花天月地【第95話 わたしの星】

七海ポルカ

第1話




 扉が叩かれ、机で文を書いていた郭嘉かくかが顔を上げもせず頷くと、部屋の中にいた軍医が「どうぞ」と声を掛けた。

 姿を見せたのは賈詡かくである。


「今いいか」

「どうぞ。私信だから構わないよ」

司馬仲達しばちゅうたつと話したんだろ。何を話した?」

 単刀直入に問われ、郭嘉は文字を書きながら笑った。


「苛ついてるね賈詡。全て丸く収まったのに。珍しい」


 賈詡は顔を顰めた。


「何が丸く収まっただ。陸議りくぎはお前が投獄した徐庶じょしょを牢から出したし、明らかに徐庶を逃がしたのに俺にそのことを報告せず謀った。司馬懿しばいは俺が牢に入れた陸議を勝手に出しやがったし。総大将だからって好き勝手に。なんだここは無法地帯か?」


「勝手にって言っても、陸議を牢から出すのには貴方も賛成したと聞いたけど」


「賛成はしていない。総大将の権限で、俺の命令を打ち消すことは出来ると司馬懿に言っただけだ」

「それで?」

「別に何も。なら陸議を出して代わりに黄巌こうがんを取り逃がした徐庶を牢に入れろと命じて終わりだ。俺の命令など歯牙にも掛けなかった。お前と一体、何を話した?」


「声を荒げないでよ賈詡」


 郭嘉は小さく息をついた。

 話しながら書いていた筆を止める。


「涼州騎馬隊も馬超ばちょうも黄巌も南に去って、行動出来る範囲が大幅に増えた。

 深手を負ってなければ、自分の足で見ておきたい涼州の場所がまだたくさんあるのにそれもままならなくて、これでも少し苛ついてる」


 静かな声で郭嘉は言った。

 数秒見下ろし、賈詡は郭嘉が持っていた筆を取り上げた。

「お前の重傷は自業自得だろ。坊や」


 郭嘉は頬杖をついた。

文若ぶんじゃく殿に文を書く時は心静かに書きたいんだけどなあ」


「お前はどうだか知らないが、涼州のお前の所業を聞いた荀彧じゅんいく先生の方は全く心静かじゃないと思うがな。先生に弁明の文を書く前にこっちをどうにかしろよ」


「じゃあ聞くけど、貴方が欲しいのは陸議の首と徐庶の首のどっちなの?」

「……。」

「四方を囲んで反省を求めても、司馬仲達しばちゅうたつは萎らしく項垂れてみせるような神経はしてない。私が司馬懿殿と殴り合いの喧嘩でもしたら貴方の気が晴れたのかな? だけどそうはいかないよ」

「お前と話した後、司馬懿が陸議を牢から出した。お前が助言したんだろ」


「先生、この苛々している人に美味しい白湯でも淹れてあげてください。

 私じゃ手に負えないから」


「この世に色んな物事の理由があるのは知ってるが突き詰めると全部俺が苛つく理由、お前に行き着くような気がして来た」


「私は徐庶についても陸議についても何も言ってない。

 馬岱ばたいは手の中に留まるなら保有しておこうかなと思うくらいで、無いなら無いでいい。

 貴方なら知っていると思うけど、私は新兵と反逆の相を持った人間は嫌いなんだ。

 裏切るであろうことが目に見えて予想出来る奴を使うなんて、賢い軍師のすることじゃない。

 私は逃げる者は追わないたちだ。曹操そうそう殿に似てね。

 貴方や司馬仲達しばちゅうたつは逃げる犬でも自分に噛みついた奴は痛い目を見せてやろうとして追いたい質でしょ。忘れなよ。反逆児を鞭で引っ叩いて得られる快感なんて、大した持続性はない」


「誰が噛みつく犬を躾けたがる加虐趣味だ。俺はどっちかというと躾とか面倒なことは他人にやらせて従順になったと報告受けた犬だけ都合良く使う方だ。調教好きな司馬仲達と一緒にするな」


 郭嘉は笑って、側の寝台を顎で示した。

 とにかく一度、座れという意味だろう。

 賈詡は深い溜息をつくと寝台に腰掛ける。


「……苛ついてると言った割には機嫌が良さそうだな郭嘉」


「そう見える?」

「見えるから言ってる」

「これ以上貴方を怒らせると本当に徐庶辺りが無意味に死にそうだから、貴方の機嫌を取ってあげるよ」

「本当に俺の機嫌を取りたいなら取ってやると口に出すな」


「この前司馬懿殿と陸議の話をしたでしょ。

 主従関係じゃないって。

 あの見立ては恐らく正しいよ。 

 司馬仲達は自分の部下としてではなく、同じ領域の同僚として彼を見てる。

 陸議が徐庶を出してやって欲しいと願った時――貴方は陸議が司馬懿殿の寵愛を受ける副官だから、甘さ故に願いを叶えてやったと思っただろうけど、違う。信頼だ。

 本当に彼は陸伯言りくはくげんがあそこまで身を整えて自分に任せて欲しいと言ったなら、そう実行するだろうと思って許可したんだ」



「陸伯言……あいつ何者だ?」



 ついに賈詡がはっきりと聞いた。


「分からない。

 知りたいだろうけど彼については司馬仲達が本気だ。密偵などに探らせない方が今はいいよ。賈詡。私もしばらくはそうするつもりだ。

 ……前に司馬懿が訳も無く女を殺したという話を聞いたことがあっただろう。

 司馬懿が話していない陸議の素性を無闇矢鱈むやみやたらに暴こうとしたら、恐らく今からは想像出来ない、その時の彼の顔が見えると思うよ。

 当時はどうであれ、今は司馬仲達は曹丕そうひ殿の側近だ。

 彼が今正気を失って暴れ回ったら折角滞りなく行われようとしている戴冠式にも弊害が出る。

 譲位が上手く行かないこと――それは即ち曹魏の弊害だ。

 司馬仲達を激怒させてその原因を作ったら、貴方は方々から恨みを買うよ。

 曹丕殿下だけじゃなく、曹操殿からもだ。

 貴方は分かっていると思うけど私は曹操殿の腹心だから、曹操殿が殺せと命じるなら誰だって殺す」


 郭嘉が喉元に刃を突きつけて来たのが分かったが、賈詡は黙って話を聞いている。


「重要なことは」


 ゆっくりと郭嘉が椅子に背を凭れかけさせ、腕を組んだ。


「今まで私も貴方も全く分からなかった司馬仲達の扱い方が、少しだけ分かって来たということだ。

 試しに陸佳珠りくかじゅ殿への愛情がどの程度のものかも探ってみたよ。

 大した後見人も持たない陸姓の姉弟が貴方の側にいたら、間者かんじゃか何かだと疑われて立場が危うくなると脅した。

 解決方法として、陸佳珠殿をさして愛していないのなら私の妻に下さいと頼んでみたし」


 賈詡が半眼になる。


「お前は……誰にお願いしてんだ! それはお父さんとかに頼むことだ! なに陸佳珠を囲ってる本人に頼んでんだよ!」


「私はてっきり彼女を妾にするんだと思っていたから。寵愛はともかく、司馬家は名門だし、後見人の無い彼女を正妻にするとは夢にも思わなかったからね。

 そうしたら妾にはしない、正妻にすると言われた」


「……本当か?」


 賈詡にもその意味は分かったらしい。

 少し驚いた顔をした。


「面白い人だよね。家のしがらみが本当に嫌いなんだ。私も実家とは疎遠だから、そんなに家名を重んじないところは似てるが、司馬仲達しばちゅうたつの孤高を好む性格は相当なものだよ。

 まあそういうところが曹丕殿下のお気に召したのかもしれないけど。

 だけど話は全然これで終わらないから安心して。

 陸佳珠りくかじゅを司馬仲達が本気で愛し、選ぶと言ったので、私は佳珠殿はきっぱりと諦めるから弟の方をくれと言ったんだ。

 そうしたら彼はあっさり、執拗に悩み始めた。

 彼は私が佳珠殿に興味を持ってると読んで、正妻にすると言えば私が諦めるだろうと単純に思って答えたんだろうけど、生憎私の狙いはあの姉弟のどっちかを手にすることだったので……そうだね。あんなに狼狽える彼を見たのは多分初めての事だ」


「つまりはどういうことだ?」


陸佳珠りくかじゅのことを全く想っていない。後見人のいない女を娶るのは家の柵がない、その利点だけだ。彼の立場からすると、いつまでも妻を娶らないと方々から籠絡のために女性を送り込まれるだろうし。鬱陶しいんだろう。だから早く結婚は決めてしまいたいって思ってるんじゃないかな。自分の意のままに出来る女性をね。

 彼は姉を寵愛していたから陸議りくぎを取り立てたんじゃないよ。逆だ。

 陸議を買ってるから、姉を庇護してた。

 確認したんだけど、素性の分からない姉弟二人を側に置くのは人の不信を招くので、止めた方がいいという私の忠告は理解して飲んだようだ。

 だから姉弟のどちらを取るかという話になるわけだけど、

 

 司馬仲達は陸議を選んだ。


 私は美しい姉君の方を頂くことになったよ。

 だから陸議君はいずれ私の義弟になるし、彼は私の妻のたった一人の肉親なんだから、いくら貴方が怒りに駆られても、私の義弟をこんなところで処刑したりはしないよね?」


 微笑まれたが、賈詡の表情は変わらないままだった。

 渋い顔のまま止まっている。

 郭嘉が賈詡の顔の前で手を振った。


「聞いてた?」


「……いや……まあ……俺はあんたに及ばない軍師だから、当然と言えば当然なんだろうけど、お前の喋ってることの意味が全く分からなかった。意味とか、利点とか。

 お前が陸佳珠りくかじゅと結婚するって? なんでよ」


「いずれはそうなることにやんわり決まったよ。勿論一番は彼女の心を優先するけど。

 だけど私は好きになってもらう自信に満ち溢れてるので、司馬懿殿が彼女に執着しないならきっとそうなるだろうね。

 嬉しいなあ。彼女を修練場で見た時、不思議な感じがしたんだ。

 何か他の女性と違うような気が」


「いや。そんなことはない。お前はいつもどの女にもそんなようなことを言ってる」


「きっとこうなる運命だったんだね。まだちゃんと会ってないし一言も言葉を交わしてないけどそんなこと全然どうでもいいなあ」


「いや全然どうでも良くないからよく考えろ」


「とにかく陸佳珠りくかじゅ殿と陸伯言りくはくげんは私と司馬懿しばい殿で分け合うことに決まったから、貴方はもう口を出さないで欲しいな」


「お前が一体何を司馬仲達しばちゅうたつと話しに言ったのかが分からん。女の話か?」




「――いや。江陵こうりょうの話だ。」




 呆れ返っていた賈詡が突然、郭嘉の方を強く見据えた。


「司馬仲達が今度私を江陵に送り込みたいって話は貴方も聞いたよね。

 私は江陵に陸伯言を副官として連れて行く。

 あの若さで司馬仲達が拘る彼の才能と能力を副官として試して、この目で見てみたい。

 江陵は今、軍勢を差し向けられる状況じゃないから、彼と私の二人で行くつもりだよ」


「たった二人で江陵に? 馬鹿じゃないのかお前は」

「同じことを夏侯惇かこうとん将軍とたった二人で合肥がっぴに行ったっていう曹操そうそう殿に言ってみたら?」


 賈詡かくが顔を嫌そうに顰めた。


「お前涼州でどんな目に遭ったのかもう忘れたのかよ。ちゃんと護衛を連れて行け」

「陸議の戦う能力は張遼将軍のお墨付きだから、貴方に文句を言われる筋合い全然ない」


「軍医殿、曹操殿付きの軍医としてこいつを説教してくださいよ」


「殿に申し上げますが、恐らく笑って終わりでしょうな」

「さすが軍医殿よく分かってるね。貴方のことは、私は好きだよ」

 彼の方を見て、郭嘉はにっこりと微笑んだ。


「【烏桓六道うがんりくどう】は私を付け狙っていたんだから仕方ない。

 でも今回の涼州遠征でよく分かったけど、私は大病を患って五年表舞台から消えていた。

 その前は子供だったし。蜀や呉では、ほぼ顔が知られてないことに気付いた。

 江陵こうりょうではそれを大いに活用して、色々見て来るつもりだ。

 きっと現地の人々は、曹操に繋がる魏の軍師が二人連れでそんなところうろついてるなんて夢にも思わないで、あれこれ話してくれるだろうね」


「賊の追い剥ぎに遭ったらどうすんだ……大体お前もそうだが陸議りくぎも重傷じゃねえか。

 良くなるつっても完治には数ヶ月かかるって聞いてたぞ。お前も陸議も怪我人の分際でウロウロウロウロしやがってるが。陸議なんか隻腕になるんじゃないかって言われてたのに馬に乗ってどこ行ってんだ」


「それは知らないけど。そうなんだよね。片腕が使えなくても馬術なんか朝飯前だ。

 顔に似合わず彼は精神も肉体も頑強だ。強くて聡明な子は好きだなあ」


司馬仲達しばちゅうたつはなんだって?」


「いずれ陸伯言は貴方の元に返してあげるから、今は一度私に預けて経験を積ませなよって言ったら承諾したよ。すっごい渋々って感じだったけどね。

 だけど私の副官としてしばらく務めれば、元譲げんじょう殿や文若ぶんじゃく殿も、後見人がいなくても少しは安堵するだろうし」


「全然安堵出来ないの俺だけか?」


「貴方が安堵出来なくても私は別に構わない」

「お前と話してると徐元直じょげんちょくへの苛つきなんかどうでもよく思えて来るな」


 ふと、郭嘉がすっかり忘れていたことを思い出したような顔をした。


「――それだ。徐庶だよ」


「ああ?」

「帰ってきたね」

「ああ……まあな。だが俺としてはあいつより、思いの外有能な騎馬将っぽい馬岱ばたいが戻って来た方が全然嬉しかったというか……」


「貴方は徐庶が戻って来るって予想してた?」


 押し黙るところを見ると、予想はしていなかったのだろう。

 陸議を利用して馬岱と一緒に、蜀へ逃げた。

 賈詡の苛立ちの原因は多分そこにある。


 徐庶が逃げ出してくれた方が、賈詡は元々徐庶を信用してなかったので都合が良かったのだ。そういう人間だとすんなり思える。

 しかし思いがけず戻って来たことで、どう処せばいいのかはっきりしない。

 それが賈詡を苛つかせているのだろう。

 

 賈文和かぶんかは使いやすい人間を好む。


「私も予想してなかったよ。逃げ出す勇気も無いだろうと思っていたんだけど、逃げた以上は相当な覚悟だろうと思ったしね。良かった」


「良かった? 何がだよ」


 憮然として賈詡が返す。


「徐庶は陸議が自分を庇うことが分かっていた。

 陸議は徐庶に前から同情的だったしね。

 だけど陸議だけじゃない。徐庶も陸議には簡単に切り捨てられない情を持ってることがこれで明らかになった」


徐元直じょげんちょくの問題点は情に脆いところだ。情の脆さがその時の気分で軍規を乱す。あいつが戻って来たことだって一貫性がない。単なる美談にはならん」


「でも初めてだよ」


「……何がだ」


「徐庶が動いた。私たちの望む方にね。魏の方に」


「……。」


「少し彼の扱い方も分かって来たよ。

 陸議の側で使えば、徐庶の行動はある程度読めるかもしれない。

 あの二人は組ませて使うんだよ賈詡。そういう使い方が最も適してる。

 陸議の側に置くと、魏に身の置き所の無い徐庶の、居場所がそこに出来る。

 他の誰にも出来ないことだ。


 初めて徐庶が身内でも無い他人のために行動を起こした。

 いたくもない魏の元に戻って来た。

 これはとても重要なことだ。


 ……司馬仲達はこうなることをもしかしたら予測していたのかも」


「それで? 組んで使うって言っても、陸議はお前が江陵こうりょうに連れて行くんだろ。

 その間誰が徐庶の面倒見るんだよ。俺は嫌だぞあんな奴のツラを毎日見るのは。

 荀彧じゅんいくだってあいつには不満持ってる。

 張遼ちょうりょうあたりにお前が泣いて頼むならいいぞ郭嘉。それなら好きにしろ」


「別に泣いて頼まない。徐庶も江陵に連れて行く。

 私と、陸議君と、徐庶。

 いくら文官崩れの徐庶でも、剣では私と陸議君に及ばなくても、火の番とか荷物運びは出来るはずだからせいぜい雑用でこき使ってあげるよ」


「お前本気で言ってんのか?」


「私が本気で言ってるかどうかも分からなくなったなんて、腕が落ちたね賈詡」


「軍医殿。年上を敬うことを知らないこいつを一発くらい殴ったって俺は許されるよな?」

「相手は重傷を負ってるので暴力はお止めください」

「ほら暴力は良くないってさ。そろそろ眠くなって来たなあ。そこどいてくれる?」

「話してる最中に急速に俺から興味を失って眠くなるのやめてもらっていいか天才軍師さん。子供みてえな奴だなホントお前は」

「そんなこと言われても私をワクワクさせなかった賈詡が悪いと思うなぁ」

「……。江陵から戻ったら陸伯言を司馬懿に返すってのか? そうしたらお前は陸佳珠りくかじゅと結婚するって?」


「そうなんだよ。長安ちょうあん元譲げんじょう殿に妻帯しろ妻帯しろって五月蠅く言われたからどの女性にすればいいか随分悩んでたけどこれで一気に悩みも解決した。

 私はまだ一度も佳珠殿と話してないけど、貴方は確か一度話したんだよね。

 私の妻と私より先に話をするなんてやっぱり貴方は腹立たしい人だな。

 でも許してあげるよ。結婚が決まった以上、暴力的じゃない優しい夫でいたいしね。

 それに陸議君に何かあったら佳珠殿が悲しむから、これ以上苛めちゃ駄目だよ?

 私の妻になる女性を悲しませたら貴方でも酷い目に遭わせるから覚悟して」


 優しい声で言い募って、郭嘉は微笑んだ。


「今、数秒前に暴力的じゃない優しい夫でいたいとか抜かしやがったの俺の空耳か?

 舌の根の乾かぬうちに酷い目に遭わせるとか脅してくんな。

 軍医殿。殴らねえから墨を顔にぶちまけるくらい俺は許されるよな!」


「おやすみー 賈詡ー」



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