「……お姉ちゃん」テープから流れたのは、届くはずのない声

亡くなった妹の「声」がカセットテープから聞こえた——。
(紹介文より)

偶然入ったお店で見つけたのは『お姉ちゃんへ』と書かれたカセットテープ。

家に帰って再生すると聞こえてきたのは、亡くなったはずの妹の声。

「……お姉ちゃん。いま、どこにいるの?」


ミステリアスな導入からはじまるこの物語は、過去の後悔をさかのぼり、やさしい着地へと向かっていく。

全六話、約13000字。
長くない物語のなかで、温かい気持ちになれる小説。
文章も読みやすく、表現も綺麗です。
もっと評価されてもいいと思うのでオススメします。