生まれが違えば好かったのに
100歳おじいちゃんと孫
第1話 会社なんて糞だ
色とりどりのネオンに輝く東京の郊外。
トボトボと歩く28を過ぎた若者の姿。
情けない顔で電車を待つ。
若者「はぁ、死にてえなぁ」
目の前に急行列車が通る。
若者は吸い込まれるように線路に歩いて向かった。
すると、首根っこを掴まれて後ろに投げ飛ばされた。
40代過ぎたおじさんが怒鳴り散らした。
おじさん「馬鹿野郎!!死にてーのか!!!」
若者の心の声「あーはいはい説教ね。死にてーのか?はい、まさにその通りでーす。 おっさんワロタ」
若者はすくりと立ち上がりスマホを弄り始めた。
おじさん「なんだこのガキ。せっかく助けてやったのにこの糞」
捨て台詞を吐くと目の前から居なくなっていた。
若者「うっせー奴がいなくなった。早く家に帰りてーな」
電車が目の前に止まり扉が開いた。
東京から千葉まで1時間半の時間をかけて帰った。
家に着くと小さいテーブルに辞職届を置いた。
若者「はぁー、だりぃ。明日から生活保護やな」
そのまま小さいソファーで眠りについた。
次の朝。
起きることなく眠り続けてお昼に起きた。
その日は市役所に生活保護の申請に向かった。
若者は煙草を吸いながら市役所に向かった。
役員「え、また辞めたの?」
若者「ういっす、また支給よろしくっすね」
役員「困りますよ。これハローワークの紹介出すから次の勤め先探せるかな?」
若者「気が向いたらやりまーす」
役員「いや、今すぐ探せよごみ」
若者「ゴミで結構です。とりま支給よろでーす」
役員「くっ、とりあえず3か月間だけですよ。その間に次の勤め先探してください。」
若者「はいよー」
若者は軽い返事をして帰った。
帰りの途中にパチンコが見えた。
若者「お、新台じゃん。打ってこー」
若者は残り少ないお金でパチンコに費やした。
夕方を過ぎてあたりが暗くなった。
若者「やべ、そろそろ帰ろ」
若者は途中のスーパーで買い物をした。
家に着くなりカップラーメンと安いおにぎりを頬張りベットで寝た。
しばらくそんな生活が続いた
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