自分が一番かわいいと思ってらっしゃる、自意識過剰なうさぎちゃんは、かわいらしい女の子のいるお家へ家族として迎え入れられました。
まあ、ここまではいいんですよ。
でも、このご家庭、ちょっとずれてるというか、なかなか独特というか……ぶりっ子うさぎさんの幸せラブリーデイズを見事に外すような、絶妙なはっちゃけ具合を見せつけていらっしゃるのですよね。
とりあえずうさぎさんの尊厳破壊になるから、猫耳はやめてあげよう、な?
犬・猫に並ぶ人気ペットである「うさぎ」、そのちょっと憎たらしいほどのかわいさを感じられる、ユニークな作品です。
うさぎを飼っている方もそうでない方も、是非とも読んでみてください。
ある家族の元へやってきたうさぎの視点で描かれる心情描写主体の日常劇。
楽天的でちょっぴり自信家なことが伺える、うさぎの心の声の可愛らしさ。うさぎの眼に映る世界と実際に起こるできごととで起こるギャップが魅力的です。
うさぎの習性のひとつとしてスタンピングという足をダンと地面に打ちつける行為があります。コミュニケーションや仲間に危険を知らせるために使われるようですが、本作のうさぎさんは自分が家族の頂点であることに自覚がバリバリなので!
時には、危険を知らせるような頼もしい一面もあり、時には、天狗になって空回りする一面もあり。きっと頼もしくも愛らしい生活が家族たちには待っているのだと思います。
特に冒頭の名前を呼ばれるところの話が好きでした。一発でうさぎの基本的な性格と可愛らしい姿が想像できる好きなエピソードです!
素晴らしい作品をありがとうございました。