また、船に乗って

 「また、船に乗って帰るよー」

 「は〜いっ!あっ?!ペリカンさんみたいな鳥さん、羽を広げてバイバイしてくれてるみたい」


 「ほんとだねー!くちばしもめっちゃ広げてるー」

 「かわいい〜」


 「「バイバ〜イ!!また来るからねー!!」」


 「チャプンッ!着いたよー」

 「速いねー!あ、キンモク城も見えるよー」


 「今日は、あそこに、ふたりで泊まろう」

 「えー?!いいのー?!泊まれるのー?!」


 「泊まれるよー!わたしんちなんだから」

 「そっか!って今なんて?わたしんち?」


 「そうだよ〜」

 「あのお城だよね〜?キンモク城なんだよねー?」


 「うんっ」

 「えええええーっ?!そんなん初めて聞いたわ〜」


 「今、言ったんだもん」

 「うわっ、そっか、そうだよね〜」


 

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