NTR系エロゲの竿役に転生したと思ってたら、同じ制作会社から出てるif世界線のゾンビパンデミックの方でした
第1話どうして他人の女寝取る為だけにデザインされた高校生がこんなスペックしてるんですか?いや助かったけど
NTR系エロゲの竿役に転生したと思ってたら、同じ制作会社から出てるif世界線のゾンビパンデミックの方でした
懐紙
第1話どうして他人の女寝取る為だけにデザインされた高校生がこんなスペックしてるんですか?いや助かったけど
教室の中に飛び交う悲鳴と怒号。鼻腔にはむせ返るような血と吐瀉物と排泄物のまざる匂い。
ソレが起こったのは一瞬だった。ほんの数分前、朝から体調の優れ無さそうだった女子生徒が二限目の授業中にいきなり倒れ、それを介抱しようと近付いたクラス委員長が頬を噛みちぎられた。響き渡る委員長の絶叫をBGMにそこからまるで蜂の巣をつついたように混乱は広がり教室は地獄と化した。逃げ回る生徒に、噛み付いた女子生徒を抑えようとする先生、それを後ろからムクリと起き上がり、先程の女子生徒のように、襲いかかる委員長。そこからも暴動は広がり、あっという間に人を襲い噛み殺す化け物は15人ほどに膨れ上がった。
今の状況を端的な言葉で表すのであれば、創作として慣れ親しんだ「よくあるゾンビパニック物のオープニング」の様であった
そんな中、俺はこの
この世界でこんな事が起きるなんて考え付きもし無かったからだ。誰でもそんなのは当たり前の事だと思われるかもしれないが俺の場合は少し意味合いが違ってくる。
俺には前世の記憶というものがあり、そしてこの世界は前世でプレイしていた18禁の恋愛ゲームのとある作品とそっくりな世界だと思っていたからだ。何故と問われれば簡単な話で、俺がそのゲーム内ほぼ全てのバッドエンドルートの元凶を担うNTR竿役、
そしてもう1つこの世界がなんなのか、と言うか何故こんな事が起きているのかに俺は心当たりがある。だが原因が何か知っているという訳では無い。それは俺が知っている範囲の《作中》には登場していなかったから。そう、これも前世の記憶の中にあったゲーム内の出来事。考えたくも無いが、可能性としてとても高いもの。それはこの世界は18禁学園恋愛ゲームによく似た世界ではなく、世界観を共有しそのif世界線として制作されていたゾンビパニックサバイバルゲームに似た世界だったのだ·····!
「はァ·····合っちゃうなぁ辻褄。最悪だ·····これからどーすっかなぁ」
「ヴァ·····ァァ」
「オォオォォォ!!」
こう考えているうちにもゾンビは増え続けそして俺にもヨタヨタとゆっくり迫ってくるその数は7匹。その動きは緩慢だがパワーがあるそんな奴らに狭い教室で5匹程度にでも囲まれればその辺の一般人は為す術なく殺されてしまうだろう。まぁ俺の身体は一般人なんて口が裂けても言えないが。
「ま、考えてもしょうがねぇとりあえずヒロインでも探して生きてりゃ助けてやるかね。運よけりゃタレにでもするかな·····ッと!」
机を蹴り上げ2匹に纏めて叩きつける!体制を崩して倒れた所を頭を踏みつけて活動を停止させ、近くの椅子を掴み近くの1匹の頭をかち割る。続け様にその椅子を投擲し、その上から膝を叩き込んで椅子の足で頭を串刺しにした。
残り3
少し離れた所にいた奴に回し飛び蹴りで頚椎を破壊、着地と同時に下からうねるようにアッパーをかちあげ首から上をちぎり飛ばす。その勢いのまま、ちぎった頭蓋骨を上から叩き付けて頭を陥没させ教室に残っていたゾンビは全滅させた。
何故こんなに強いのか、元々プロフィールとして設定されていた竜崎刃更はちょっと様子がおかしかった。母方の祖父はポリネシア人で刃更はクォーター。それ故に身長とガタイに恵まれ、尚且つミオスタチン関連筋肉肥大症という疾患を患っており、筋肉の付き方は常人のそれを遥かに凌駕する。そんな将来の約束されたような肉体の赤ん坊として転生した俺は身体の動くままにそれはもう鍛えまくった。すると
ゾンビパニックの方は自分でプレイしていた訳じゃ無いため、さほど詳しくないがこれから起こることは少しだけ把握している。世界にはゾンビがはびこり、そしてある程度落ち着けば今度はこの世界に適合した略奪者達が暴力でコミュニティを支配し、ナワバリ争いを繰り広げる事になる。更に厄介な事にこの世界のゾンビは動物にも感染するし、ある程度時間が経つと多種多様に進化するのだ。そんな世界においてこの肉体は強力な手札だ。だがそれだけでは生き残れない。俺もコミュニティを作り、強固な軍団を作らねば容易く蹂躙されるのだその為にまずは学校の生き残りをかきあつめて掃除する事にする。
「さて·····可愛い女の子は何人生き残ってるかね·····」
美人優先で。美人が死ぬのは世界の損失だしモチベーションの上がり方が全然違うからしょうがないね。
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