凸♂ダンジョン攻略聖剣伝説♀凹

Chill_

第1話 異世界の扉

『――――――――じゃ、ここ。ここね?』

俺君ちょうど良いとこに居たからさ。

と、こっちこっちと言われ着いて行くとコーヒーを飲んだり、普段の休憩室のロッカーの前。

ふざけているのか。。。、?

「ここは、、、。」

「じゃあ、俺君、得意先のダンジョンだから。くれぐれも頼んだよ。」

得意先の“ダンジョン”などと、ここはオフィス。

場所が場所なので聞き慣れない“カタカナ”を俺は『何か今、流行っているアニメ』という事くらいは理解したのだが、『ダンジョンに行け』と言うのは上司の指示でありながらも憶測もつかない。

ロッカーの前に、ぐいと上司が『さぁさぁ、』と推してくるのだ。。。、

「えっ、あのっ、ちょっ、、、、」

「俺君ならきっと攻略できる!」

「はぁ、、、、。わ、わかりました、わかりました。ダンジョン、ですか?ではデスクに戻って準備を。。。、」

「ああ、準備はもう出来ているよ。スーツに、ネクタイ。バッチグー。あ~良いかい?時間がこれから私は会議があるんだ。じゃあ、俺君、ここのロッカーの扉を開いて、行ってきてくれ。頼んだよ、さぁ、会議だから!」

そうダンジョンへ急かされるので、スーツ、ネクタイ、会議―――、たじたじながらも俺はロッカーの扉を開いた。

ばこんっ。

ロッカーを開け、それを扉のように。

俺は目を瞑り革靴で一歩、

すると―――――――――――――。

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