こちらは近未来の日本で、オンライン上のトラブルをAIの相棒と共に解決していく男性の物語です。
その男性主人公であるアキトは、いわゆる脱力系の三十路メンズでして、しっかりもののAIメメにお世話になりながら、始終コミカルに仕事に打ち込んでいく展開にもなっています。
このメメが!!もう、とっても生意気で、そして頼りになり、かわいい!!
他にもオンライン上に次々と登場してくるキャラクターたちのにぎやかなこと!
特に私のお気に入りはスターりんというパンダです。私にもスターりんが欲しい。とにかく癒し。
日々自身の世界でもAIのことが騒がれていますが、まさしく近未来で起こるかもしれない様々な事象がこの作品で語られています。
それだけでもとっても興味深いのですが、普段私たちがAIとどう向き合い、つきあっていけばいいのか、色々と学びも多い作品でした。
また、とにかくリアルであることが今作に説得力を与えていて、とても好きな部分でした。
この話で言えば、ネットリテラシーやエビデンスのような作家さまがこだわられている細かな部分が他の作品でもそうですが、至る部分にさりげなく書かれていて、近未来やファンタジーの話でも違和感なく読めちゃうのが本当にすごいことだよなといつも思います。
主人公であるエンジニアのアキトがエンジニアとして、奮闘する姿がしっかりと目に浮かびました。頼りない部分もとっても好きです笑
これから訪れるであろう未来をこの作品を通して、知っておくととてもいいのでは!と思います。おすすめです!!
皆さまは、シンギュラリティという言葉をご存知でしょうか。「技術的特異点」とも呼ばれるこの言葉は、自律的なAI――すなわち人工知能が、自己フィードバックを繰り返し行うことで改善を図り、人間の知能を超越する瞬間が訪れる……という仮説を示しています。
本作では、そんなシンギュラリティが実際に起こり得るかもしれない瞬間を、四つのエピソードで鮮やかに描き出しています。
主人公は、AIエンジニアの安藤アキト。ブラック企業勤めを辞めて、フリーランスとしてWEBで仕事を得ようとしている彼の相棒は、アキトによって「メメ」と名付けられた完全自律式のドローン型AI。ちょっとダラッとした生活を送っているアキトと、ちょっと毒舌だけど有能で甲斐甲斐しいメメのコンビは、ネット上の流行から派生した『ミーム』――噂話のように、人から人へ、模倣されながら世間に拡がっていく情報のこと――によって引き起こされる怪奇現象の数々を、人とAI、それぞれの立場で考察し、解決へと導いていくのです。
事件に臨むコンビの掛け合いは軽妙で、緊迫感あふれる場面でも、必ず一回はどこかで笑かされます。そんな緩急が心地よく、読者をあっという間に各エピソードのラストシーンへと導きます。
メメの人工知能としての聡明さもさることながら、少しドライな側面を見せつつも愛嬌があるところも魅力です。独り身のアキトにマッチングアプリを紹介したり、身だしなみに気を使うよう伝えたり、自炊できたら褒めちぎってくれたり……こんな話し相手がいたら、一人暮らしの空間が明るいものになるだろうなぁと、メメと楽しげに話すアキトの姿を見ながら、何度も感じました。
メメという存在の基盤が、アキトの組んだプログラムだと分かっていても、アキトが頼りにしている相棒に、いつしか私は心を見出していたように思います。そして、そんな心を見出さずにはいられないほどに、メメのことがどんどん好きになっていきました。アキトとメメに、強い結びつきがあったように――人であれ、AIであれ、関係性を育むことに、垣根などないのだと思いました。
また、互いの時間を積み重ねていくことは、人とAIに限らず、私たちが他者と接するときにも当てはまることだと感じました。どんなときであっても、日常を丁寧に営み、誠実な態度で世界と関わっていくことの大切さが、謎を解いていくアキトの姿を通して、じんわりと胸に沁みました。寂しい気持ちに駆られたときに、日々のお守りとなってくれるような、優しい共感を呼ぶヒューマンドラマとしての側面も、とても素敵です。
アキトとメメのような関係性が存在する世界なら、いつか本当に、シンギュラリティに到達する日が訪れるのかもしれませんよね。まずは、ぜひ皆さまも、アキトとメメと共にネットミームの事件に挑みながら、そんな予感を本作で確かめてみてはいかがでしょうか。電子データの中に心の温度を感じずにはいられない、素晴らしいSFエンタメでした!
AIエンジニアである主人公、安藤アキト。彼はフリーランスでAI専門のトラブルシューターとして仕事をしている。相棒は、ドローン型AIエージェントのメメ 。彼らはお互いにかけがえのない相棒として、ネット世界に潜むAI絡みのトラブルに立ち向かい、知恵を尽くして問題を解決していく。
時は近未来。広告などに利用されるネットミームが悪意を持って改変され、それらは端末から消費者の脳や意識へと入り込んで不気味な悪影響を及ぼし始める。アキトとメメは知恵を絞り、技術を駆使し、ある時は身体を張りながらピンチを潜り難題を解き明かしていく。私は個人的にAIとはまだあまり親しくないのだが、そんな読み手も作品の持つリアルな世界観と臨場感に否応なく引き込まれる。
AIのメメがとにかく賢くクールで可愛い。アキトとの阿吽の呼吸が読んでいて何とも心地良く、読み進めるほどに二人、じゃなく一人と一体?一機?を心から応援したくなる。しかし、事態はある出来事をきっかけに急変し——。
長く共に過ごしてきたものへ注ぐ人間の愛情は、相手がAIでも命あるものでも全く変わらない。だが、AIは……AIは、果たしてどうなのだろうか。AIにも、人への愛情を密かに抱いていて欲しい……。読み進めながら、そう思わずにいられない。
最後まで凄まじい引力で読者の心を惹きつける、この上なく魅力的なストーリー。ぜひ多くの人に楽しんでいただきたい、躍動感溢れるSF長編だ。
この物語はAIが当たり前に傍らにある存在となった近未来が舞台。
主人公のアキトは完全自律式のドローン型AIエージェント・メメと共に〈Olsis〉というネット上の仮想空間を拠点として、フリーランスで仕事をしています。
彼らはAIが日常の傍らとなっている世界でAI関連の仕事をしているのです。
解決するのは「ネットミーム」から派生するトラブル。
ミームのデータが改変されてウイルス化することでユーザーの行動と精神に影響を及ぼしていくというのは読んでいてゾッとしました。
最初の物語、パンダミームなんてそうです。ネットミームの影響で体が勝手に動き、ダンスが止まらなくなると思うと怖くありませんか?ネットミームと言えばSNSをやっている人ならなんとなくでも分かる題材であるだけにウイルスに感染するという身近な怖さが伝わってくるのです。
近未来が舞台だと専門用語があるのでは……と思ったのですが、すごく、分かりやすいのです。何故なら、主人公アキトと共に、ドローン型AIであるメメがきちんと説明してくれるからです。ちょっと毒のある口調で説明してくれるメメによってすんなりと物語の世界の中へと入っていけるのです。
この物語が一貫して書いているのはAIのこと。AIはあくまで道具ではなく使う人の心によって善にも悪にもなるということを書いているのです。
なによりもアキトとメメの異色バディが見ものです。ちょっと情けないところもありつつ、決める時は決めるアキトに毒がありつつも頼りがいのあるメメ。この二人の掛け合いは読んでいてほっこりするほど。現実でのメメの見た目は無機質なドローンであるのですが、可愛く見えてくるのです。
ここで起きる事件の数々は近未来とは言え、今の世界に繋がるようなリアルさもあり、近い未来、こんなことが起きてもおかしくないのでは?と思ってしまう程です。それでいてくすりと笑ってしまう場面もあるのです。ここは是非、読んで確認して欲しいです。
メメの毒舌を楽しみながら是非、日常に近い近未来SFを楽しんでください。
そうして読み終えた後、題名を振り返ってください。
異色バディの掛け合いが面白い物語です。
たった今、読み終えました。一気読みです。
スタンディングオベーションです。
物語は近未来。今よりも科学が発展しています。
私がイメージしたのは「攻殻機動隊」的な世界観でしょうか。
私たちにもお馴染みの「ネットミーム」。
この世界でもそれは人々の間に行きわたり、楽しませています。
しかし、そこに端を発する問題がいくつも発生します。
頼れる相棒であるAIドローンのメメと共にそれらを解決するアキトの姿が本当に素晴らしい。イケボパンダも(<推し
AIというと、今はついつい敵か味方かという論争に発展しがちですが、
色々と考えさせられました。
隙間時間に流し見して楽しんだり、軽率に便乗したりと、ストレスフルで時間に追われがちな現代社会の心の隙間にぴったりフィットな娯楽の、ネットミーム。
そんなネットミームが、割と洒落にならないトラブルを引き起こすようになった近未来SF。SFなのに、現代と地続きになっているのが、とっても読みやすいし、面白いし、楽しい!!
まだ認知度の低いミームトラブルに目をつけて解決していくのが、くたびれたエンジニアのアキトと、相棒の毒舌AIのメメ。
日常の生活面と、フルダイブで潜り込んだ情報で溢れている世界の両方で、アキトをサポートするメメの水を指すような毒舌が、なぜか頼もしくて魅力的。それでもアキトありきのAIという立ち位置がとても現実的なのが、他のAIを扱うSFにはないこの作品の魅力。
ちょっと前までは業界用語感覚の遠い存在だったのに、急に身近になったAI。リテラシーが追いつかない勢いに、2045年問題が現実味を帯びつつある今読んだらハマること間違いないです。
少し先の未来。
AIが人間に寄り添って発展し、みんな便利に使ってる世界。
今のAIは悪者にされがちですが、もうその段階を超えて暮らしの一部になっています。
SEのアキトは、相棒のAIメメとお仕事をしています。
「こんな便利なAI欲しいな」
「ペットとしてもかわいい」
などと思って読み進めるうちに、メメに愛着が湧いていきます。
でもアキトもメメも、ちゃんと「AIと人間」として線を引いている。
まるで世話焼きのオカンのようなメメが、急にプログラムだ、機械だと理解させられる。
人間みたいに喋っていた相手が、実は人外だったと思い出す感覚です。
メメ以外にも色んなプログラムが出てきますが、それぞれに個性的です。
でもみんなプログラムなの。
道具に対する愛着を超えてはいけないと思いつつ、好きになってしまう。
感情をがんがんに揺さぶってくる傑作です!
AIが当たり前となった現代。
この物語は、さらにAIが発展し、相棒となるまで進化した近未来的ストーリーです。
何かとアドバイスをくれて、生活が豊かになる一方で、AIを起因とした怪奇現象や、AIを悪用したトラブルも増加。
そんな難事件に立ち向かうフリーランスのエンジニアのアキトと、歯に衣着せないがどこか愛くるしいドローン型AIのメメ。
2人が力を合わせて、怪奇現象の正体を突き止め、解決していきます。
メタバースの世界や、近未来的な用語が登場しますが、ストーリーはテンポよく、読み手を飽きさせません!
そして、どの事件も一筋縄ではなく、緊迫感のある展開も待ち受けています。
空想のはずなのにどこかリアルで、こんなこと実際に起こるのだろうか、という恐怖すら感じる事件も!
物語としてのストーリーの質の高さもさることながら、私は、AIと人間の共存についての、作者様の問題提起にも受け取られました。
つくづく感じますが、作者様は本当に引き出しが広く、さまざまなテーマを扱いつつも、極上のエンターテイメントにまで昇華させる筆致は、見事としか言いようがありません!
ぜひ、皆様もご一読ください!
ブラック企業を脱出したエンジニアのアキトと、
主人の私生活にまでダメ出しする毒舌ドローンAIのメメ。
この「凸凹バディ」が挑むのは、令和の呪いこと「ウイルス化したネットミーム」!
勝手に踊り出す中学生に、無意識に酒を買わされる消費者……。
「現代の怪奇現象」を、プログラミングと屁理屈(?)で
力技解決していくテンポが最高にクセになります。
AIパンダが住み着いたり、AI彼氏にハーレムを作られたりとカオスな展開だらけでツッコミが追いつかない。
一見おバカなコメディかと思いきや、
「AIに魂は宿るのか?」という深いテーマに
不意打ちで泣かされるから油断大敵。
サクッと読めて、読み進めるうちに
あなたの隣のAIが愛おしく(あるいはめっちゃ怖く)なっちゃう楽しい一作です(笑)
イヤーカフでネットに接続できる……今からそう遠くない未来を感じさせるエンタメライトSF。
腕はいいのになんだかうだつの上がらないアラサーエンジニアのアキトと、アキトに対しては歯に衣着せない、どこか生意気だけど頼りになる相棒、ドローン型AIのメメ。ふたり(ひとりと一体?)がネット上の怪異をシステマティックに解決していきます。
昨今、急激に進化を遂げるAI。AIによって効率化される作業もあれば、奪われる仕事もある。それこそ小説界隈でも生成AIの脅威が話題になる今日このごろ。もはやその存在を無視できない人類の新しい隣人は、信頼できるトモダチなのか、人類にとって代わろうとする敵なのか……。
アキトとメメ。力を合わせて難事件を解決する彼等を見ていると、人間とAIにだって友情や絆があると感じさせてくれます。
高度なAIは心や人格さえも模倣するかもしれません。ただ、作中、豊かな筆致で描かれるメメのキャラクターには、AIにも心はあるんじゃないの?と感じさせられます。
それはこれが物語だから?
いえいえ、意外とAIにも心はあるのかもしれませんよ。
エンジニアのアキトと、彼をサポートするAI・メメがネット上に巻き起こる怪現象の数々を解決してゆく物語。舞台はもう少しで手が届きそうな、少し先の未来。だからこそ巻き起こる怪現象は、異質でありながらも説得力抜群の、リアリティーに満ちています。
まずこれを考える想像力がすごい! そして事件の背景に浮かび上がるその社会ならではの、AIと共存する時代だからこその、問題提起。そして読んでいくうちにAIがもつ危険性と、同時に共存する明るい希望が語られていきます。
そんな難事件を解決してゆくのは、ちょっととぼけた感じの、でも実はしっかり爪を隠しているアキト。そのパートナーであるしっかり者の少年AIメメ。この二人のやり取りがまたとにかく楽しい! 自然とその二人の輪に加わるキャラクターたちも増えて、俄然物語はさらににぎやかに、楽しくなっていきます。
この作者さん、とにかく物語を書くのがうまい! その語り口、キャラクターの楽しさ、電脳空間での情景描写、だんだんとスケールが広がり、深くなっていく構成、もうすべてがすごい。読み始めたらがっつり物語の中にダイブすることになります。そして読み終えたときには、改めてこれから訪れるであろうAIとの共生がどんなものになるのか、明るい側面、危険な側面、いろいろと考えたくなります。
私感ですが、これって、いいSFを読んだときに感じるものなんですよね。
まさにそんな作品でした!
『スマホ? ああ、だいぶ昔の板みたいなデバイスのことだよね。いちいち手に持ったり画面を指で操作しないといけないなんて、不便だよね(笑)』
──そんなことを言われてそうな、私たちよりちょっと進んだ未来の世界。イヤーカフ型の端末は骨伝導を用いて人々の視覚にアクセスできるようになり、目の前に広がる現実と複合現実(MR)が容易に重なり合う時代となった。
主人公の安藤アキトも、広大なメタバース空間〈Olsis:オルシス〉を拠点に活動するAIフリーランス。自身が開発した完全自律式のドローン型AIエージェント『メメ』に朝から小言を賜りつつ、今日もうだつの上がらない現実と電子の世界を行き来しながらのらりくらりと暮らしていた。
そんな彼の元に、「ダンスが止まらなくなった」というヘンテコな相談が入り……?
***
作者さんのファンにはお馴染みの短編連作形式ですが、今回の舞台はなんとAIやサイバー空間などが当たり前になった近未来。その様相はとてもリアルで、きっと数十年…いや早ければもう数年後にはこんな世の中になってる気もしてしまうと思うほど。なのでSFかぁ…と思った方もぜひ軽くページをめくって飛び込んでほしいです。安心してください、まだカップラーメンはカップラーメンのままです(笑)。
リアルさといえば、アキトさんの「男の1人暮らし」の様子もまさにそれでクスッとさせられます。彼のバイタルや予定、生活習慣を把握するメメはまさにオカンのごとくするどいツッコミや小言を寄越すのがまたかわいいのです(笑)。いいなあいいなあ、私もこんなドローンにお世話されたい…ッ////
しかし侮るなかれ。サイバー空間でのお仕事が始まると、アキトさんのかっこよさが段違いです。鋭い分析、素早い判断、そして大胆ともいえる行動力。普段ダメ出しばかりされてる男が仕事始まった途端カッケェの…みなさん、お好きでしょう?(笑)
しかも相棒メメもまた、驚きの姿に…!?このバディ、オンオフの化け方が鮮やかすぎる!!(大興奮)
事件の内容も最初は「なんだそりゃ?」というオモシロ依頼のように見えますが、どの事件の裏にも人間本来の欲望や願望、身勝手ぶりが窺える闇深い案件だったりします。どれも決して他人事の内容ではなく、むしろ今の時代だからこそ自分でもよく考えてみたいと思ってしまうものばかり。唸らされます。
うーん、作者さんの構成力とセンスはどこまで進化していくのか…!(脱帽)とにかく、こんなところで私のレビューなんて読んでる場合じゃないですよ。本当に、『読めばわかる』とはこのこと。完結されたので、今から一気読み出来る方が羨ましい!(笑)
まだまだ伸びるべき作品。たくさんの方がこの爽快な物語の世界にフルダイブしてくださることを願って!
ネットへの接続がイヤーカフによって簡単便利に進化した近未来。だが、それゆえにウィルス化したミームが人の精神を侵食する事案を生み出してもいたのだ。
それらを解決するのが、私生活はちょっとだらしないフリーランスのデジタル怪奇現象解決屋、安藤アキト! 彼の相棒はオレンジ色のドローン! に搭載されたAIのメメ。彼らがバディーを組んで、ネットミームから派生した不可思議現象を解決してゆく、これは連作短編である。
身体が勝手に踊り出す怪現象。気づかないうちに缶チューハイを購入してしまう不思議現象。ネットのミームから派生したとしか思えない事案を解決できるのは、彼らのみ。
作中に反乱する用語はちょっと難しくて意味が半分くらいわからないんですが、ご安心を。クライマックスはアキトとメメがフルダイブしてネットミームと直接対決。古き良き冒険小説のノリで木っ端微塵に粉砕してくれます。その爽快感よ!
だが、物語の進行とともに静かに歩み寄るシンギュラリティーの足音。
軽快な電脳サスペンスという表の顔の裏側で、人と人工知能の関わり、どんどん進化するAIと複雑かするITへの警告、だがすでに後戻りすることはできない事実を踏まえ、アキトとメメというマン・マシンのバディー物として描かれた傑作SFです。
閲覧は個人の判断に委ねますが、読了後「こちミム」ロスに陥ったとしても、それはネットミームであると了承していただきたい。
お仕事も日常生活もサポートしてくれるようなAIの相棒がいてくれたらいいのに……。そんな風に考えたことのある方は多いのではないでしょうか。
主人公は脱力系エンジニアのアキト。ドローン型AIエージェントのメメとともに、二人は様々なネットミームに対処していきます。AIの進化は加速を続けている今、現実と重なる部分も感じられる部分も多く、ハッとするシーンもたくさんありました。
わたしはここで声を大にして言いたい。
この相棒のメメがね、本当にキレキレで最高なんですよ。アキトへのツッコミはとても辛辣でありながら、同時にどこか愛も感じるんです。二人の絶妙なやり取りは読めば読むほどクセになる。
SFが大好きな方はもちろんのこと、少し抵抗がある方も、アキトとメメたちに夢中になること間違いなし!
AIの使い方や向き合い方は人それぞれかと思います。そう遠くない未来、あなたならどうするでしょうか。どんなふうに感じるでしょうか。
本作にフルダイブして、存分に楽しんでください!
人間がAIに対して持つ感情について考えさせられるお話でした。
本作は、AIが人間のサポートするのが当たり前になっている世界を舞台にしたSF小説です。
具体的なストーリーは、他のレビュワー様のレビューや小説概要に素晴らしい紹介文があるので、そちらをご覧ください。
というわけでここからは私の感想。
AI専門のトラブルシュータ―という仕事柄もあり、主人公のアキトにトラブル解決の依頼が持ち込まれます。本作は、そのトラブルを数話単位で解決していく、いわゆる短編連作の形を取った長編小説です。所々で読了の達成感があり、問題の解決と問題の発生が短い間隔で繰り返されるので、興味を持ち続けやすい構成になっています。しかも、短編連作とはいえ、それぞれの話は少しずつラストへ向けての伏線を孕んでいて、ラストでその伏線が繋がっていくのも面白かったです。
キャラクターも魅力的で、とくにアキトの相棒のドローン型AIエージェント・メメには親近感を持ちました。お話が進めば進むほど、メメへの愛着が増す構成、お見事だったと思います!
AIとの距離感について考えさせられました。
AIブームの世の中で、AIとどんなふうに付き合っていけばいいのか?と考えている人に特におススメ!
こんな未来も有り得るかもと予感させてくれる、良作SF小説です。
AIやIT技術が発達したいまより少し先の未来。
AI専門のトラブルシューターのフリーランスとして働き始めたアキトの相棒は、完全自律式のドローン型AIエージェント・メメ。
歯に衣着せぬ物言いで時にアキトを叱咤し、はげましたり、アドバイスをしたりするメメとともに、アキトはさまざまなミームトラブルの解決に取り組んでゆく。
そうした中で、頼りになる仲間ができたり、はたまた……。
アキトとメメの軽妙なやりとりが楽しく、いつまでもこの世界の中に浸っていたい気持ちにさせられます。
けれど、とある事件をきっかけにそんな日常がおびやかされ……。
果たしてアキトとメメは日常を取り戻せるのか。
もしかしたらもうすぐ来るかもしれない近未来を舞台にした人とAIの絆の物語。
ぜひお読みください!(*´▽`*)
まず、非常に頭のよろしくないレビューであることをお詫びします。
私は近い未来のロボットやらがでてくるお話が大好きで、特に中身が色んな意味で可愛いAIロボットがでてくるお話が大好きなのですが、もうメメがど真ん中可愛くて非常に楽しく読み進めさせていただきました!
メメ可愛い。
メメ可愛い。スターりんも可愛い。
メメ賢いな、可愛いな。アキトすご!
メメ可愛い、メメ...メメーー!?メメーーー!!!メメーーーーー!!!メメ...!!
メメぇぇぇぇ(号泣)
という感じで情緒のジェットコースターがすごかったです。
一つ一つの事件やディテールのリアリティもすごくて、ワクワクが大きかった分、感動もひとしお...。楽しい時間を本当にありがとうございました。