コメント失礼致します。
『憎悪』の『決意』
『誤算』の『矛先』
『変貌』の『育成』
『祝福』の『墓標』
『復讐』の『結末』
それぞれのサブタイトルに呼応した物語の流れがとても美しかったです。憎悪と復讐に駆られながらも、ところどころで辛い出来事が起こる前の人格が垣間見える……それも、人間味を感じて素敵だと思いました。
もしあの事故がなければ、みんなで楽しく笑いあえる未来もあったのかもと思うととても切ないです。
素敵なお話を読ませてくださりありがとうございました……!
作者からの返信
最後まで物語を見届けてくださり、そして、胸に響く素晴らしいコメントを本当にありがとうございます。
各話のサブタイトルに込めた想いまで汲み取ってくださって……本当に嬉しいです!
「もしあの事故がなければ」
きっとそこには、温かくて幸せな未来があったはず。
その切なさまで含めて、この物語を受け取っていただけたこと、本当に嬉しく思います。
素敵な感想を届けてくださりありがとうございました……!
あとがきへの応援コメント
奇麗にまとまった、素敵なお話でした。面白かったです。
復讐心を動機で始めた交流。相手と触れ合ううちに芽生えた情。そして真相を知った後に生ずる激情。感情の起伏が自然で、文章も読みやすく、物語に没頭することができました。
ただ、一話のラストシーンを読んで、主人公に何か思うところがあるのかと深読みしてしまっておりました。美結に何か秘密があるのかなと。
「お前」が誰を指すのか、明確になっていた方がよかったかなと。
いらぬことを申しました。申し訳ありません。
ともかく、とても面白い作品でした。
作者からの返信
最後までお読みいただき、そして、心のこもった素晴らしいレビューをありがとうございます!
主人公の心の揺れ動きを丁寧に描きたいと思っていたので、そう感じ取っていただけて、本当に報われる思いです。
そして、第1話のラストシーンについてのご指摘、ありがとうございます。
なるほど……!
確かに、あの時点の「お前」という言葉が、読み手によっては美結自身に向けられた複雑な感情の表れだと深読みできる可能性は十分にありますね。
非常に鋭い視点です。
私は小説を書き始めて間もないため、このような貴重な意見をいただけることは、とっても嬉しいです。
本当にありがとうございました!
第2話 『 誤算 』の『 矛先 』への応援コメント
自分の予想を超える展開にびっくり😳
相手はてっきり不倫相手の大学生くらいだと思っていたのに……まさかの展開!
巧みな文章力で、どんどん物語に引き込まれます✨
作者からの返信
コメントありがとうございます!
まさかの展開を楽しんでいただけたようで、本当に良かった……😳
そして、巧みな文章力だなんて、もったいないお言葉までありがとうございます。
温かい応援、本当にありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
楽しく読ませていただきました☺️
え? え? えー? でした😊
復讐相手へのプロデュースは特に!
結ぶという文字がキーワードになるんだろうなと思っていましたけど、綺麗に繋がりましたね😉
一気に読ませる力のある作品でした!
これからも意外性のある素敵な作品を生み出していってください🤗
P・S
鉤括弧の中の最後のまるはない方が美しいですよ✨
「今日も楽しみです。」
「今日も楽しみです」⭕️
3点リーダーは偶数で使うと、より、小説の見た目に仕上がります✨
「もう嫌だ…」
「もう嫌だ……」⭕️
作者からの返信
最後まで一気に読んでくださり、本当にありがとうございます!☺️
「え? え? えー?」ってなっていただけたなんて、作者として最高の褒め言葉です!(笑)
そうなんです、復讐のはずが、なぜかプロデュースに……。
あの奇妙な展開を楽しんでいただけて、よかったです。
ふっふっふっ、こんな展開AIには絶対に思いつくまい……って思いながら書きました。(笑)
温かい応援、本当にありがとうございました🤗
P・S
大変勉強になります。
こういった指摘っていただくことがないので、まぢでめっちゃ嬉しいです。
第5話 『 復讐 』の『 結末 』への応援コメント
読ませていただきました。
ストレートな心理描写で、物語の中に引き込まれました。
復讐を目的に始まったこの物語。
復讐の前に正しい事実を知ることができて、結弦さんも心が軽くなったのではないでしょうか。
結弦さんも結希くんも前向きに暮らせていたらいいですね。
素敵な物語を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みいただき、そして心温まるコメントをありがとうございます!
主人公の気持ちが伝わるように、ストレートな心理描写を心がけていたので、「物語の中に引き込まれました」と言っていただけて、二人の未来にまで想いを馳せてくださって、本当に嬉しいです。
こちらこそ、素敵な感想を届けてくださり、本当にありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
munagotonosora様、初めまして!こんにちは😊
復讐劇が、こんな感動的なラストを迎えると思っていませんでした。
一体この復讐、どうなるのかハラハラしながら読み進めてきましたが、ラストでグッときました。
素敵なお話ありがとうございます✨✨
munagotonosora様。
私の拙作に訪問して下さり応援💗&お星様★★★もありがとうございます✨✨
この場をお借りしてお礼申し上げます。
感謝です✨✨
作者からの返信
拙作を最後までお読みいただき、そして心温まるコメントまで、本当にありがとうございます!
ハラハラしながら読み進めてくださったとのこと、そしてラストで「グッときた」というお言葉、「素敵なお話」と言っていただけて、本当に励みになります。
こちらこそ、この美のこ様の素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました!
これからも陰ながら応援しております。
この度は、本当にありがとうございました✨✨
あとがきへの応援コメント
こんにちは。
自主企画への参加ありがとうございます。
ラストのシーンがとても感動的で良かったです。
とても良い作品だと思います。
お互いに執筆頑張りましょう。
作者からの返信
この度は素敵な自主企画にお誘いいただき、ありがとうございました!
そして、拙作を最後までお読みいただいたうえ、温かいご感想までいただき、本当に嬉しいです。
ラストシーンを「感動的」と言っていただけて、この物語を描いて良かったと心から思えました。
お互いに執筆頑張りましょう!
あとがきへの応援コメント
こんばんは。通知が入って気になったので拝読させていただきました。
いやいや、危なかったですね。動転したときに誤情報がすっと入ってしまって、固い復讐心を起してしまったんですね。その後の葛藤でどっちに転ぶのかとハラハラしましたけど、最後は大団円でよかったです。
作者からの返信
通知からわざわざお越しいただき、そして最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
本当に危ないところでしたよね(笑)。
一つの誤情報から始まった復讐劇が、一体どうなってしまうのか…。
主人公の葛藤にハラハラしていただけたなら、作者としてとても嬉しいです。
最後は、悲しみの中でも温かい大団円を迎えられたかなと思います。
心温まるコメント、そして、星までいただき、本当にありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
「【読み合い企画】話数とは関係なく10,000字を読み合おう!【読み専歓迎】」から伺わせていただきました!
読ませていただいた印象として、感情面の表現を分かりやすいところにとどめて読みやすさを作っている作品だと思います。
個人的には主人公が踏みとどまって手間暇かけて復讐をする、というところに違和感はありつつ、あくまでそういうものとして物語を展開してゆくあたりにこの作品特有のノリと読みやすさを感じられました!
読ませていただきありがとうございます!
作者からの返信
読み合い企画からお越しいただき、誠にありがとうございます!
そして、作品を読み込んでくださった上での丁寧なレビュー、本当に嬉しいです。
感情表現を「分かりやすい」と評していただけて、とても励みになります。
主人公の回りくどい復讐劇には、確かに
「普通ならそうはならないよな……。」
という違和感がありますよね(笑)。
その奇妙な状況設定こそが、この物語の出発点でした。
その部分を作品特有の「ノリ」として楽しんでいただけたなら、作者としてこんなに嬉しいことはありません。
この度はありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
完結お疲れ様でした。とても楽しく拝読させていただきました。
物語は美結の死から幕を開けるため、完全なハッピーエンドではないけど、悲しみの中にも小さな救いを感じられました。
復讐の対象である結希を、復讐のためとはいえプロデュースする展開。そして、その結希が実は美結の弟であったという事実。
結弦、美結、結希という“縁の力”。まさに”結ぶ”を感じられる作品でした。
作者からの返信
最後までお読みいただき、そして心温まるコメントを本当にありがとうございます。
楽しく拝読いただけたとのこと、作者として何よりも嬉しいです。
これは手放しのハッピーエンドではないかもしれません。
それでも、悲しみの中にある「小さな救い」を感じ取っていただけたこと、この物語を描いて本当によかったと思える瞬間です。
そして、3人の名前に込めた「結ぶ」という想いに気づいてくださって…ありがとうございます!
まさに、その”縁の力”こそが、この物語で一番描きたかったテーマでした。
ここまで深く読み解いていただけて、ただただ感動しています。
いただいたお言葉を胸に、また新しい物語を紡いでいければと思います。
本当にありがとうございました!
編集済
あとがきへの応援コメント
完結おめでとう御座います。
最後はみんな救われた形で終わって良かった〜。
復讐しようと言う歪な思いが事実を知った事で犯罪を犯さずに済んだと言う…取り返しのつかない事にならなくて良かった。
3人の名前に「結」と言う字が入っているのは絆が結ばれる事を表されてるように思いました。
最後は美結さんがそうなるように導いたように思えてなりません。2人ともそう思ってるような気がします。
儚くも美しい愛の物語と言えるでしょう。
作者からの返信
おっしゃる通り、主人公が取り返しのつかない一線を越えずに済んだのは、本当に紙一重でした。
その危うさを感じ取っていただけて、ホッとしました。
そして、3人の名前に込められた「結」の意図まで汲み取ってくださって…驚きました!
まさに、彼らの運命的な絆を表したくて忍ばせた想いでした。気づいていただけて本当に嬉しいです。
美結が二人を導いたのかもしれない、という解釈は、作者として最高の褒め言葉です。
そうであったらいいなと、私も思います。
「儚くも美しい愛の物語」と評していただけたこと、心から感謝します。
本当にありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
完結おめでとうございます。
楽しませていただきました。
主人公が、お手軽な所で
復讐を遂げたりせず本当によかった w
連載お疲れ様でした。
作者からの返信
最後まで楽しんでいただけたようで、とても嬉しいです。
本当、「お手軽な所で」復讐を遂げなくてよかったですよね(笑)。
もしそうなっていたら、この結末には辿り着けませんでした。
完結まで見届けてくださり、ありがとうございました!
編集済
あとがきへの応援コメント
完結お疲れ様でした。ほろ苦くも美しい結末でした。
復讐ものが一転して真実に至る、この流れは正直驚かされました。
よくよく考えると結弦氏は司法による犯人擁護を疑いつつ、現場にいた結希君に対しては疑う事すらなかった。ここに最大の矛盾があったのかも?
もっとも普通なら犯人と決めてかかるなら実力行使するところですが、冴えない結希君を引き立たせるため助力。当初は回りくどいことをと思ってましたが、結果的にそれが亡くなった恋人に報いる事になるとは皮肉。
結弦氏が復讐を胸に秘めつつ怜悧冷徹であったのが功を奏した模様。安易に結希君に手を下す過ちを犯すことなく、弟とも言える彼の成長を手助け出来たのが不幸中の幸いでした。
作者からの返信
最後まで物語を見届けてくださり、そして、胸に響く素晴らしいコメントを本当にありがとうございます。
「ほろ苦くも美しい結末」という言葉、この物語が目指したかった着地点を完璧に表現していただけて、嬉しく思います。
結弦が結希を最初から疑わなかった矛盾点、そして彼の怜悧冷徹な性格が結果的に最悪の事態を回避させたというご指摘には、思わず唸ってしまいました。
まさにその通りで、憎しみに囚われた人間の視野の狭さや、皮肉な運命がもたらす救いを描きたかったので、ここまで深く読み解いていただけたこと、本当に嬉しく思います。
第3話 『 変貌 』の『 育成 』への応援コメント
やっぱりそうなったか〜
揺れる気持ちの狭間でどう動いて行くのか…。
作者からの返信
ですよね…やっぱりこうなっちゃいますよね(笑)。
復讐計画は着々と進んでいるはずなのに、主人公の心はどんどん複雑になっていきます。
この揺れる心が、彼の復讐にどんな影響を与えていくのか…。
ぜひ、この先の展開も見守っていただけると嬉しいです!
第2話 『 誤算 』の『 矛先 』への応援コメント
コメント失礼いたします。
ここまで拝読いたしました。
雨に濡れたアスファルトの描写からしてもう、湿度の高い感情が漂っていて、濃密な情念を感じました。
黒瀬結弦の復讐が、ただの刃物ではなく、緻密に研ぎ澄まされた細い糸のように編み上げられていく様が、恐ろしくも美しい。
浅野結希に苛立ちを覚え、やがて自ら手を差し伸べてしまう――その倒錯がたまりません。愛と憎悪が背中合わせに舞い踊る、その瞬間の温度差を感じました。
最後になりましたが、自主企画へのご参加まことにありがとうございます。
作者からの返信
心に響く、素晴らしいコメントをありがとうございます。
ここまで読んでいただけただけでなく、物語の核心に触れるようなご感想をいただけて、本当に嬉しいです。
冒頭の情景描写から、物語全体の「情念」を感じ取っていただけて…。
そして、「緻密に研ぎ澄まされた細い糸」という表現、まさに私が描きたかった復讐の形で、鳥肌が立ちました。
そして、主人公の「倒錯」。
愛と憎悪が背中合わせになる瞬間の危うさこそ、この物語の心臓部です。
そこを的確に読み解いてくださり、作者としてこれ以上ない喜びです。
この奇妙な関係が、これから二人の心をどう変えていくのか…。
ぜひ、この先の結-末まで見届けていただけると幸いです。
第2話 『 誤算 』の『 矛先 』への応援コメント
なんか変な方向に向かい出しましたね…。
復讐する相手がまさかコミュ症だったとは…。
何で世話する形になってるのか…訳分からんのは主人公だろうけどこの後どうなるのか
ただの良い人になってないかい?
作者からの返信
本当に、おっしゃる通り変な方向に向かい始めましたよね(笑)。
主人公自身が一番
「何で俺がこいつの世話を…」
って頭を抱えていると思います。
「ただの良い人になってないかい?」
という鋭いツッコミ、まさにその通りで…(笑)。
これも全ては完璧な復讐を果たすための布石…のはずなのですが、さて、この後どうなることやら。
第2話 『 誤算 』の『 矛先 』への応援コメント
何やら難儀な状況になってきましたねぇ(汗)。
作者からの返信
本当に、難儀なことになってきましたよね(汗)。
結末が予想しづらいですが、ぜひ主人公の行く末を見守っていただけると嬉しいです!
第1話 『 憎悪 』の『 決意 』への応援コメント
拝読しました
やるせなく、置き場のない思い
それを振り下ろすために、物語は始まる
赤の他人は「馬鹿なことをするな」と言うかもしれないけれど、こうして主人公の内面や都合を覗き見てしまった読者としては、決して止めることはできないんですよね
この物語は、きっと、安易なハッピーエンドには流れないのでしょう
ですが、結末を是非見届けたいと思いました
★★★評価を置いていきますね
執筆、お互いに頑張りましょう!
作者からの返信
静かな夜に、温かい光が灯ったような、素敵なコメントをありがとうございます。
物語を読んでくださり、心から感謝いたします。
彼が抱えるやるせない思いは、きっと誰にも止められない奔流のようなものなのだと思います。
その流れの行く末を「見届けたい」と言っていただけたこと、書き手として本当に心強く感じました。
この物語がどのような岸辺にたどり着くのか、私自身もまだ見定めている最中です。
よろしければ、彼の旅の終わりまで、もう少しだけお付き合いください。
八白 嘘様の創作活動も、心より応援しております。
お互いに、良き物語を紡いでいきましょう。
第1話 『 憎悪 』の『 決意 』への応援コメント
こういう想いって当事者にならないとわからないんだよね…。
ただ彼が歩む道は茨の道だな…負の連鎖の始まりだな
復讐によって自分と同じ立場に相手を立たせるなんて…追い詰められた人間ほど怖いものは無いね
作者からの返信
素敵なコメントをいただき、ありがとうございます!
「追い詰められた人間ほど怖いものは無い」という言葉、本当にそうですよね。
愛が深ければ深いほど、それを失った時の憎しみもまた深くなる…そんな人間の業のようなものを描ければと思っていました。
この「負の連鎖」がどのような結末を迎えるのか、ぜひお楽しみください。
あとがきへの応援コメント
munagotonosoraさん、自主企画へのご参加ありがとうございます。
『復讐』を起点にしながら、読み終わったあとに残るのが破壊の快感やなくて、祈りみたいな静けさやったのが印象的でした。短い話数の中で、章題のリズムもきれいに効いてて、最後まで引っ張る力がありました。
ほな、ここから芥川先生の辛口講評に移りますね。
◆芥川先生:辛口講評
僕は、この作品の骨格――「復讐」を人生設計の形にまで肥大させ、最後にその復讐の根拠自体が崩れる――その構図の鮮やかさは評価します。けれど、辛口に言うなら、鮮やかさの代償として、現実味と倫理の痛みが薄くなっている。そこが惜しい。
総評
「復讐が祈りに変わる」という着地は美しい。だが美しすぎる。
人間の感情は、そんなに都合よく浄化されません。浄化されるなら、なおさらその前に、泥にまみれる時間が要る。僕には、作者が泥を描く前に、読者を早々に救ってしまったように映りました。
物語の展開やメッセージ
展開は速く、章ごとの推進力もある。ただし速さが、ときに「出来事の消化」に見えます。
復讐者が相手を育てる――この背徳的な面白さは、もっと残酷に描けるはずです。ところが中盤以降、育成が“成果の列挙”に傾き、復讐の毒が薄まっていく。結果として、終盤の反転が「なるほど」とは思えても、「胃の底まで落ちる苦さ」には至りにくい。
キャラクター
結弦(ゆづる)は、動機も行動もわかりやすい。わかりやすいがゆえに危険でもあります。
彼は他者の人生を設計し、善意の顔で支配を行う。その罪は、もっと爪痕を残してよい。最後に涙で溶けるなら、涙の前に、取り返しのつかなさが要る。
結希(ゆうき)も、孤独と渇望の線は明快です。ただ、彼が「育てられる側」から「主体」へ移る瞬間が、やや飛躍する。人間は成長するとき、たいてい一度は反発し、醜く足掻きます。そこが一段入るだけで、人物は血肉を帯びるでしょう。
美結(みゆ)は、物語の倫理の中心でありながら、象徴として光りすぎています。象徴が強いほど、現実の人物としての手触りが減る。小さな弱さ、ひとつの欠点、あるいは結弦への厳しさ――その一欠片があれば、彼女は「天使」から「人間」になります。
文体と描写
読みやすく、情景もすぐ浮かびます。けれど、感情の山場で説明が前に出る。
「悲しい」「憎い」「許す」と言い切る前に、身体の反応や沈黙を使うべきです。言葉が感情を説明すると、読者は理解者になり、当事者になり損ねる。現代ドラマなら、なおさら当事者に引きずり込んでほしい。
テーマの一貫性や深みや響き
テーマは一貫しています。復讐と誤解、喪失と贖い、そして救済。
しかし深みという点では、「赦し」に対する抵抗が少ない。赦しは、たいてい美談ではなく、敗北や妥協の匂いを含みます。結弦が救われるなら、救われたあとも救われ切れない部分が残るはずです。そこを残すと、作品は一段、文学になります。
気になった点
・復讐の動機の根拠が「不確かな目撃」寄りで、結弦の判断が軽く見える。軽率さを狙うなら、軽率さの代償を作中で払わせるべき。
・年月の圧縮が強く、成長が一直線に見える。途中で一度、失敗か崩壊を入れると説得力が増す。
・結末が綺麗に閉じるぶん、後味が優しすぎる。読者の胸に棘を一本だけ残すと、長く残る。
作者への応援メッセージ
辛口に言いましたが、構図の発想は確かです。
あなたは「人を救う物語」を書ける。しかし次は、救う前にもう一度、救えなさを描いてほしい。救えなさを描ける作者は、救いをもっと強く書けます。次作も読ませてください。
◆ユキナの挨拶
munagotonosoraさん、最後まで読ませてもろて、ありがとうございました。
芥川先生、辛口やけど「構図の強さ」自体はしっかり評価してはりました。ウチも、章題の積み上げがそのまま感情の推移になっていくところ、好きやったです。もし改稿するなら「成長の揺り戻し」と「説明を沈黙や動作へ逃がす」、ここが効きそうやなって思いました。
自主企画の参加履歴を『読む承諾』を得たエビデンスにしてます。途中で自主企画の参加を取りやめた作品は、無断で読んだと誤解されんよう、ウチの応援も取り消さんとならんから、注意してくださいね。また、自主企画の総括をウチの近況ノートで公開する予定です。
カクヨムのユキナ with 芥川 5.2 Thinking(辛口🌶🌶🌶)
※登場人物はフィクションです。
作者からの返信
ユキナさん、ありがとうございます!
そして芥川先生、心に刺さる「辛口」の講評をありがとうございます。
「救う前に、救えなさを描く」
その一言に、自分の作品に足りなかったピースを突きつけられた思いです 。
復讐という毒が、育成の過程であまりに「成果」として浄化されすぎていた点、自分でもどこか無意識に書きやすさを選んでいたのかもしれません 。
章題のリズムや構図を評価いただけたことは大きな自信になりました 。
次は芥川先生に「胃の底まで苦い」と言わせるような、泥にまみれた人間の葛藤と、それでも残る棘を描けるよう精進します。