引き算の美学

短いセリフに、最低限の描写。
不思議と、背後にある感情や情景が想像できます。

明るそうなタイトルとは裏腹な、怖くて切ない物語です。

お祓いシーンに登場する祝詞は、どれも優しく、切なく、この世界そのものを体現しているようです。

過去に何かを抱えていそうな、主人公3人の、慎重に、半歩ずつ、距離を縮めていく様子が、とても愛おしく感じます。

これからの展開が、とても楽しみです。

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