しあわせなしにかた

青崎葵

1月30日

27時ー冬の風。

なんて甘美な響きなのだろうか。

流行りの歌の、流行りの小説の、流行りの詩のような人生を生きたかった。

ありがとうと言いたい人は片手にも満たない人数なのに、ごめんなさいと言いたい人は両の手をはるかに超える数なのだ。

もし、片手でも良いから、誰か私の手を取ってくれたなら、


『わたしはきっとしあわせにしねただろう。』

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しあわせなしにかた 青崎葵 @a0sak1-

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