不穏な導入から始まった本作ですが、少なくとも現状では「不穏な噂に対して、実直に現場現象を行った記録」という側面が強く、不審な部分はありません。
もしここにもう既に何か仕込まれているものがあるとしたら、私は恥ずかしさと愚鈍さで爆発します。
動画パートでの投稿者三人の真摯で実直な様子や、その三人の現実的考察、その場の空気感をできる限り細部にわたって表現する書き方など、実にリアリティが高く、また雰囲気も程よく不気味で淡々としています。
でもまだ、オカルト特有の怪奇現象らしいものがはっきりとは出てきていないんですよね……。
それだけに、ここからどうやって「三人が失踪する」という展開に着地するのか、実に興味深いものを感じます。
非常にこの先が気になる作品です。