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  • 銀杏の眼への応援コメント

    この小説の中だけでなく、今私たちが暮らしているこの世界も、もしかすると『箱庭の主』に管理されていると考えるとゾッしますね!

    いつか死ぬ、確かにそうですが、死ぬまでにもっと楽しいことしようよ、とも思いました笑

    でも、主人公にとってはゲームが一番なのかもしれないし、あの巨大な手を見てしまったら、何かに熱狂的に打ち込んで、それでも結局終わってしまうのが怖くなってしまうのですね……。

    主人公が絶望してるのが伝わり、すごく分かりやすい文でした!

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます! 「箱庭の主」にゾッとしたという感想、とても嬉しいです。まさにその不気味さや、見えない何かに支配されている感覚を描きたかったので、伝わっていたなら本望です。

    実はこの話を書くとき、今から25年前に話題になったノストラダムスの予言のことも思い出していました。世界が滅びると信じて、形は違えど「どうせ終わるなら遊んで暮らそう」と思っていた人もいたんじゃないかな……なんて想像しながら書いたんです。あの頃の空気感って、どこか主人公の心情にも重なる気がして。

    主人公にとっての「ゲーム」は、現実から逃げる手段でもあり、唯一自分の意志で選べる世界だったのかもしれません。 でも、そんな彼の絶望や諦めにも、どこか人間らしさが滲んでいる気がしていて…。

    感想を通して、物語の余韻を共有できたことがとても嬉しいです。 また何か書いたら読んでもらえると嬉しいです。

  • 銀杏の眼への応援コメント

    拝読しました。

    せっかく覚悟を決めて終わりの刻を待っているのにそれがなかなか訪れないというのは困ったものですね。

    「世話好きの箱庭の主」が本当にいるのかどうか疑わしく思えてきてしまいます。
    40歳まで世界の終末を待ちながら自堕落に過ごすのはしんどいでしょうね……。

    作者からの返信

    「世話好きの箱庭の主」という言葉には、私自身も思わず苦笑しました。 確かに、終わりを覚悟して待っているのに、その刻がなかなか訪れないというのは、滑稽であり、どこか哀しいものです。

    主人公も、途中で何度も「もしかしたら寝ぼけていたのでは」「思い違いだったのかもしれない」と疑ったはずです。 けれど今や、彼にとっては“人類が滅亡しないと困る”ほどに、世界の終わりが彼の生きる理由になってしまっている。 その歪んだ確信こそが、彼を支えているのだと思います。

    この物語では、世界の理不尽さや、見えない力への畏怖を描きながらも、どこかでその力に甘えてしまう人間の弱さを込めたつもりです。 箱庭が朽ちないという事実が、彼の中に微かな希望や皮肉を生んでいるのかもしれません。読んで頂き、ありがとうございました^^