ヒーローになりたくて

CANA.

プロローグ

〜プロローグ〜

「ヒーロー」と「悪者」の境目はどこにあるのだろうか?





僕・榮倉瀬凪は、大阪府CRIMINAL CITYで、昼はカフェ店員、夜は「相談所」の相談員として働く少年。

そんな瀬凪の憧れの「ヒーロー」である同い年の探偵、胡琶望命は、誰よりも優しく、誰よりも強い正義を信じていた。


しかし、ある事件をきっかけに、彼は自らの「優しい正義」を捨て、「大衆の悪意」という名の刃を手に取る。

そして、その刃は望命自身の心を深く傷つけてしまう。


これは、理想のヒーロー像を失った少年が、絶望の淵にいるもう一人の少年を救うため、自分なりの「正義」を見つけ出す物語である―――。

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