溜め池の河童への応援コメント
拝読しました。
子供の目を通していて、物語の全体像がわからないからこその恐怖が本当に恐ろしいです。
勝は、看板の絵のとおりに池に引きずりこまれて憑りつかれたのでしょうか。
その憑りつかれた勝が、弟をどうするつもりだったのか想像するだけで胸が悪くなります。
それにしても河童を釣る作戦で、弟の首に紐を巻きつけて連れてくるというのは、めちゃくちゃに怖いですね。これが河童のたくらみだと思うと背筋が凍ります。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。 子供の目を通して見える世界の曖昧さや、信じることの怖さを感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
実はこの話、完全な創作ではなく、僕自身の幼い頃の記憶がもとになっています。家の裏の溜め池には本当に河童の看板があって、僕はそれを信じて、毎日のように河童釣りに通っていました。5歳そこそこの子供がきゅうりを手に入れるのはなかなか難しくて、家のきゅうりをこっそり隠して持ち出したことも、今でも鮮明に覚えています。
そして、勝が弟の首に紐を巻いて連れてきた場面も、実際に目にした出来事です。あの時の空気の変化や、勝の目の奥にあった何かを、ずっと忘れられずにいて……それが物語を書くきっかけになりました。
河童が本当にいたのか、それとも僕たちが何かを見てしまったのか。今となっては謎の話です。
読んでくださって、そして深く感じ取ってくださって、本当にありがとうございます。
溜め池の河童への応援コメント
不気味さが凄かったです。
作者からの返信
読んでいただき、ありがとうございます。
子供の頃の思い出に助けられて出来上がった物語です。
感想、ありがとうございました。