ヒーローミックス

わたたムシャ

第1話 実験

朝...それはとても心地いい、鳥の囀り、温かい太陽の光、そして....

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!

実験失敗の爆発、これが俺の朝....


「朝からうるさいよ!」


「あぁ?なんだよ!こっちは必死に実験してんだ!」


「朝からするなよって言ってんだよ!」


「うるさいな〜こっちは実験に必死なんだよ、しかも今回の実験は人類全員に関わる重要な物なんだ、だから寝る暇も惜しんで実験してんだ、」


「それは分かってるよ、でもさ、流石に失敗しすぎじゃ無い?これでもう15639回目の失敗だよ?」


その後しばらくの沈黙が続き


「失敗は、成功の元だから、」

「はいはい、頑張って、俺は学校行ってくるから」

そう言い家から学校へと向かった。


俺の名前は"水井 研爽"研室高校一年生、化学研究部に所属している。そして誰にも言えない秘密を抱えている、

そうして時は進み、学校が終わった

「じゃあね水井くん!」

「うん!またね!」

ここからが俺の時間、

俺は学校の裏庭に周りしゃがみ込んだ、そして地面に隠れている鍵穴を見つけた、そこに鍵を差し込み、回した。すると地面が揺れ、真っ二つになった。そして地下へ続く階段を降りて実験室へと向かった。

「来たよ」


『スキャン開始・・・・スキャン完了"水井 研爽"

本人である事を確認 扉を開きます。』


そして空いた扉の先にはとてつもなく広い研究室となっていた


「また広くなったんですね博士」


「ええ!じゃ無いと実験が追いつかないもの、」


この人はこの研究室の博士"笹倉 羅墓"読み方はそのまま"ラボ"でいいよ


「博士、所で完成したの?例のあれ」


「ええ!そうなのよ!遂に完成したの!こっちよ!着いてきて!」


そう言って着いていくとそこには何やら凄そうなのが飾ってあった


「これよ!対ステア特攻変身道具その名も「ミックスベルト」よ!どう?かっこいいでしょう?」


「まぁ名前以外は、これで戦えるんですね、ステアに...」


「いいえ、まだよ」


「え⁉︎なんで⁉︎」


「変身する為のアイテムがまだ完成できてないの、残念ながらまだ戦えないわ」


「そうなんですね、でも、早くしないと、いつこの研究室が襲われるか分からないですからね、」


「大丈夫でしょ!こんだけ厳重装備なんだし」


「まぁそうですよね、では!引き続き頑張って下さい!」


そう言って俺はこの研究室のから出た


「ただいま〜」


「あ!おかえり!道具はどうだった?」


「完成してたよ.でも変身アイテムがまだみたい」


「完成してたのか!そりゃあ良かった!でも後はアイテムか.....そうだ!俺が作りゃいいんだ!」


「はぁ?何言ってんのやら、道具も見てないのにどうやって作るんだよ、」


その言葉に"たしかに"と言う表情で腕を組んでいた


「俺、今からその道具見にいくわ!」


「え?!今から?!」


「あぁ!一刻も早く完成させたいんだろうし!俺がいきゃあ百人力だ!」

そう言って走って行ってしまった


「全く、何やってんだか、」


それからまた時間が過ぎ深夜0時を回った頃だった、玄関から音がした、帰って来たのか?そう思い玄関に行くとそこには"ステア"が立っていた....


うわぁぁぁぁぁ!俺はびっくりして尻もちをついた、ステアは俺を襲わず地下にある実験室に歩いて行っていた、あそこには全人類に関わる大事な物がある、絶対に行かせない、その思いで俺は近くにあった椅子でステアの後頭部をなぶった、

するとステアはムカついたのか俺の方に向かって来た、俺はそのままステアを玄関に誘導し、外に追い出そうとした、その時だった


「嘘だろ?」


なんと玄関先にもまた何人ものステアが待ち構えていた、そしてそのステア達は一斉に俺の方へと向かって来た、これはやばい!


「どうしてこんな事に!でも!俺はあの実験室を守るんだ!」


そして俺は向かってくるステア達をなんとか食い止めていた、ふと玄関の方に目をやるとステアが何人も家に入って行っていた、まずいまずいまずい!急げ!


「やめろ!怪物!実験室に手を出すな!」


すると遠くから声が聞こえて来た


「水井!これを使え!!!!」


その声と共に何かが投げられた、俺はそれをすかさずキャッチした、


「これは....」


「水井!お前ならその道具の使い方!分かるだろ!」


あぁ、分かる、何年も待ち望んだんだ、こいつらまとめてぶっ倒してやる!


「装着!」

『ミックス!』

まずはこれ!

『レッド‼︎ フレイム‼︎』

次にこれ!

『ブルー‼︎ ウォーター‼︎』

「これで決まりだ!」

『セット!ミックス!ミックス!ミックス!ミックス!.......』

「変身!」

『パッキーン...レッド!ブルー!ミックス!フレイムウォーター!!!』


「紅の炎と蒼き水、二つが混ざり合い頂点へと辿り着いた、科学の守護者、ミックス!」


「実験のミステリーは俺が守る!」

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