第3話 自分の恐怖を現す術が無かった頃。
自分の恐怖を現す術が無かった頃。
このときの感情を素直に描く事が何か影響するんじゃないか?と無駄に怖れていた頃。私が述べたのは端的に「感謝などはしていない」というだけだった。
それは客観的に事実を述べただけだ。
不快だ、と素直にいうのを飲み込んだ。それだけだった。
これが、ビジュアル化という強みをあげたのに感謝されないのは上から目線だ! の始まりである。
「恵まれているのに、無視して!」みたいな感じになった。恵まれているなら私に話を通すんだよなぁ・・・
二回言うが「私の作品でやらなくてもいいだろ!」としか考えられなかったのに、
彼らは「感謝されるべき偉業だと当然のように考えて居る」
恐ろしい事である。きっと今まで人に断られたり嫌な顔をされた事が無いんじゃないか?という純粋さに戦慄したのを覚えている。
ずっと作品をサイトに置いて来て、勝手にアニメ化前提の小説に内容を入れたことを許せないと言ってももう遅いが、とりあえず、
「感謝されるべきと当然のように考えて居る」事が、意味がわからない。
もしアニメ化されると知っていたなら抗議の電話でもすればよかった。確実に差し止めを訴えただろう。許可も出していない。
※このときは「文章だけのつもりの、サイト内容を、勝手にメディアミックス化したを知らなかった」だけなので、深く考えず交流も分け隔てなくしていた。
このときに知っていたら、即座にブロックしたと思う。
小説であったものが、映像になるというのはそのくらい重みがあっていい筈だと思う。いや、愚痴はともかく。
ただの侵入者で泥棒だった彼らにとって、
私の発言は「今まで仲良くしてたのに、なんでぇ……?(´;ω;`)」だったらしい。
(文章だけの世界でいる筈だったのに勝手に話を広げて晒している事は彼らには感謝される事なのだ)
事実だけを述べた私もいけなかったと客観的に考えると今は思えるので、
こうしていかに商業的立場の人が無断で引用する事の影響があるか等を心情も交えて描いていこうとおもう。
彼らは自分が偉いのだ。
嫌がる想定をしていない。
権力のある作家は、テレビ局の食レポと同じ存在なのである。
一見華やかに見えるし、宣伝になるような気がするかもしれない。
ただ……あの頃のテレビ局の食レポは調べれば出て来るだろう。
或いは、被災地にヘリで来てゴミを置いて帰るのと変わらない。
私は彼らにとって「何を言っても上から目線!」の存在になってしまったし、
私も私で当時のネットでの「○○は感謝されるべき」という空気が出来上がっている事ファンの謎の空気感にも疑問を覚えていた。仲よくしたらいいのにね!と気軽に言われてもこいつ無断で何でもやるし挨拶しなかったぞ。である。
ファンの空気感との温度差も心苦しいものだった。
全てが嫌になってとりあえずアカウントをブロックした。
その場の空気感は、外から見れば異様で、それこそ教祖を妄信するおかしな宗教団体みたいなものだった。
極論、彼らが『あちら側』だった。から、私は事実だけを述べて交流も断った。
というのが感情的な事実を省いたときの事実である。
2025年9月2日12時22分
キャラクターのビジュアル化恐怖症の私のこと たくひあい @aijiyoshi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。キャラクターのビジュアル化恐怖症の私のことの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます