刻の崖
@2564
刻の崖
6/17(日)
「つばさー!いつまで寝てるのー!学校に遅刻するよー!」
「うーん、うぇ、もうこんな時間!?間に合わないよぉ」
俺は朝が苦手だ。今日もギリギリに起こされて、慌てて家を出る。スマホの天気予報が雨を知らせる。
「げっ今日も雨かよ、、」
ここ、霞ヶ淵村は小さな村で、梅雨なこともあってか最近雨が多い。それなのに、誰も大雨のニュースに関心を持っていないようだ。朝もやの残る細い道を、子供達が登校している。水路の脇では老夫婦が田んぼに水を引いており、その向かい側の公民館前では、集まった住民がいつものように世間話をしている。村の背後にそびえている天霧山には工事中のブルーシートがかかっている。登校時刻ギリギリに門を走り抜ける。
「ギリ間に合ったー」
先生に注意された。「もっと余裕を持って来なさい」
授業中でも俺は窓から外を眺めている。このまま雨が続いたらどうなるのだろうかと不安になる。最近、スマホで天気を確認するのが日課になっていて、クラスメートと話すよりも、天気予報を見た方がよほど楽しいと思っている。俺が愛用している天気予報のアプリは当たることが多く、昨日(6/16)は授業中に突然大きな雷が落ちたが、そのときは落雷確率が高かった。今日は小雨だが、油断はできない。
6/18(月)
お母さんが起こしてくれなかったので違和感を覚えて、リビングに行く。
家に誰もいない。
とりあえずテレビをつけて、ニュース番組を見る。
ニュース番組の日付は、7/1になっている。
「え、今日は6/18じゃないの?」
自分のスマホは6/18を示している。混乱したが、番組のミスだと思うことにした。
「次のニュースです。6/24に発生した霧ヶ淵村の崖崩れで、村の住民のほとんどが死亡したことが確認されました。死亡者のリストについては、以下の通りです」
「霧ヶ淵村って、ここじゃないか。」
どうして、毎日スマホで確認していたはずなのに、記憶にない崖崩れ。その日付は未来の6/24。フェイクニュースかと思いながらも焦り、死亡者のリストを確認する。
北野翼。自分の名前。
「俺、死んでる…?」
続いて崖崩れの状況がテレビで流れる。天霧山が崩壊して、村を飲み込んでいる。
「え、そんなはずは…..。どういうことだ…。」
画面で他でもない自分自身が土砂に飲み込まれていく。これまでに感じたことのない恐怖、焦りを覚えた。
「つまり、俺は、寝てる間に未来にタイムスリップをしていて、未来の自分は死んでいた..?」とりあえずニュースをスマホで録画する。スマホだけはタイムスリップせず、6/18を示しているのか。
幼馴染の一ノ瀬沙月にLINEを送ることにした。彼女なら同じ写真部で小学生の頃から一緒なので、すぐに返信が来るだろう。タイムスリップでスマホが狂っていなければ。
「ねえ、今日って何日?」
「え、何言ってんのwww」
「頭おかしくなった?」
続けて、返信が来る。
「6/18だけど」
タイムスリップしたのは自分だけ…?
「もうすぐ学校だけど、間に合いそ?w」
「今日も遅刻かなー?w また後でね!」
こんな状況で学校なんか行ってる場合じゃない。まあ、6/18の学校には行けないけど。沙月が学校終わった頃に、もう一度連絡してみる。
「ちょっと、落ち着いて聞いてほしいんだけど、俺未来にタイムスリップしたかもしれないんだよね」
沙月から返信が来る。「え、何それw」「今頃厨二病かな?もう高校生なのにねww」
「本当なんだよ。それで、あの天霧山が崖崩れを起こして、この村ごと飲み込んじゃうの。」
「そういう空想をしてるのかな?ww くだらない話に付き合ってる暇ないんだけど」
「じゃあまた後で話すわ」
「おっけー」
多分これ以上話しても信じてもらえないだろう。
このままではいけない。でも、誰も信じてくれない。
6/19(火)
「いい加減起きてー!!遅刻するよーー!」
母の声で起きる。いつものことのはずなのに、急に涙が出そうになる。こういう日常は、当たり前じゃないんだな。
「今日って何日?」家族は昨日の僕のことを知らないのに、咄嗟に声が出てしまう。スマホは6/19を示しているのに、ニュース番組では6/22だ。今日も未来にタイムスリップしたが、崖崩れの前だ。家族に説得しようと考えたが、昨日の沙月のように信じてもらえない気がしたので、断念した。
「学校行って来まーす」
学校には行かずに、天霧山へと向かう。今日(6/22)は雨が降っているが、スマホの天気予報(6/19)は晴れを示している。考えうるのは、長く続いた大雨で、工事中で脆かった崖が崩れるということ。つまり、一昨日(6/17)に見たブルーシートのあたりに何かあるかもしれない。
山に着くと、工事現場はすぐに見つかった。工事中の看板があるフェンスの外から、覗いているのがバレないよう、注意して様子をみる。
工事中の看板からの情報では、一橋ジオテック株式会社の工事であることがわかった。昨日見た7月1日のニュースで、斜面の地盤整備の工事をしていて、将来的に住宅や施設を建てることを考えていた、と書かれていたので、その工事中らしい。雨でぬれた土がところどころ崩れかけていて、ブルーシートの隙間から水が滲み出ている。また、排水路は設置されておらず、簡易トンネルのようなもので水を流しているが、山の斜面は雨水が勢いよく流れ出していて、排水はうまく行っていないようだ。さらに、雨の中作業しており、たまに上司らしき人物が怒声をあげているのが聞こえる。
このままだと、いずれ雨で崩れ落ちそうだと判断したので、スマホで現場を撮影し、後で説明するために証拠として記録しておく。
6/20(水)
「朝だよー!!早く起きなさーい!」
「はぁい」
俺が起きた後、お母さんが不思議そうに言った。
「あんた昨日はあんなに早く起きて急いでたのに。今日は遅いのね。」
昨日がわからないので、何も答えられない。
「そうだ、日付!」
テレビの日付は6月19日。1日分過去にタイムスリップしたようだ。
学校に行く途中、科学部の陸に会った。陸が話しかける。
「ねえねぇ」
俺は、うつむきながら答える。
「どうしたの」
「最近はね、豪雨が多いでしょ。だから雨の量に地盤の排水が追いついていないんだって。」
「それがどうしたっていうんだよ。」
「もしかしたら、天霧山で土砂崩れが起きちゃうもねってこと。まあ、そんなことないか。」
陸はいつも真面目な話しかしないので、クラスの中心的存在ではないけれど、この人なら協力してくれるかもしれない。
放課後、沙月と陸を写真部の部室に呼び出した。
昨日撮った工事の写真や、未来のニュースの動画を見せる。
「俺の言ってることは嘘じゃない。信じてくれ。このままだと村が危ない。俺に協力してほしい」
沙月は「そこまでいうなら、信じてみようかな」と、陸は、「ほんとにそうなるなら、僕の予想は当たったってことだね。それなら放っておけないな」と承諾してくれた。
「ちなみに今もタイムスリップしてるの?」と沙月に聞かれた。
「そうだよ。俺は1日分過去にタイムスリップして今ここにいる。」と俺が答える。
「毎日違う日付に飛ばされるのか」陸が関心した。
「とにかく、協力してくれて二人ともありがとう。俺は、毎日タイムスリップしてて、飛ぶ先はわからないけど、沙月と昨日LINEできたってことは、LINEで情報は共有できるから、それを利用する。僕が過去や未来から情報を送るから、二人は村の人を非難させてほしいの」
「了解。私が村の人を説得して、誘導するね」「僕は科学的に山崩れのデータを解析しようと思う」
「みんな、ありがとう!」
6/21(木)
「早く起きてー!」
家を出る前に母がこう続けた。
「昨日はどこ行ってたの?母さんが起きたとき、翼いなかったから、てっきり学校行ったのかと思ったんだけど、カバンが家にあったんだよね。」
「その日はカバンを学校に忘れたんだよ、多分。」
「多分って何よ。」
「そんなことはどうでもいいでしょ。学校行って来まーす!」
昨日のことなんて知らないからわからない。失言してタイムスリップがバレたら面倒くさいことになるだろう。
今日はスマホも6/21を示しており、タイムスリップしていないようだ。今日は天霧山の頂上に行ってから、もう一度様子を確認しようと思う。天霧山は傾斜こそ急だが高さ自体はそこまでないので、一人で簡単に登れる。天気予報は晴れだから、きっと安全だ。
頂上に着いた。工事は続いているが、山のひび割れが散見される。写真を撮って、LINEを送ろうとした瞬間だった。急に黒い雲が現れて、豪雨が降り始めたのだ。さっきまで晴れていたのに。しかもスマホを確認すると、電波は圏外。表示されるのは通信不可の文字だけ。
どうしようかと考えている間にも、雨はどんどん激しくなる。
雨でぬかるんだ土手を慎重におりて、崖の斜面を見下ろした。ブルーシートに覆われた足場は崩れかけ、どこか不自然な沈下も見える。山の麓を目指して、山をゆっくりおりる。
雨は止む気配がない。稲妻が谷間を一瞬明るく照らし、雷鳴が遠くから響く。その度に心臓がこわばり、雨で視界は白く揺れる。何度も足場を滑らせそうになり、泥の中に手を突っ込む。
やがて、ようやく山を下り終えた。振り返ってみると、稲妻の合間に、かつてのニュース映像と同じ光景がある。
家に帰って二人にLINEをする。「今日撮った写真をもとに陸は山の解析をしてほしい」「明日は村役場に行って、山の開発をしている一橋ジオテックの情報を集めようと思う。」
6/22(金)
今日は早く起きて、職員の営業時間前から村役場に行った。もちろん学校へは行かない。あと2日で、俺の人生、いや、村全体の行方がかかっているのだから。
テレビを確認したとき、6月18日になっていて、天気は曇り。
職員のふりをして建物に入りたかったが、役場はとても小さく、入り口の横に低い塀があったので、そこに身を隠しながら通りすがる職員の言葉を聞いた。役場職員とジオテック社員の会話を聞くことに成功した。
「今回の工事は工期ギリギリで間に合わせるために、一部の排水パイプは設置していません。」とジオテック社員が言う。
「ええ、でも、住民への避難勧告は…?」
「早く出すと工期に影響が出ます。『安全』っていう形にしておけば、表向きには問題ないかと」
「なるほど、なるべく大事にならないといいのですが。」
「あと、設計図の修正箇所もあります。しかしこちらで数値は合わせるので大丈夫です。大雨が降っても、被害はほとんどないかと。細かいことは後で処理します。」
「了解です。」
目の前の会話は、未来で見た崖崩れにつながる小さな歯車だった。
夜、LINEで会話の内容を共有した。陸が、工事現場の撮影のためにドローンを用意してくれた。
「ドローンを使ってもう一回撮影したい。明日になったらまた山に行こうよ」
「タイムスリップしなかったら会えるね。」
沙月が言った。「何それ運ゲーじゃん笑」
俺が答える「別に俺以外の二人で行けばいいじゃん」
6/23(土)
今日はタイムスリップはしていなかった。運ゲーに勝ったということだ。
大雨警報が発令されていて、三人は土砂降りの中、工事現場へ向かう。
「排水口がここにあるから、もう少し右のほうにあるね。」スマホを見ながら沙月が言った。雨で視界が悪いので、案内がないと迷ってしまう。
現場に着くと、簡易排水トンネルの水の量が明らかに以前より多くなっていることに気がついた。「この先に何かあるかもしれない。」
少し進んだ先で、急に立ち止まって陸が言った。「ここ見て。排水トンネルの一部が、土砂で塞がれている。」沙月が続ける。「ほんとだ、トンネルの水の量が多かったのは、ここの詰まりが原因だったのね。」
トンネル周辺の足場は不安定で、泥まみれになっている。沙月が言った。
「あそこの詰まりを開放できれば、崖崩れはなくなるかもしれないよ。」
「でも、この雨のなか、あそこまで行くのは危険じゃない?」と、陸が不安そうに言った。
俺が言った。「ここは、俺が行く。」
「くれぐれも足元には気をつけてね…」
泥まみれの坂道を横切るように進もうとしたそのとき、稲妻が鋭く光り、雷鳴が響く。近くで雷が落ちた。
「きゃあっ」
足を滑らせたのは、奥にいた沙月だった。
「これにつかまれ!」
陸が咄嗟の判断で持っていたロープを投げた。
「俺が引き上げる!」
すぐに姿勢を変え、陸が投げたロープを引っ張る。沙月はなんとか助かった。
「二人とも…ありがとう。」
いつもの元気な沙月が、今は怯えている。陸が冷静に話した。
「ここは危ないから、一旦引き返して態勢を立て直そう。」
少し戻り、小さな洞窟に入って、作戦を話し合った。
「もう…無理じゃない?あたし、怖い」
陸が断言した。「絶対にあれを放置させちゃ駄目だ。」
陸が少し考えてから言った。「反対側から行こう。」
沙月が過去に撮影した山の写真をもとに、ルートを考え、翼を先頭に再出発する。
「あそこだ、今度こそ俺が行くよ」
二人は僕を見守っている。足を滑らせらせたら、あのニュースのように…いや、そんなことを考えてはいけない。慎重に、排水口へ手を伸ばす。
「…っ、流れた!」
激しい雨音の中、塞がれた排水口の土砂がついに崩れ落ちたーー勢いよく濁流が吐き出され、轟音と共に下流へと流れ去った。
「これで決壊は避けられるはずだ」陸荒い息を吐きながら言う。
未来は…変えられる。俺たちで、止められたんだ。
雷鳴が遠くに響くなか、三人は言葉もなく頷きあう。
けれど、翼のスマホのアルバムには、まだ”崩壊した未来の村”の写真が残っている。
6/24(日)
ついにこの日がやってきた。俺はスマホに残る未来の写真を何度も見返してしまう。今日で、全てが、決まる。
大雨は鳴り止まない。気象庁から大雨警報が出ていて、川の水位は依然として高いままだ。陸はドローンの機材の最終チェックと、いくつかの端末の接続を確認している。沙月は早めに公民館へ行き、高齢者の家の場所を最終確認している。そして俺は、過去に集めた録音と現場写真を整理して、ライブ配信の文章を考えている。スマホの写真を押すたびに、指が震える。
10時になった。いざ、実行のときだ。陸はドローンの映像をSNSにあげて、沙月は村の人に「避難を考えて」と呼びかける。俺は、役場とジオテック社員の会話をSNSにアップ。お願い、みんな、動いて!
10分後に、ジオテック会社のSNSが更新された。「工事は安全管理下にある」という短い声明を出したのだ。陸が一番最初に気づいた。「もうこんな対応を、、早すぎる…。」
そのあと遅れて、地方紙の記者から連絡を受けて、陸は解析結果を説明し、取材のアポイントをとったらしい。
工事が安全なはずがないのに、これまで努力してきたのに…村の住民の一部は、「大丈夫なのか」と安心していると沙月も話している。でも、感情で動くわけにはいかない。
これだけでは足りないということで、緊急で、ライブ配信を行うことにした。三人を招集してから、流れを説明する。
「じゃあ、始めるよ」
これまでの証拠を順番に並べた。ドローンで収めた斜面の映像、録音、崖の写真などを利用して、地盤のひび、排水口の詰まり、会話の断片などをライブ配信で流した。そして、俺が画面に向かって、真剣に話す。「雨で天霧山が崖崩れを起こします。」「今すぐ公民館に避難してください。」
しだいに視聴数は増加し、コメント欄で住民から「どう移動すればいい?」などの声が上がる。沙月が逐次返事や誘導を入れる。
「たしかにこれは危ないかもな。」「私たちも避難しないとね。」
10時の行動では動かなかった人たちも立ち上がり、公民館へ向かい始める。
やがて17:00になり、翼のライブ配信、沙月の誘導、陸のデータ提示が功を奏し、公民館に続々と村民が集まった。みんなの顔に緊張と不安が混ざる。
数十分後、爆発音のような轟音が響いた。公民館の中も振動で少し揺れた。天霧山の崖が崩れ落ち、黒い土砂が一気に谷へと流れ込む。窓の外が茶色に染まり、公民館は軋みをあげて揺れた。
数十秒ののち、轟は遠ざかり、静寂が戻る。
窓の外を覗くと、土砂に埋まった家々は潰れていた。だが、ここに避難した村人は全員が助かった。
「助かった…」と言うと、沙月が震え笑った。「うん、みんな、生きてる」
未来は変わったのだ。
夜、停電した公民館でラジオが流れる。「天霧山上流で土砂崩れ発生」「奇跡的に霧ヶ淵村の全住民が避難済み」と繰り返す。
村の人たちは互いに食糧を分け合い、疲れ切った顔で横になる。彼らは皆笑顔だ。
三人は公民館のわきに腰を下ろす。
「終わったんだな、ついに。」「そうだな。」
6/25(月)
「朝よー!起きなさーい!」
いつもの日常が戻ってきたような感じがする。
ふと窓の外を眺めると、雨は止み、薄曇りの空から光が差し込んでいた。もうタイムスリップはしない。
「おはよう沙月。言い忘れてたけど、昨日はありがとう。君の協力のおかげだよ。」
「え、なんのこと?」
沙月が不安そうな顔でこちらを見た。
「いや、覚えてないの?昨日、土砂崩れから村を救ったじゃんか。」
「土砂崩れ?全然わかんないんだけど。」沙月が続ける。「夢で見たのかな?悪いけどくだらない話に付き合ってらんないから。」
沙月の、記憶がない…?
陸のところに行って、話してみる。「昨日、天霧山が崩れたの、覚えてる?」
「崩れてないけど、急にどうしたの?」
スマホで未来のニュースの写真を見せながら、話す。「村の人みんなを公民館に避難させて、村を救ったんだよ。」
陸が首を傾げて不思議そうに言った。「ネットでフェイクニュースを見たのかな?今どきはAIでフェイク画像を簡単に作れるからね。」
誰も僕を信じてくれない。二人の記憶がないのか、それとも本当に僕の夢だったのか?タイムスリップで行かなかった「あの日」は、どうだったのか?
真相は定かではないが、村が平和になっていたのなら、それでいいということにしておく。日光が僕をやわらかく照らす。もやもやを抱えながら、俺は静かに歩き出した。
刻の崖 @2564
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