多様性
多様性とは何だろう。目に見えないものは理解が難しい。身体的特徴による分類は理解が容易であり、生育上、スポーツや仕事に優劣がつきやすい。心がどうこうは外から見えないので現在のスポーツは問題解決が進まない。生きる上で他人の理解は必要だと思うが主張しすぎるのも問題ではある。共生・理解を目的に声を上げ始めたはずではあるが、自分の居場所を作るために他人の居場所を居心地の悪いものにするのは目的に反してはいないのだろうか。みんな少しずつ不幸を分け合ってみんなちょっとハッピーが落ち着く場所ではないのだろうか。それが最大人数の最大幸福なのではないのだろうか。これは私が現代のジェンダーについて理解が浅いのだろうか。誰も他人が不幸を感じるのを目的とはしないのでは。
とはいえ、自分は心から皆様の心に少しでも影がおちるように作品を作っている節がある。これは完全な悪意によるものではなく、自分が好きな本が暗い内容に偏っており、その世界に少しでも多く作品を残したいという思想からくるものだ。感受性を育み、他人の理解を望むものであって、あなた方を作品の人物にさせようというものではない。ただこういった作品が読者の精神状態によっては、望まぬベクトルにパワーを与えてしまう事は決して忘れてはいけない。自分の作品が持つ影響力は些細なものだが、その危険性は無視するべきものではない。
私の作品は生の方向を向いたベクトルで作用するように願うし、読者の皆様においても、どんな作品でも読む上で生のベクトルを感じ取ることが可能な視野を養っていただきたい。
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