1章 リム村
1.『始まりの抗い』
「--おかえりなさい、クロノス。」
優しい声が聞こえてきた。
聞いただけで安心するような、全てを忘れられる様な、優しい声が。
「ただいま、母さん。」
クロノスの帰りを家の前で笑顔で迎え入れてくれるは、彼の実の母。
「その様子じゃ、今日もあんまり売れなかったみたいね、仕方ないから今日は売れ残った野菜炒めにしましょう。」
「今日"は"なんて言って、もう1週間連続で野菜炒めだけどな。」
ニッコリと笑う母にクロノスも釣られて顔がにやけてしまう。
「ごめんな、もっと売れるよう頑張るよ。」
「何言ってんの、貴方が悪いことは何もないでしょ。いい加減悪いこともしてないのに謝っちゃうの、やめなさいよ。」
クロノスが下を向きながら謝罪すると、母は優しく彼の黒髪を撫でてくれた。
その優しさにクロノスは少し顔を赤らめて家へ入った。
「っげ!きょーもやさいいためー?」
家の中にはクロノスの腰あたり程の身長の男の子がクロノスが背中に背負っているカゴの中から溢れる野菜の数を見て、顔をしかめながら母に質問をした。
「しょうがないでしょー?最近の不景気じゃ、買ってくれる人も中々いないの。野菜は新鮮な内が1番なんだなら、文句言わないの。」
「えー、でももう飽きたよー。」
男の子はバタバタと身体を動かして母に猛抗議をした。そんなら光景をジト目で見つめていたクロノスはため息をしながら口を開けた。
「そうだよなぁ...クルアは野菜嫌いだもんなぁ...ごめんな、兄ちゃんのせいで...。」
「...いや、別に兄ちゃんを責めてる訳じゃ...」
「代わりに兄ちゃんがクルアの分の野菜炒め食べてやるから、安心しろ!」
「って!それじゃあ俺のご飯無いじゃん!ふざけんな!俺の野菜炒めは俺が食べる!」
クロノスの弟であるクルアはいつものように、兄の術中にハマりまんまと野菜炒めを求める思考に至った。
そんないつもの日常の様子を横目にしていた母も笑顔で食事の準備をするのであった。
彼等が住まうこのリム村は、セリシア王国の王都より東に10キロ離れた場所に位置する小さな村だ。
辺りは森の木々が生い茂っており、王都付近だというのにも関わらず、建物はそこまで発展していない。
どの家も木造建築が一般的で裕福と言える生活とは程遠い。
しかし、誰もこの生活に不満などはなく、皆幸せに暮らしていた。
「クロノス、クルア、日が落ちる前に木を集めて来てくれる?」
「めんどくさーい」
母の要求をクルアは絵本を読みながら適当にあしらった。
「じゃあ今日はお風呂無しね。残念だわぁ。」
「いーもん、俺今日そこまで汚れてないし。」
母の要求を絵本を読みながら適当にあしらうクルアを見て、クロノスはため息がこぼれる。
「お前、いいんだな?風呂入んなくて?」
「なんだよー、別にいいよ。」
「そうか...風呂入んないか、"モルガーファング"の餌食になっても...」
クロノスの発言に耳をピクリとさせて、クルアは震えた声で言う。
「モ、モルガーファングって...あの...」
「そう、"汚れ"を餌とする大魔獣だ...噛まれれば全身に毒が回ってたちまち...」
「は、入ります!俺風呂入ります!木集めてきまーす!」
そう言ってドタバタと準備をしてものすごい勢いでクルアは家を飛び出した。
「ったく、最初から言うこと聞いてろっての。」
「うふ、ごめんねクロノス。いつもあの子の面倒見てくれて。」
「母さんが優しすぎるからでしょ!」
「耳が痛いわねぇ」
全く胸に響いてないだろうに、母親は相変わらず笑顔のまま食事の準備をする。
それを見て再びため息をつくクロノスは、弟の後を追いかけるように、家を出た。
「日が落ちかけてるなー。急がねーと。」
家を出ると、既に空はオレンジ色になっていた。村の人々も段々と我が家に戻って行き、家の電気が至る所でつき始めていた。
クロノスは弟が向かったであろう森の中へ足を進めようとすると、背後に気配を感じた。
「よ!クロノス!」
「ん、どした?アルア。」
茶髪のショートヘアーのキュートな顔をする女の子、彼女はクロノスの幼馴染みであるアルア。
「それがね、私のお父さんが昼間から帰ってきてないの。昼に森の中へ行くの見たんだけどそれっきり。」
「ふーん」
「...ちょっとは心配しなさいよ!」
正直これ程どうでもいい話は無い。アルアは幼馴染で、大切な友達だし、彼女の父親も親交があり居なくなっては困る存在だ。だが、少し帰って来ないからと言って心配する理由は何一つない。何故なら、
「心配する必要あるか?お前の親父さんは元勇者だろ?例え魔獣に襲われたとしても死なねーよ。」
「えへーん、ま!そうだけどね!」
「分かってたクセに聞いてくんなよなー。」
そう、彼女自身もそこまで心配していない。何故なら、父親が死ぬなど欠片も思っていないのだ。
父は強い。それを誰よりも知っている彼女は父を誇らしく思っている。
「でも、帰って来ない理由は謎だな。あの人が森で迷うとも思えないし。」
「そうなのよ、そこが不思議なの。もしかしてとんでもなく強い魔物と戦ってたり...!大変!急いで助けに行かないと!」
「...」
ベラベラと1人喋るアルアを黙って見つめるクロノスははたから見たら死んだような目をしているかもしれない。それは本人が意図してそうしている。
「...何よ、その目。」
「お前、まーた魔法自慢か。失せやがれ。」
「ありゃそう聞こえちった?えへへー羨ましいでしょー、ほら!」
そう言いながら掌から水の噴水を出すアルアは自慢げに笑う。
「ったく、この村で魔法が使える奴なんてお前ん家の家系と村長の家系ぐらいだからって、いつも自慢してきやがって。」
「だったらたまには羨ましそうな目しなさいよね。もっとほめてよー。」
頬を膨らませてアルアはクロノスにぷいっと背を向ける。一体何しに来たのかよく分からないが、とりあえずご機嫌を取るため、平謝りしておく。
「ごめんごめん。でもほら、俺いっつも野菜売る為に王都まで行ってるからさ、珍しい魔法もちょいちょい見かけんのよ。」
「例えばー?」
「そうだなぁ、この前は鼻から炎出してる男がいたなぁ、あ、今日は王都を飛んでる奴見たぞ!浮遊魔法なんてレベル高いのにすげえよなぁ。」
「ふん!何よ!私の魔法は褒めたこと無いくせに!」
ご機嫌を取ろうとしたら返って怒らせてしまった。完全にお怒りの彼女をなだめていたらそれこそ日が沈んでしまう。
そろそろ弟を追いかけないとまずいのでこの辺でいつもの芸当を披露する。
「あっ!ゴリ虫だ!」
「--っは!?きゃああああ!!!!」
クロノスが何でもない地面を指さしてそう叫ぶと、アルアは地面を見るより先に悲鳴を上げて蹲る。
「今のうち!」
その隙を逃さずに、クロノスは森の中へと走っていった。
「--って、何もいないじゃない!クロノスのバカァ!」
彼女の叫び声が聞こえてきた頃にはもう森の中へ駆け込んだ後だった。
額の汗を拭い、弟を見つけるため、茂みの中を探る。緑の葉っぱ達をかき分けていくと、小さな足跡があった。それはどう見てもクルアのもので間違いがない。
その辺に落ちている木を集めながら、クルアの足跡を辿り名前を叫び続ける。
「クルアー!どこだー!早くしねぇと飯抜きにすんぞー!」
森の中を歩き、名前を叫び続けるが、クルアからの返事は一向に返って来ない。
どこまで奥まで進んだのか、足跡を辿ればいづれたどり着くのだから特に心配はしてないが、どうも足跡に違和感を感じる。
進み方が非常に不規則で真っ直ぐかと思えば右に行ったり、左に行ったり、とにかくあちらこちらを歩き回っており、辿るのが少々面倒になる。
「ったく、どんだけ奥まで進んだんだよあの野郎...もうほんとに日が沈む。母さん心配しちまうよ。」
クロノスは木々から見える空の色がオレンジから黒に変わろうとしているのを見て母が心配するのではないかと思ってしまう。
優しい母はいつもら過保護でクルアにもクロノスにもいつまでも小さな子供のように優しく接する。
クルアはともかく、クロノスはもう今年で18になる。もう大人と言っても遜色ない年齢だと言うのに、いつまでも子供扱いされるのは少々むず痒いものだ。
とにかく、そんな過保護な母親が心配するような事はさせたくないと思い、クロノスは足跡を走りながら辿ることにした。
「お、確かこの先は」
足跡を辿っていくと、見覚えのある所だった。
そこは森の中にある崖下の部分。
クロノスがあと100メートル程走ればその崖下へと道が開けるのだ。崖下ということは行き止まり。幸い足跡はそこまで続いてる様子だった。
「手間かけさせやがって、一発殴ってやろうか。」
ムスッとした顔でクルアに対する愛の拳の準備の為、クロノスは木の枝を持たない右手部分にはーっと、息をかけながら走る。
母を心配させる代償はデカイのだ。優しすぎる母の代わりにいつもクルアを説教するのはクロノスの務め。今回も厳しく説教する準備を万端にし、森を抜ける。
木々が無くなり、一帯は晴れやかに。目の前は想像通り崖下であった。
「クルア!もう逃げられないぞ!ったく、お前は一体どこまで母さんを心配させる気--」
崖下。行き止まり。そう、行き止まりだ。足跡はその行き止まりまでら続いており、当然クルアもソコにいる。クロノスはそう踏んだ。
「---」
クロノスの考えは当たっていた。
当たってはいた。だが、想像通りという訳では決して無い。いや、誰が想像出来ただろうか。
「----ぇ」
クロノスは左腕に抱えていた木の枝を全て地面に落として目の前の光景に唖然とした。
「......ク....ク...クルア...?」
そこには、腹から大量の血を溢れ出させ、崖下で倒れているクルアが居た。
「...ク...クルア....クルアァァ!!!!」
溢れ出る涙を抑えることも出来ずに、クロノスは息を荒らげながら倒れるクルアの元に走っていった。
「...ぅ」
近くへ行くと、腹の傷はかなりの重症だということが目に見えて分かる。その小さな身体に
ぎっしり詰まっていたであろう血が噴水のように湧き出続けているのだから。
「....クルア...」
見るも無残な姿へと変貌した我が弟をら抱えてクロノスはひたすら涙を流した。
どうして?何があった?誰がこんなことを?
止まらぬ疑問が脳裏を支配していた。
「....ぅぅ」
「っ!!!クルア!?」
微かに、だが確かに、今、クルアの呼吸の音が聞こえた。まだ息が微かに残っているのが伺える。
まだ、助かる。
真っ赤に染まった弟を抱き抱え、クロノスは村へ一直線に走った。
血の香りが鼻にツンと入ってくる。溢れる涙で前がよく見えない。そもそももう日が沈み暗闇の森の中で視界は良好とは言えない。だが今は一刻の猶予も無い。
クロノスは走る。走るしかないのだ。
今、彼にヒール魔法があったら、特別な力があったら、すぐにでもクルアを救えるのかもしれない。だが、現実とは無常だ。そこにあるのは瀕死の弟と何の力もないただの青年だ。
「待ってろ、絶対助けてやるからな。」
クルアの顔を見つめて、震えた声でクロノスはそう言った。
もうすぐ、森を抜ける。村へ帰れる。
クロノスは思考を止めなかった。
村へ帰ったらまずは、医者のギルメン爺さんの所へ行こう。絶対に助けてくれる。そしたら、俺は王都まで走って、ヒール魔法を使える人を探して、確実にクルアを助ける。
そんな思考を回していると、森の奥が見えてくる。村が、見えて来た。
「待ってろ、クルア。」
涙を拭い、森を出たクロノス。
木々は無くなり、そこには、いつもの、村が--
「----は?」
そこには、炎で燃え上がるリム村の姿があった。
「....な、何が....」
クロノスの頭はもう大混乱だった。
弟は瀕死となり、村は燃え上がっている。
「....か...母さん...母さん!!!」
クロノスは燃え上がる村を見て、我が母を第一に心配した。
「...っ!」
「あぁ...あついよぉ....いたいよぉ...」
村を走って行くと、丸焦げになった住民達がそこら中に転がっている。まだ燃えながら意識を保つ者も居た。
村の人々は全員が知り合いのようなもので、知らない人間など居ない。だが、そこで黒く焦げてしまっまている人間が誰なのか、クロノスには分からなかった。
「なんで...なんで、こんな...!」
当たり前の日常が崩れるのはこんなにも簡単で、こんなにも不条理なのか、とクロノスは怒りと悲しみでら溢れる感情に必死で蓋をする。
今はそれをしている場合では無い。悲しみも憎しみも今じゃない。
「母さん...母さん...母さん!!!」
弟を抱き抱えながら、クロノスは我が家へとたどり着く。
「.....あ...あぁ...」
真っ赤な炎が家を全て焼き付くし、建物の原型を既に留めていなかった。
「.....か...かぁ...さん...」
燃え上がる炎の中をクロノスはゆっくりと足を進めて入ろうとする。
歩の中に入れば死ぬ。そんな当然の事は混乱中の頭でも理解出来る。理解している。それでも、止められないのだ。
母を、優しい母を、助けなければ。
「母さん!!!!」
「まだ、生きてる奴がいたとはな。」
クロノスが家へ飛び込もうとした時だった。背後から見知らぬ男の声がした。
「--っ!誰--」
--グシャア!!!!
腹の部分に強烈な痛みを感じた。
クルアを抱き抱えていたはずだと言うのに、クロノスの腕にはクルアは居なかった。
否、そもそも腕がなかった。
「...えぇ?」
下を覗くと、腹部に大きな亀裂が入っており、両腕は血を垂れ流しながら無惨に消えて無くなっていた。
「ああああああああぁぁぁ」
「うるさいうるさい、もっと静かに喚け。人間の声は虫唾が走る。」
誰かの声が聞こえてくるが、聴覚はもうまともに機能しなくなりつつあった。
視界はぼやけ始め、クロノスの意識は遠のいて行く。
2本足が既に立つ気力を失っており、クロノスは地面にバタリと倒れた。
腹の亀裂からはあらゆる臓器が溢れ出て、腹が一気に解放かれた感覚が襲ってくる。
激痛を通り越した次元にクロノスは達していた。
--どうして、どうして、どうして俺達がこんな目に。決して裕福な暮らしは求めなかった。今のままでよかった。この暮らしで十分だった。なのに、どうして俺からまだ何かを取り上げるんだ。
世界に対して憎悪が止まらない。
「ったく、王都の近くに村があると聞いたのに、なんだこの村は、何も価値が無い。」
目の前に立つソイツの顔を拝もうとするが、視界が晴れやかではない。
「仕方無い、別の仮拠点を探すぞ。」
--殺す。
最期の力を振り絞って顔を上げた。
すると、目の前には角を2本額から生やした魔族が立っていた。黒いコートを着飾り、炎の中を冷静に喋る男。
--ぶっ殺す。
「他にめぼしいところはどこか...」
大きな紙を開いて、魔族は何かを考えていた。
「...こ...す...ぶっ殺す...」
「ん?」
血反吐を吐きながら、クロノスは喋った。
「...テメェを...完膚なきまでに...ぶっ殺--」
--ザン!
瞬間、今度は完全にクロノスの身体が真っ二つになった。まだ辛うじて繋がっていた腰と腹を完全に離れさせ、生命の終わりを迎えさせた。
「何か言ったか?人間、身の程を弁えろ。」
「....」
何も喋れない。何も考えれない。
熱い、痛い、助けて欲しい、逃がして欲しい、
この世界の理不尽が憎い、不条理が憎い、魔族が憎い、自分が憎い。
「貴様らとは生物として圧倒的な差があるのだ。魔法すら使えぬ者に、魔族を倒す術はない。」
「...ぁ」
--あぁ、そうかぁ...魔法...魔法があれば良かったなぁ...
クロノスは静かに瞼を閉じていく。
--そしたらみんなを守れたのに。クルアも、母さんも。そうだなぁ...次生まれ変わるとしたら、
「ふん、無様なものだな。人間。」
魔族の男は、真っ二つとなり、息も出来なくなったクロノスを見下し、鼻で笑った。
ただ一つ不愉快な点があった。
「...」
クロノスは遠のく意識の中、瞼が閉じようとする最後の時まで、魔族の男を睨みつけていた。
「所詮この世界は不平等よ、魔法も使えぬ人間が、生まれ変わってから来い。ここは、"人間"の生きれる場所じゃねえ。」
--あぁ、次生まれ変わるとしたら、魔法が欲しいなぁ。
クロノスの魂が灯火を消そうとしていた。
--そうだなぁ、どんな魔法がいいかなぁ。
魂が、世界から離れようとする。
--そうだ、コイツを...コイツを...ぶっ殺す魔法...
瞼が完全に閉じる。
--そんな魔法を使いたい。
心の底から魔法を望んだのは、この時が初めてだろう。
--生まれ変わって、お前を...
ギリギリと音を鳴らして、血反吐にまみれた口をゆっくりと開けて、微かな声でクロノスは、
「殺したい」
と、心の奥底の本心を呟いてその灯火を消そうとしていた。
--ッカチ!
その時だった、この世の時空が歪む。
クロノスの魂は、世界から引き剥がされた。
時の流れが常識を覆し世界が変わる。
--カチカチカチカチ!!!!
時計の針が逆方向に回っていき、全ての時空が逆方向へ流れる。
クロノス・アインの魂が時空を超えて再びその世界に命をもたらす。
これが、クロノスによる人生で初めての抗いだった。
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「--おかえりなさい、クロノス。」
「.........ぇ」
腑抜けた声を出して、クロノスは目の前の現実をぼーっと眺めていた。
「....クロノス?」
目の前には母さんが居る。母さんだ、母さん。優しい優しい、母さん........。
「....は?」
燃えていない家、村、生きている母さん。
クロノス・アインは自身に引き起こった現象に一切ついていけていない状態だった。
「......な...なんだ?」
「クロノス?どうしたの?」
訳が分からないまま、クロノスは再び人生の抗いをスタートする。
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