夢見る女性じゃいられない

愛彩

夢見る女性じゃいられない

とある漫画。

同じ名前同じ年齢の少女達が

上京する電車で出会うお話。

その少女達の名前はとある数字である。

音楽も関係してくるお話。

まだ完結していないお話。

お分かりだろうか。



そんな漫画を久しぶりに読み返してみた。

片方の少女は、それはもう恋愛体質。

なんだか共感できる部分が沢山。

が、しかしひとつ明確に違う事。

それは、年齢である。

彼女は、当時20歳から21歳になる時期だ。

一方の私はアラサーなのである。

わかる、わかる〜等と共感していては

駄目なのだ。



そんな彼女の旦那様は、芸能人。

それはそれはモテモテの遊び人。

そんな彼が彼女を選んだ理由は

色々あると思うが、私が一つ思う事。


それは、

『とても夢見がちだが、

現実や自分の立場を弁えている。』

という部分ではなかろうか。


実際に、彼が彼女の事を第三者に

そう説明しているシーンがあるのだ。


夢見る少女でキラキラしているように見える

反面、男性の現実的な部分

(弱さや、賢い狡さ、)もしっかりと

心得ているのだ。

その分、引き際も早く上手なのである。

引くことによって男性が追ってくることも

心得ているような気もするが

計算、というよりかは本能でやってのける。

だからこそ憎めないのである。



性別は関係ないかもしれないが

やはり女性は感情的になりやすい

生き物だと思うのだ。

そういう割合が多いと感じる。


恥ずかしながら、

アラサーの私だってそうである。


だからこそ、どこかで

冷静な自分がやはり必要なのである。



この人すごく素敵で惹かれる、

でも、なんだかこの人は私の心を

敢えてすごく揺さぶっている気がする。


心が揺さぶられるのが

『恋』なのかもしれないし、

相手が揺さぶっている訳ではなく

勝手に揺さぶられているだけかもしれない。


でも、そんな時に

『私は、心は平和に保ちたいのだ。

この人は違うのかも。』と

どこか冷静で居たい。


冷静に考えたうえで、そういう人を選び

選ばれるとするならば、

揺さぶってくるような弱さ賢さも

すべて引き受けてまるごと愛する

覚悟を持つべきだ。



夢見る女性じゃいられないのだ

夢見る少女から学んだのだ。

ありがとう。


それでは。

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夢見る女性じゃいられない 愛彩 @omoshiroikao

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