ずっと夢を見ていたかった

仲間うみ

春と楓は親友だ。

春は楓の彼、作間のことが密かに好きだった。

楓と作間は同じマンションの隣同士、

生まれた時から家族ぐるみの付き合いで

ずっと一緒だった。

春に2人の間に入れる隙などなかった。

ある日の下校時、春と楓が事故に遭い、

春と楓の身体が入れ替わってしまう。

目を覚ました春は、楓になっていた。

春の身体は意識不明のまま。

楓の身体をした春は作間に抱きしめられる。

その瞬間、春は楓になりきって暮らすことを

決意する。

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