この距離に名前を付ければ俺たちは死ぬ。

とひわ

【短編】

《──五月──》


 太陽が地面に振り下ろす光線の針。今日は一段と細く多く、それは尖っていて、板張りの硬派な机の上っ面にぶつかった眩しさがたった二つしかない目に容赦無く突き刺さってきた。風が掬って持ち込んでくる少々の潮臭さはもうカーテンに染み付き始めているようで、脳裏に描く海の色も鮮明。初夏の爽快さがしつこい感じ。全身が五月に浸っていた。

花奏かなで〜……溶けんなー」

「死にそう」

桜も散って間も無いはずが、花見の記憶はもう何処いずこへか。今にも蝉の声に糾弾されてしまいそうな気さえする怠けた季節の隙間で、時間だって夕方のくせに昼みたいに朗々な顔をして見せる。向かい合わせに座る二人の制服のシャツも、白か生成りか。曖昧な全ては、同じく曖昧な一七という齢の談笑においてはどうでもいいようだった。

「これで五月は嘘やん」

「やけん上脱げって言いよんやっか」

「嫌やて」

「俺しか居らんたい」

猛暑とはとても呼ばれない、倦怠感を孕んだ太陽のからっ照らし。じめじめと身体を蝕む湿り気の夏を思えばまだ、風通りの良い今の暑さはずっと優しかった。どの季節でも鳴いていそうな虫の声。珍しくもない藍い鳥。生まれてから何十年だのと祝われても嬉しくはなさそうな茶けた校舎の、窓際の席。退屈と平和は角度の違う物差しだと解ってはいても、彼等の若さがいつもそのことを忘れさせた。

 今日も今日とて初夏という短過ぎる季節に甘える二つの背中に小さな汗染み。冷房も止められた放課後の教室によく聴こえるのは、草陰のクスクスというさざめきだ。

「五月ってさ、秋っぽくね?」

「はぁ?」

突っ伏していた身体がようやく少し起きて言った。HRが終わってからこの机に切り出された三つ目の話題としては相応しく取るに足らないものだった。微睡か、首筋でくすぶる汗の不快さか、力の入らない目で見上げる花奏の問いに対して律儀に顰めっ面をして見せるばりは、どうやら五秒程の真面目な思案の末に返す言葉を見付けたらしかった。

「分からんわ」

「分からんか」

それはきっと「退屈」な答えだった。しかし花奏は酷く満足そうに笑い、やっと今度は机上に預けていた腕を下ろして座り直す。古びた椅子の脚がキシキシと鳴いてももっと大きな声と呼吸が、教室の埃臭さを蹴飛ばしていく。

「行こうで」

声がカーテンのはためきに巻き込まれる程の風が一つ吹く。それも気にせず、急に立ち上がった花奏は鞄を気怠い手付きでさらい上げて肩に掛けた。剥き出しに反った彼の手首の、青い筋。細い血管が、まだ日に焼ける前の五月に白浮きした肌に膨らんでいる。その絡まる線たちが目に留まったが、砉は、一瞬の感情に触れること無く彼に続いて立ち上がった。

「どこ行くと!?」

悪戯っぽい笑みで一足先に走り出した花奏の背に、砉の声が追い掛ける。空っぽの校舎の腹に響くようなよく通る声だ。花奏は友の、少し焦ったこんな声が一番好きだった。

「駄菓子屋!」

返事の後に続くのは二人分の慌ただしい足音。前を走る花奏を砉が追い掛ける。そしてその後には砉が追い付いてきて、花奏の背中を両手で捕まえる。捕まえた方と捕まえられた方はどちらも満足そうに大声で笑って、誰の迷惑も気にせず広い道をフラフラと蛇行しながら歩いた。いつもの時間だった。


 開けっぱなしの窓には取り残された笑い声の余韻だけ。夕陽が傾いてそれを焼いた。

   ◇   ◇    ◇    ◇



 《──七月──》


 休日の公園の端。そもそも老いぼれた町だから、昼過ぎた芝生の上に子どもはいない。それでも、ブランコに腰掛ける花奏かなでの足元に据えられたサッカーボールが陽光に肌を撫でられて優しく光ったり、鎖のチャリリと擦れる音が青草に反射していたり。そういう輝きが無数にあるこの場所は若い二人にとって世界で一番居心地の良い遊び場だった。

 またばりにとっては、自分と同じくらい日に当たっているはずなのにワントーン明るい花奏の首も眩しい。クラクラするような声も、笑った時に目立つ白い歯の一つ一つも、少し幼くて綺麗過ぎる。彼の尊大な無邪気さを守るために、いつも「子ども」として彼らを受け入れてくれるこの場所が花奏と自分には必要なのだ。そう、細い前髪の隙間に彼の顔を捉えながら、何度でも思う。

「暑すぎん?」

「そりゃあ動いたけんたい」

サッカーボールのまだらな模様を目に映して砉は答える。随分長く使われているらしいその姿に意外にも染み付いた土汚れは無く、時間の風格を感じさせるのは正円の歪んだ具合や、肌が擦れ立った感じ。大事にしているのだなと、分かる奴には分かる。

「あちぃ……」

少し上向いた顔を流れる汗の透明を太陽が透かした。ぼんやり開く口に入る前に、雫は地へ引き寄せられていく。砉はその動きを見ていた。まるでその悪戯な口元が世界の中心に在るかのように、花奏を軸にして世界が形を変える様を……。

「今日、左の守りガバくなかった?」

顔がこちらを向いた。パチパチ飛び散るような笑顔。そこに浮かべる色は黒を孕んでマゼンタを溶かして、水色を広げ赤で犯した。その全てを白で光らせた。……そんな色。無邪気と邪悪が込み入って見透せない。彼に花奏がのみ見せることの出来る、悪い幻だと思う。

「お前が?」

「お前が」

指し合う指がすれ違う。呼吸一つの間があって、可笑しさに二人して声を上げた。そうすれば草はぱらぱら音を立てるのをやめて静かに首を振り出す。砂場は先程までより愉快な形になろうと捩れて、ブランコを吊り下げる鎖の錆は陽射しに溶けて綺麗になる。ほらまた、世界が変わった。どんな煌めきも二人のチカチカした心を引き立てるためだけにそこに在るのだ。

「今日は手加減してやったと!」

「ダッサ」

「やかまし」

砉が笑いを握り込んだ拳を振り上げて見せる。一七歳なんてまだまだ子どもだから、そのカッコ悪い素振りも似合ってる。ブランコから飛び出して躱す花奏の足取りは飛び石を渡る軽やかさだ。

「逃げんなや!」

「遅か!」

「このッ……ぅおっ!?」

「あっ、」

短いシャツの襟首を掴んだ。瞬間、二人分の重心は左に傾き過ぎる。声を上げると同時に四つの眼球が絡み合った。倒れる──とどちらもが理解する。それなのに、花奏の陽炎のように不安定に燃える瞳の甘ったるい色はどんな水面より強く太陽光を弾いて、共に地面に落ちることに不安も恐怖も無い。そんな風に光っていた。見開く目は砉の方が大きいように見える。だと言うのに太陽は花奏の方を好んだ。それがどんなに……例えば細い女体の捻りより、液晶越しの嘘っぽい汚れとか悲鳴より、砉の心臓を弾ませただろう。


──ドンっ。


「……いッ!!……ってぇ〜……!」

芝生の隙間に土の枯れた色が見える地面へ、強かに背を打ちつけた砉の悲鳴が晴天の高空へ上がり、溶けた。二つ目の悲鳴は続かなかった。

 砉の両腕で抱え込まれた花奏の体躯に、芝生の隙間に間違って生まれてしまった細長の雑草が寄り添う。ドクドクと波打つ地に耳を当てている。横向きに見る公園は不思議なことに偉大で、押し迫ってくるように見えた。

「あー……重てぇ〜お前。はよ退けさ」

見惚れている内に腕の拘束が解けて離れていく。地に広げられた手には興奮が透けて真っ赤。彼の白いシャツを何処にでもあるような緑が雑に彩る様に芸術的な感性は無く思えて、それよりも砉の怠そうに伏せられた瞳の様変わりした様子の方が、三文小説の最後の一文のように美しい。

 身体を起こした。痛み一つない脚で彼の外側に立ち、放つ言葉は感謝ではない。

「バーカ」

「はぁ?何やお前……」

返されたそれはただの不満そうなポーズだった。結局、砉は花奏の態度に実態的な不満は全く無いらしい。その証拠に、もう後は責めるでも謝辞を求めるでもなく、遅れて立ち上がった身にへばり付く短い草毛を払い落とすことに注力していた。少年達を濡らす光の色が少しずつオレンジを孕んでいく。

 彼の甘さが好きだ。またそう思った。

   ◇   ◇    ◇    ◇



 《──八月──》


 家の中にいれば朝かと思える程に柔い黄色が窓から射す一一時。退屈且つ楽しい事など何も無い部屋で、イヤホンジャックを乱暴に突っ込まれたスマートフォンが配線の中歌う。ばりの髪色にも肌色にも浮いて見える白。コードの裾を指で捻りながら聞くパーソナリティの声。液晶画面の隅、真新しいアイコンを貰ったラジオはご機嫌そうだが、語る内容は古臭いままだ。

 けれども占いがどうとか健康がどうとか、信憑性の無い事を取り上げるのにはきっと一番適した媒体なのだろうと、リビングテーブルに広げた教材の隅に描き出した黒鉛の魚を泳がせながら物思い。ラジオのセピア色をした歌や話は無駄ばかりで頭に入らないものだ。今日は特にノイズが酷い。

 一人で辿る時計の針。今日が始まって、彼が親のいない家で形だけの勉強に取り掛かってもう三時間が過ぎた。横一線に結ばれた少年の口は、愚痴や欠伸のためにさえ開かれることは無かった。いくつか溜まった友人からのメッセージが赤いランプを灯しても、知らぬ振り。誰が来ることもない静かな二階建てに衣擦れの音だけが不必要に響いている。今日の予定は時計が一三時を回る頃にメッセージの朱りを消して、「寝てた」と触れ回る。それだけだ。誰とも会わないと決まっている日は自分の人間性がありありと見えた。こんな生活で、明後日また学校に行く頃には"自分らしい"話し方を忘れてしまうだろう。その前に誰かと話したい。耳の小骨に直接触れてくる「三月の水」に唇を食んで考えた。話すならば相手はきっと──


ポーン。


 深川の流れのように緩慢な思考をせき止めたのは、玄関ベルの大きな声。加工された鈍い音が家全体に伝う。もうずっと孤独な夢想に腰を据えていたために砉の肩はびくんと跳ねる。目だけで向こうを見た。玄関を映し出すインターホンには冷たい白光ランプが慎ましく浮いて、早く来いと呼ぶように再び沈黙を作っていた。仕方なく砉は片手でスマホを掴み上げて発つ。尻に敷いていたクッションとフローリングが擦れてしゃりりと乾いた音がした。

 一つ、二つと鍵を外す。どうせ宅配の荷物だからとイヤホンさえ着けたままドアを開けた。すると瞬間、今日初めて感じた体温以外の温度が砉の頬を打った。

「……花奏かなで!?」

まさに今しがた思い浮かべた人が、そこに立っていた。大粒の雨にモザイクを掛けられる立ち姿で。しとどに濡れた髪には夏臭さがこびり付いたような色が在って、休みだというのに何故か制服を着たシルエットは萎んで見える。そしていつもより一回り自信無さげな、力無い腕。慌ててイヤホンを外してようやく気付く。ずっとラジオの荒いノイズだと思っていたものは、月照雨の足音だったと。

「何しよっと!?」

今更、天気の思い違いなど砉にはどうでも良いことだった。ただ傘も持たないままで雨に弄ばれる花奏を案じることの方が重要だ。天から降りつける怒号に負けじと張った声に、花奏は言葉を返さないでまだそこに立っている。玄関から数本遠退いた場所に佇む霞んだ表情は何だか──笑っているように見える。

「花奏!ッ……来いってさ!」

痺れを切らしたのか。自分も傘を持っていないことなど忘れたのか。砉は足先に引っ掛けたサンダルで外へ飛び出す。その手が濡れ鼠の腕を掴むと「ぐじゅ」と生温い音がした。表面を酷く水が覆っていて、最早風邪を引く心配などしている場合でもないらしい。動こうとしない身体を無理やり引き込み玄関を閉ざすと、二人の身体からぽつりぽつり落ちていく水滴が足元の靴までをも濡らした。

 砉がスマホとイヤホンを下駄箱の上へ叩き付けるように置くとすぐさま、筋を通って垂れる水滴が小さな水溜まりを描き出していく。

「花奏……」

「……悪ぃ、なんか喋りたくなってさ」

伏せていた顔をふと上げ花奏は、ついにそう答えた。

 沈黙の僅か数秒の中、砉の短い睫毛の隙間を抜けてきた水気が視界をぼかす。けれど水晶レンズ越しの世界が幾ら揺らごうとも、こうも近くにいれば彼を見間違うことはない。扉で隔てた雨音にさえ負けそうな声はやはり笑っている。何か、自虐的な紫の気配を忍ばせて。

「……電話すれば、良かったやん」

「……うん」

「何で制服?」

「ちょっとさ」

何か続きそうな語尾。それなのに実際に言葉が後に続くことはなくて、閉ざされた唇から這い出る呼吸だけが尾を引いていく。外から舞い込んだ湿気の匂いがもう空間を塗り替えてしまって、呼吸が遠退いていくのだ。息苦しい。ここは二人きりの玄関。内と外を分けるのは取るに足らないたった一枚の板だけという不完全な密室。それが、こんなにも世界から孤立したような気分になれるのは、何故なのか。

「砉」

「なんや」

「俺が人殺したら、お前どうする?」

 花奏がおもむろに差し出してみせた言葉の冷ややかな切先。夏も、人の心も、無差別に傷付けてしまいそうなくらいよく研がれたヒステリックがそこには在った。真っ直ぐ向き合わせた瞳の中に砉はすぐに悟る。他人には見せたがらない不安定な少年の心が今日、花嵐に篠突かれて千切れそうなのだと。花奏は鈍い色の情動を砉の首筋で打ち震える血管へ押し付けて、二人の価値を量ろうとしていた。

 ──けれども、砉の視線は思った程に揺らがず佇んでいた。静かにまだ花奏の顔を見つめ続けている。濡れた空気の臭いが吐き気を催す程に重くなりゆく中、むしろ視線で花奏をその場に縫い付けているかのような……砉の存在には何か、質量があった。花奏は何故かその感覚に安堵の情念を抱く。

「どうって、」

「うん」

「……逃げんばやろ」

「俺から?」

「お前と俺とで」

雨のせいか、元々そういう色なのか、ぬらぬら光って見える砉の眼球を花奏は見つめ返す。外で騒ぎ立てる雨を閉め出して現実味の無い戯言を交わす時間の至福が、今自分の首を絞めている気がした。

「……いいね……どうやって逃げる?」

酸素が足りないから、花奏の語る声は少しずつ小さくなる。言いながら何だか疲れていることに気が付いて、落ち着きの無い指の震えを小洒落たベージュ模様の壁へと預けようとした。それを柔い誰かの皮膚が遮った。

 薄濡れたものに身を覆われる。既視感のある冷たさと温もりが同時に襲いかかって来る。やっぱり凄く安心して、死にたい、と花奏は思った。

「そんなん、走ってに決まっとる」

耳元に落ちてきた砉の声は少し上擦っていて、何らかの期待や不安という夏の天気のような不確定さにゆらゆら靡く感じ。笑っていた。

「花奏。俺達なら絶対、逃げ切れるさ」

   ◇   ◇    ◇    ◇



 《──一〇月──》


「花奏、靴ボロボロやん」

「いや砉の方が汚かやんか」

「うるせー」

「うわっ。砂冷たっ」

「うぁーっマジや。花奏滑んなよ」

「こんなとこでサッカーしたら、絶対イライラするやろうな」

「ははっ。確かに」


後ろ足で蹴る砂が置いてけぼりのローファーを汚す。


「見て。ガラス」

「危ねぇー。踏まんごとしろよな」

「うん。……でもこの辺にガラスあっても分からんかも」

「いや浅いとこはまだ見えるやろ。足怪我したらサッカー出来んぞ」

「怪我してもやるけん良か」

「良くなかわ!」


じゃり、ざり、ちゃぷ。


「つッ…………冷たぁ……!」

「ヤバい?」

「見とらんちゃ、早よ来いさ。死ぬぞ」

「あはは。……うっ!……うおー……」

「な?ヤバかろ?」

「こいはヤバい。……魚ってこんなとこに住んどって可哀想な」

「花奏は寒いの嫌いやもんな」

「うん。別に暑いのも好かんけど、寒いのはもっと嫌……」


引いたり寄せたりして足元を揺さぶる水面。薄暗い空を反射するその色はただ、黒のようだ。


「ねぇ。もっと奥、行こう」

「おう」

「ヤバい、足死んできた。あー……」

「ははっ!俺はもう完全に死んだわ」

「……」

「……」

「……深。……この海もっと浅いと思っとった」

「海に浅いとか無くね?浅瀬はそりゃ、あっけどさ」

「浅いと思っとった。深いんだな……」

「……花奏!待てよ」


細波が立っている。時折向こうで上がる飛沫が指し示す、海の奥の空は明るそうだ。


「もうちょっとこの辺歩こうで」

「……うん」


微笑んだ人影が波に揉まれてゆらゆら形を変える。


「砉、海好き?」

「それ……今更聞く?」

「じゃあ好きってこと?」


さっき彼が見た海の向こうを、もう一つの人影が寸分狂わず同じように辿って見た。


「……一人やったら来ん」

「ふーん。俺も」

「花奏って一人やったらどこも行けんくない?」

「そうかな。……まぁ、そうかも」

「やろ。やけんいっつも俺ば誘うったい」

「それはお前と遊ぶのが好きなだけやん」

「ふーん」


障害物を避けて優雅に揺蕩う波からは、生物の死んだ臭いがする。冬の不安定な冷たさがどんどん体温を奪っていくようだった。


「冷たかな」

「おん……流石に、風邪引きそ」

「砉は浅い方と深い方、どっちが好き?」

「え?」

「浅い方と深い方。どっちに行く?」

「……」

「どっちが好き」

「……花奏の行きたい方」

「え?」

「一緒に行くけん」

「……じゃあ、あっち」

「おう」



 ざざざ、ちゃぱん、ざざ……。

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この距離に名前を付ければ俺たちは死ぬ。 とひわ @Umekobo

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