声
宿木
声
「初めまして」
彼女と初めて会った時に、彼女が僕に言った言葉。
彼女の声を、僕の耳が初めて味わった瞬間だ。
彼女のことを思うと、聞いているわけでもないのに、耳にこの言葉が反響する。
友達の
なんだ、初っ端からお似合いじゃねぇか。
正直そう思ったけど、今では、連れて行ってくれた高木には感謝している。
高木の彼女が連れていたのが、真紀ちゃんだった。
はっきり言って、僕はその場で一目惚れをした。
僕は彼女の、優しく耳を蝕む声に誘われるように、それから、買い物に出かけたり、食事を一緒にとることも。
今日も、真紀ちゃんと歩いている。大学の帰りだ。
「ええー、ホントー?信じられない」
こちらを振り向きながらに笑う。
揺れる長い髪は、まさに女神。そう言えるだろう。
真紀ちゃんがいるなら、太陽なんていらない。
つくづくそう思う。
そんな太陽に、ささやかな贈り物を
「これさ、似合うかなって」
「ん…?え、ありがとう…欲しかったやつ…どうして知ってるの?」
ブレスレットをプレゼントした。
この間、雑貨屋を見ていたとき、このブレスレットを見ながら、「これいいなー」と言っていた。
だから、こっそり買っておいた。
キノコの飾りが沢山付いたブレスレット。
真紀ちゃんは、こういう少し変わったのが好き。
スマホのケースには、「Mr.ミスった」とかいうカードを挟んでいる。
それも、真紀ちゃんの可愛いらしいところ。
彼女には失礼かもしれないけれど、「完璧女子」「キラキラ女子」というより、こういう少し変わった趣味を持っていたりする方が、僕は居心地がいい。
一通り歩いて、今日は解散する事にした。
「じゃ、またね」
「うん、また」
僕はこの別れ際の言葉が、本当に大好きだ。
彼女は意識しているのか分からないけれど、いつもくれる「またね」という言葉。
「また」があるんだ。「また」を作ってくれるんだ。
そう思うと、嬉しさと、幸せな気持ち…それから…
とにかく温かい気持ちでいっぱいになる。
家に着いた。
「ただいまー」
誰もいないけれど、とりあえず口にして言ってみる。
はぁ…すぐにでも会えないかなぁ、まぁ、また明日、会えるのだろうけど。
その日は寝て、夜を流した。
…♪…♪
いつものアラームで目が覚める。
昨日は、気持ちが昂ったまま寝たのに、やはり睡眠の力はすごい。
朝の空気もあってか、気持ちは落ち着いている。
白米を温めて、インスタントの味噌汁を流し込む。
(そろそろ準備しないと…)
服を着替えて、髪も、自然に整える。香水も、しっかりと厳選した。
もちろん、彼女の事を想って。この匂いにしてから、真紀ちゃんの声が、穏やかというか、滑らかに聞こえてくるようになった。
真紀ちゃんの、落ち着く香りだったのだろうか。
荷物の入ったリュック。
ファスナーには、お気に入りのストラップが付いている。
これは、真紀ちゃんがくれたものだ。
いつもの電車に乗る。
最寄りの駅についた。
大学に向かういつもの道。
駅から離れていくにつれ、いつも僕の足は、軽くなっていっている気がする。
入学から約半年。
本当にこの大学に入れて良かった。
中学、高校と、友達がいなくて、どうせ、大学でも同じだろう。
そんな風に思っていた。
だけど、就職したとしても、上手くできる気がしなかったし、できることなら、働きたくない。
働くまでの時間が伸びるなら…そんな気持ちから、とりあえずで、大学に進学した。
大学の場所は、地元からは離れた所にした。
どうせなら、環境を変えたい。何も知らない所へ行きたい。
僕にしては、前向きな考えで、挑戦だった。
両親からは、「もう少し近くでもいいんじゃない?」と言われたけれど、必死に頼み込んで、了承してもらえた。
自分でも、よくやったと思う。
大学では友達にも恵まれたし、なにより、真紀ちゃんに出会えた。
「おう、
親友の高木だ。
バイトがない日はいつも、大学終わりにラーメンに行ったり、中古ゲームを見に行ったり、仲良くしてもらっている。
「おはよう。今日終わったらどうする?」
「そうだな…考えとくよ」
あれ、いつもなら会話が広がる気が…今日だったら、行きたい場所の話題で盛り上がりそうだけど…まぁいいか。
何か考え事でもあるのだろう。
(あっ!真紀ちゃんが来た)
真紀ちゃんはいつも、高木の彼女、
今日も可愛いな…素直にいつでも伝えられたらいいのに。
なんだか照れちゃって、上手く言えない。
いつも通りの1日。お昼になった。
「高木、ご飯行こう」
「おけ」
大学内の食堂。いつも決まって、僕はカレーを頼む。
「あれ、今日は食べないの?」
「うん、お腹すいてなくて」
やっぱり、何かあるのだろうか。心配だ。
「何か、あった?」
「……あのさ、俺の方みて、話してくれないかな」
「え?」
何を急に。
「最近ずっとだよ。いつもどこか見て話してさ。
秋野…真紀ちゃんの事だ。
ずっとみてる…んー、確かに無意識に目で追っていたかも。
「そう…かもしれない。ごめん。」
「って言いながら、今も見てるな。…まぁいいや、気をつけてよ」
高木だって、後藤さんのこと、気にならないのだろうか?
僕はあの声が耳を撫でるだけでも、反射的に目をやってしまうのに。
まぁ、人それぞれなのだろう。
その後は、静かな食事だった。
聞こえるのは、ざわつく食堂の音。
その中で微かに、真紀ちゃんの声がしただろうか。
気のせいかもしれないけれど。
今日も、大学での1日が終わった。
「ああ、今日は真紀ちゃんと話せなかった」
そんな独り言がこぼれる。
まぁまた明日もある。
明日の朝、彼女の「おはよう」が聞けたらどんなに嬉しいだろう。
まずは耳がとろける感覚がやってきて、耳を犯したそこ声は、僕の奥深く。本能に刻まれる。
考えるだけで、顔が歪む。電車の窓に移る顔が、みっともなかった。
家に帰って、すぐお風呂に入って、ご飯も食べた。
寝てしまえば、すぐに朝だろう。
布団に入って、そっと目を閉じた。
―翌朝、大学―
「おはよう」
「おう!おはよう!」
今日は、元気だ。
ちゃんと、高木の方を見て話そう。
「今日は終わったら、古着見に行かない?いいとこ見つけたんだ」
「いいね」
(あっ真紀ちゃ…)
いやいや、真紀ちゃんには悪いけど、今日は高木に向き合わないと。
真紀ちゃんと出会わせてくれたのも、高木なのだから。
その後、真紀ちゃんのことは見なかった。
嘘、ちょっとは見た。
だって、真紀ちゃんの声に耳が向かうのだ。
心地よい音が流れていたら、その音源の方を向いてしまうのは、必然だ。
高木の機嫌は、変わっていなさそう。良かった…
お昼になった。
高木は、ラーメンを食べるみたいだ。
「やっぱりラーメン美味いな」
気分は良さそう。…真紀ちゃんは、あっ!カレー食べてる!
僕と一緒だ。合わせてくれたのかなぁ…嬉しいなぁ後で味の感想を聴いてみよう。
「…!…し!春詩!」
「おお!何?ごめん」
「ホント、秋野さんのこと好きだな。もうさ、告っちゃえよ」
「えーいけるかなー」
そんなこと言いつつも、自信しかない。
プレゼントもあげてるし、なんなら貰ってもいる。
自信はあるけれど、勇気がない。
「いっちゃえよ、いけるだろ」
「…そうだな、ちょっと頑張ってみる」
「おう、
「ありがとう」
「そうだな、春詩と、秋野さんと、咲弥、あと俺の4人で帰ることあるだろ?ほら、こないだお前が秋野さんに、何か渡してた時みたいに」
「…」
「その状況作って、途中から俺は咲弥と抜け出すから、あとは上手くやれ」
「分かったありがとう」
今日も大学が終わった。これから、高木が上手く場を作ってくれるらしい。
目の前には、真紀ちゃ…女神がいる。
「じゃあ、俺らこっちに用があるから」
あー可愛いなぁいつ見ても綺麗な髪。
そして、艶のある肌。
「んあ?あれ?高木たちは?」
どこ行ったんだろう…
「もう行っちゃったよ」
ああ、そうか…そうだったな。ここからは僕が頑張らなくては。
「あ、あのさ、秋野さん」
「ん?」
「いや、真紀ちゃん。僕らって、両思いじゃん?もう、ほぼ付き合っているっていうか…ただ言葉で伝えあっていなかっただけっていうか、だからさ、正式に付き合わない?」
「え?ちょっと…急にどういうこと?私たちが、両思い?」
「え?だってそうだよね?僕はプレゼントもあげてるし、ほら、このキーホルダーだってくれたじゃん。」
あ、あれ?ブレスレット付けてない…
「あのキーホルダー、みんなにあげてるよ?ただのお土産だもん」
そんなことは…いや、だって笑ってくれてたし、そうだ…買い物だって…
「一緒に買い物だって、色んなとこ行ったよね?」
「一緒に?なんのこと?私が
「え…そんな…」
馬鹿な、そんなはずは無い。ほぼ毎日大学から2人きりで帰ってたはず、ブレスレットをあげた日も2人だった…
「こないだは、2人だったよね?ほら、ブレスレットあげた時」
「その時も、さっきみたいに4人だったよ?ってかさ、なんであのブレスレット…私が欲しかったやつだったんだけど、どうして知ってたの?」
「そりゃ、欲しいって言ってたから」
「野田くんの前ではそんなこと言ってない!咲弥と買い物したときだったよ。その時、私は咲弥と2人だけだったよ!?」
「いや、そんなことは…」
「もう、分かっただろ。春詩。…春詩?」
分からない分からない。
どういうことだ。
真紀ちゃんは、僕の彼女だった…いや、
確かに、思いは伝えあってはいないけど、もう付き合ってるも同然…ってかなんでブレスレット付けてないんだ。
僕があげたマグカップは?キーホルダーは?ペンは?ちゃんと使ってるのかな…?
「おい!春詩!」
「え…あ、高木、なんでここに」
あれ、真紀ちゃん、泣いてる。
やっぱり、本当は嬉しかったんじゃないか…人の感情は、なかなか嘘はつけない。
良かった…泣いてる顔も可愛い。
笑っている方が好きだけど。
「こっちを見て話を聞け!」
「うがっ」
高木が僕の顔を両手で挟んで、無理やり顔を合わせにきた。
手が冷たい。
「高木…ありがとう。上手くいったみたいだ」
「いい加減にしてくれ…上手くなんていっていない。おかしいぞ。本当に」
「いや、でも泣いてるよ?喜んでるだろ?」
「喜んでなんかない!喜んでないよ!秋野さんは!」
うるさいな…近くでそんな大声を出すな
「震えてすらいるだろ!」
「
「うん、そうして、よろしく」
「あっ真紀ちゃん!またね!」
言葉は返って来なかった。「またね」って言ってよ…
声が聴きたいんだ…「また」を、君の声で期待させてよ…
まぁ「さようなら」「じゃあね」って言われたわけじゃないし。
大丈夫だろう。
「はぁ…今日は、しっかり休めよ。家まで送るからさ。」
「…」
高木と、僕の住むアパートまで向かった。
その間、高木は何か僕に向かって言っていた気がするけど、覚えていない。
「諦めろ」とか言ってたっけ…なんのことだろう?
僕は、適当に相槌を打っていた。多分、そんな感じ…
それにしても、また高木には力を借りたな。
キューピットなんじゃないだろうか。
はぁ、やっと、やっとだ。ついに正式に付き合うことができた…あ、でも真紀ちゃんの答え、しっかり聞けてないかも。
もう分かっているようなものだけど。
彼女の声で、この耳で、しっかりと受け止めたい。
早く朝が来ないかなぁ…
今日も、夜から逃げるように布団に入った。
―翌朝―
…♪…♪
はああ、ついに僕にも彼女が!それからは、宙を舞う気分で支度をして、外へ出た。
ガタンゴトン
電車の走る音。
僕を祝福しているのではなかろうか。少なくとも、長調に聞こえる。
しかも今日は気持ちのいい快晴。
全てが僕を、僕らを祝っている。
「高木!おはよう!」
「…おはよう。それで、どうだった?一晩たったけど」
「どうって、最高だよ!本当にありがとう。おかげで…」
高木の眉、目、頬、口が、三割ほど小さくなった。
「もう、関わらないでくれ。ごめん。楽しかったよ」
「へ?」
あれ、別の席に行っちゃった。
どういうことだ?何か、したかな…ちゃんと顔を見て話したし…
まぁ今は、そっとしておこう。
それにしても、真紀ちゃん遅いな…早く話したいのに。
これからは、遠慮とか、緊張とか、そんなの関係無しに話せるんだ。
結局、真紀ちゃんは後藤さんと一緒に、授業の始まるギリギリにやってきた。
寝坊でもしたのだろうか。まったく、可愛いなぁ
今日の服は白と黒をベースに決めてきたようだ。
クールな感じも似合う…そうだ、直接褒めればいい。
なにせ付き合っているのだから。
一限が終わった。
さっそく、真紀ちゃんのもとへ行く。
「真紀ちゃん!今日の服いいね!上手く服と調和してるっていうか!」
あれ、褒めるべきはそこじゃなかったかな…じっと、こちらを見ている。
「おはようって言って欲しいな、僕は真紀ちゃんの挨拶が、声が大好きなんだ。」
「…」
…やっぱり、誤魔化すのはやめよう。はっきり言うべきだ。
「ごめん、こんなんじゃだめだよね。昨日、真紀ちゃんの答え、ちゃんと聞けてなかったね。聞かせて?」
笑顔で、優しく穏やかな笑顔で、受け付けよう。
体の、あらゆるものを感じる部位を、全て使って、これから受ける言葉を感じよう。
大好きな、彼女の声を。
「……」
ほら、早く、僕は君の声で、ただ一言聴くことができれば、それでいい。
「さよなら」
????????????????????????
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……………………………
「え、えっと、今なんて?」
こんなことは初めてだ。
初めて、耳が彼女の言葉を拒否した、思いっきり拒んだ。
口を動かしてはいるな…でも、聞こえない、耳が聞こうとしてない。
耳が悪くなったかな…僕は人差し指で、耳の穴をほじくる。
耳の中に指が入る、ガサガサという音、これは聞こえる。耳は…悪くなっていないはず。
「ご、ごめん、ちょっと聴き取りずらくて、もう1回お願い!…あっ待って…」
真紀ちゃんは、教室を出ていってしまった。
なんて言ったんだ…?そんなことより、彼女の声を、言葉を聴き逃した。
このままではいられない。
耳が気持ち悪い…耳の奥が気持ち悪い…虫でも入っているのだろうか…何かが中でうねっているみたいだ。
耳を地面の方へ傾けて、片足で跳ねてみる。
何も落ちてこない。やはり気のせいか…
それより、真紀ちゃんはどこ行っちゃったんだろう…
キャンパス内を、必死で歩き回る。
「うっ?」
誰かが腕を掴んだみたいだ。前に進めない。
「もう…いい加減にしてくれ…」
「…」
「春詩!」
「おお、高木か、どうした?あれ?泣いてる?なんで?」
「もうやめてよ…秋野さんはさ、嫌がっているんだよ、お前のこと。春詩のこと!」
「そんなはずは…まだ答えを聴いていないし…」
「言ってたよ、ちゃんと。さっき、お前を目の前にして、目に涙溜めて言ってたよ。」
「え?なんて言ってた…」
「さよならって言ってた。それと…春詩、もう、全部言っちゃうけどさ、気持ち悪かったよ、お前。秋野さんもさ、気持ち悪いって。昨日も、これまでのことも。もう関わるなって言ってたよ」
「おぇ」
今朝食べたものが出てきそうだ…
なんて不愉快な声なんだ、おまけに内容も内容で…真紀ちゃんがそんな事を言うはずがないだろう。
「それと…おい!聞け!」
「っんぅ」
何かが喉を伝った。吐き出しそうなものだろうか。
でも、高木が話すと同時に、吐き気は、名前を持たない、ぐちゃぐちゃな感情たちに変換されていった。
「それとさ、昨日、4人で帰ったじゃん。あれ、俺と咲弥で計画したんだ」
「…」
「咲弥はさ、前から秋野さんから、お前が気持ち悪いって聞かされてて。ブレスレット貰ったときは本当に気持ち悪かったって、欲しかったやつだけど、すぐ捨てたって言ってたらしいわ。」
「それで、秋野さんには悪いけど、お前から告白してもらって、秋野さんがはっきり断って、もう終わりにさせようって、計画したんだ。」
「そんな…」
「だけどお前は聞かなかった、全く。挙句の果てには、自分なりに、ひん曲げて解釈して。」
「そんなの…嘘だよね?」
「お前まだ…」
「本当だよ」
「はっ!」
真紀ちゃ…
「本当に気持ち悪かった。もうやめてね。あと、近づかないで。」
「分かっタ。ホントに、ゴメン…」
彼女は、まさに、意表を突かれたというような顔をしている。
「さよなら」
長くて綺麗な髪をこちらに向けて、行ってしまった。
僅かに吹く風が、彼女の香りを、顔の中心に空いた、二つの穴に届けた。
それからは1人になった。
でも僕は、そこまで寂しい思いはしていない。
あの後僕は、かなり音質のいいイヤホンを買った。それを、今は毎日、両耳につけている。
あの時の自分の動きは凄かった。尊敬に値する。
彼女が、「本当だよ」と言った途端に、右手が即座に動き、ポケットの中のスマホが開いた。
彼女が去った後、手汗にまみれたスマホを見ると、ボイスレコーダーが機能していた。
もちろんすぐにその場で聞き返した。
「本当に気持ち悪かった。もうやめてね。あと、近づかないで。」
これを聴いているから、あの時の約束を守れている。
この声だから、この席から、彼女を見守るに留められている。
(あっ、教室を出て行っちゃう)
右手の親指で、12.07秒に合わせる。
「さよなら」
声 宿木 @Yado_rig
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