明日から施工される新法は、今まで何だかんだ許されてきた妥協を終わらせるのだろう。
蛹から蝶が舞う。舞えないものは地べたに跪く……そのどちらかになるだろう。
後者になる確信を抱きながら、僕は明日への残り少ない時間を過ごす。
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SFのような設定ではあるのだが、読んでいて浮かんだのは「反抗期」だった。
本来のものとは異なるのだろうが、彼の抱くある意味「大言壮語」な主張がそう思わせるのだろうか。
実際に大言壮語なのは作中世界の方であるという点が何となくおかしい。
大きな潮流に対しても我を張る少年の姿は、現代にも通ずるものがあった。
余計な話かもしれないが、彼はきっと明日以降もやっていけるだろうと、個人的には思っている。