達観的に見せつつ、とても自己中で感情的な主人公。魅力的で良いと思います。主人公の思想や願望を強く感じました。 自分には関係のないもの、興味のないもの、嫌いなものから距離を置き、自分と同じような考えの人間に興味を持つ。それも見目は良く、擦れた男性に。 実際にいそうな学生を表現されていて、凄いと思います。ただ、私はかつての自分と重ねてしまって、とてつもなく恥ずかしい感覚に襲われました。よって、評価は低めになっています…。
なんとなく自分の学生時代を思い出しました。キラキラした女子グループに苦手意識を持ったり、他人の不幸な出来事が煩わしく感じたり。でも、そんな感情誰でも持っているように思います。その視点を見事に書き切ったこと、感服いたしました。他の方のレビューに高校生とあったのですが、本当ですか?素晴らしい才能をお持ちだと思います。その感性、是非大事にしてください!
とても引き込まれる作品だと思いました。一気に読んでしまいました。主人公の冷めた視点と繊細な感情が巧みに表現されていて、内面の「歪んだ正直さ」にリアリティがあります。それがとても不気味で、でもとても魅力的です。静かな日常に潜む不穏さと、他者との微妙な距離感が印象的なのに、抑えた語りが美しいので、結果的にそれが独自の世界観を作り上げているように思いました。高校生か…。先が楽しみです。