儚く静かに描かれる、ぎこちなくも穏やかな、ふたりの話。

Xの方から興味を持ち、拝読。

1話目の戦闘描写の、躍動感の中にある静けさのようなものに魅力を感じて読み進め、気づけば読了……という感じでした。

烏天狗、怪異、怪討……どこまでも広げていけそうな設定をテーマの中に取り入れつつも、話を広げすぎず、綺麗に畳んでいる点が素晴らしいです。
都度の二人の反応にもぎこちなさがあって微笑ましい。

読後のすっきり感も抜群です。

多くの方に刺さること、間違いなし。
推したい一作です。