異世界召喚された学生は強くなる

冬城レイ

一章

プロローグ

俺は普通の高校生。

本当に普通。

成績普通。運動普通。すべてが普通と言われてもおかしくない。

まぁいつから普通になったのかは...まぁいい。

そして今日も…


「おーい。凡人」

「あ、あはは…なにか用?」


クスクス笑いながら。


「いや〜一人だったから、可哀想だなってー」


その時


「レイ〜」


(やっぱり来た…)


こいつは、『花村麗華』幼馴染で、毎日俺の机に来て話している。

いじめられる原因の一つかもしれない。


「あ、なに?」

「暇だし、喋ろうよ〜」

「あ、うん。いいよ」


八木は俺を睨み、違うグループに混ざった。


「麗華…話って」

「ちょっと待って!何あの光」

「う、うわ!!ま、眩しい!!」


ほかのクラスメイトも。


「なんだ!?」

「眩しい!!」





「ん…ここは…」

「レイ!?起きた?」

「う、うん…ここはどこなんだ」


周りを見ると、人がいっぱい居る。

すぐ察しはついた。

ここは異・世・界・だと。



話をすべて聞いた。

先程、説明のために、老人が色々と話していた。

内容はこうだ。


この世界は、地球より半分ほど文明が遅れている世界。この世界では、戦争が起きていて、人間兵の数が残り50万人居るのに対して、魔族軍は2900万人。圧倒的な差ではある。

そのため、女神様が俺達を召喚したらしい。そして、召喚された者の戦力は一人につき兵士10万人の力があるらしい。そんで使命は戦争を止めることらしい。そんで、戦闘系の職業なら。非戦闘系は戦闘系のカバーに回る感じになるらしく…俺は…錬金術師…武器や功績加工など担当か…


戦闘――110 魔力――10020 防御力――20001 固有スキル――鉱石鑑定、鉱石採掘上昇、魔力消費量軽減、異次元収納。


無駄に魔力と、防御力だけはピカイチ。あと異次元収納ってなんだよ…なんか、こんな流れ見たことあるな。


「おう、凡人〜職業なんだよ」

「錬金術師だよ」

「あっそ〜くれぐれも、脆い武器とか作んなよ〜」


蒼真はケラケラ笑いながら言った。


「あ、うんもちろん」


(今思った…今…もしかして、アイツらより、強いはず。もう、おどおどしなくていいんだ。そうだそうだ。昔の性格に戻ろう。自分を隠さなくて良いんだ。…ははは)


そうして、異世界に召喚されたレイ達は異世界を救うことになる。

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