送った側にいる

大和田よつあし

◆送った側にいる

 真夏の暴力的な日射しは深緑の木陰に遮られていた。万華鏡のように移り変わる光と緑葉のハーモニーを私は車の助手席から見ている。

 知らない峠道は、時々顔を出す谷底の川沿いに曲がりくねり、名前も知らない木々が上空を覆っていた。溢れてくる光のひとつひとつが、身体をまとっていた負の感情を浄化するかのように、生命力に満ちていた。

 私はもっと感じたくなり、助手席の窓を全開にした。それまで快適だった車の温度は生暖かい風によって一新されていく。

 私はまだやれる。肌に触れる風からの生命の声をもっと強く感じていたかった。

 誰もいなくなった家から連れ出してくれた運転する叔父の小楠大樹おぐすたいきはそんな私を気にすることもなく、あっさりとエアコンを切った。運転席の窓を開けて、呑気に鼻歌を歌っている。私、小楠真夏おぐすまなつは、名前に似合わぬ陰気な目をしたまま、そんな大樹叔父さんから外へと目を移した。

 フォレスト、エバー、エルム、モス、ハンター……と思い付くまま、当てはまる絵の具の名前をつける遊びを始めた。


「ここは涼しいだろう。妻の実家がある所なんだ。事務所を経営していた頃、古家を安く買い取ってリフォームしていたんだよ。本当は転売する予定だったけど、会社を畳んでしまってね……今は別荘として使っているんだ」


 大樹叔父さんは懐かしむような、悲しむような、それでいて努めて明るく話してくれた。

 かつて大樹叔父さんは亡くなった奥さんと建築設計事務所を営んでいた。新進気鋭の設計家として、建築雑誌にも載ったくらい多くの仕事をこなしていた。新しくリフォーム事業を始めた頃だった。奥さんが倒れたのだ。

 癌だった。忙しさにかまけて健康管理を怠っていたのだ。あっと言う間に状態は悪化し、半年も経たずに亡くなってしまった。二人には子供はなく、再婚もせずに今に至っていると聞いている。


「いいところだね。お祖父ちゃんにも来て欲しかった」


 私はお祖父ちゃんに育ててもらった。両親は八歳の時、交通事故で亡くなっている。大樹叔父さんは父の弟に当たる。両親の最後の顔も見せてもらえなかった葬儀の中、居場所を見つけることができなかった私はひたすら絵を描いていた。そんな私の絵を一番褒めてくれたのが大樹叔父さんだったのだ。

 絵描きさんになれるよ、今でも魔法の言葉を覚えている。


「……私が気付いていたら、お祖父ちゃんは死ななかったと思う」


 そんなことないよ、と大樹叔父さんは言ってくれるが、発した言葉はそのまま毒となって沈澱していった。

 一緒に住んでいたお祖父ちゃんは二週間前に心臓発作で亡くなった。私が部屋で絵を描いている間に、階下で倒れていたのだ。息をしていないことを理解した私は動転し、大樹叔父さんに連絡した。大樹叔父さんはすぐに来てくれて、救急車の手配から警察への連絡まで全てやってくれた。

 大樹叔父さんに言った最初の言葉は、「絵を描かなきゃ」だった。

 夏だったこともあり、葬式は家族葬となった。

 

「私は出来損ないだ。育ててくれたお祖父ちゃんの葬式で涙も出ない。半端な絵を描くことしか出来ない。それでも美大を合格しなきゃ……ごめんなさいしか言えない」


 私は東京藝術大学を目指している。しかし、現在二浪中だ。現役は難しいと聞いていたので、挑戦する気持ちが強かった。予備校でも感じていたが、画力の格差に圧倒されて終わった。一浪して同じ予備校に通い出すと、合格は間違いないと言われていた先輩がそこにいた。そして、幾人かの現役生の画力に目眩を覚えた。このままではまた落ちる、そう確信した私は画力を上げる為にひたすら描いた。予備校の先生から合格ラインの絵と褒められたが……また落ちた。

 二浪して、絵の道を諦めることも考えた。

 やり残した事があるなら納得するまで挑戦すればよい。蓄えはたんとあるから、お金の心配は要らないよとお祖父ちゃんは笑って背中を押してくれた。

 応援してくれるお祖父ちゃんの為にも、今度こそ合格すると決意して、部屋に籠もってより一層集中して描き続けた。

 お祖父ちゃんが亡くなった日までは……。

 葬儀の後、スケッチブックに描くべき姿が見えなくなった。機械的に線をなぞるだけでは、私の絵ではない。

 そんなどん底の私を、「気分転換に別荘へ行かないか」と大樹叔父さんが誘ってくれたのだ。

 

「僕もそうだったんだ。妻が死んだと頭では分かっていても、心がね……認めていないんだよ。葬儀の間、悲しみの感情があるのに、早く溜まっている仕事に戻ることばかり考えていたよ。今思えば、妻が生きていた日常に戻りたがっていたと思う。時間が掛かるんだよ……大事な人の死は」


 しばらく会話が止まった。車は県道を走り続け、顔がブリキで出来ているコミカルな案山子のある脇道へと入って行った。


「ここら辺は同じ様な脇道が多いから、迷わないようにと妻と一緒に案山子を作ったんだ。ここに来るたび着替えさせているんだよ」


 曲がってから百メートル程行ったところに、縁側のある古い木造建築とデザインタイルを外壁に使った円筒のモダン建築を融合したおしゃれな別荘が見えてきた。

 駐車場からそこそこ長い距離を、食材やら画材セットやらとそれなりの荷物を運んだ。大樹叔父さんは呼び鈴を鳴らし、返事がないことに、おかしいなと呟いていた。


「雪子さん……居ないなぁ。いつもなら、出迎えてくれるのに。ああ、雪子さんは妻の母で、時々、ここの掃除をしてくれている。来る日を勘違いしたのかな、着いたことを連絡しておこう。

 真夏はどうする?まだ陽も高いし、よかったら近くを散策することをお勧めするよ。何もないところだが、東京では味わえない森林の空気を吸ってくるといい」


 気持ち的には今すぐにでも絵を描きたいところだが、闇雲に描いても上手くいかないのは、ここ二週間で嫌という程、思い知らされている。

 出掛けてくる、とひとこと言って玄関を出た。


「しばらくの間、お世話になります」


 近くに誰もいないことを確認してから、角のブリキの案山子に挨拶をする。自分で挨拶しておきながら、顔を赤らめてしまう。ほぼ山道の県道は、右側に別荘があり、左側は谷になっていて、川の流れる音が聞こえてくる。しばらく歩いて行くと、空が開けた場所に出て、鬱屈した肺の空気が全部入れ替わったかのように気分爽快だ。

 自然は最高だ。ありきたりなフレーズが当たり前に溢れてくる。下を見ると谷底に川が見える。上流にありがちな大きな岩が流れを作っているようだ。黒い影が動いている。ここからでは特定できないが大型の野生動物だ。熊かもしれない、その可能性も考えたが、こんな人里近くではあり得ないと否定した。かなり下の方だったので、然程気にもせず散歩を続けた。

 気分が上がってくると、今度は絵を描きたくなってきた。お祖父ちゃんが亡くなってから、持ち味だったシャープな線がぼやけて見える。全体のバランスが悪く、描けば描くほどおかしくなっていく。

 悪いのはお前だ。誰もいない階段の下から誰かが囁く。窓の外からカラスががなる。絵の具がちゃびちゃと噂する。戻ることがない時間が現実を突きつけてくる……。

 また負のループに陥っていた。これだから大樹叔父さんに気を使わせるのだ。自分でも嫌になる。

 脇道の入口に、田沼ファームと書いてある可愛い子馬のイラスト付きの看板があった。もしかして馬牧場があるのかな。期待して行ってみると、すぐに失望した。そこは廃牧場だったのだ。道だけが辛うじて残っているが、建物の窓ガラスが割れていて、人が住んでいるようには見えない。牧場だった場所も肩の高さまで雑草が生え放題だ。

 強烈な腐敗臭がする。

 もしかしたら野生動物の死骸があるかもしれない。絵のモチーフになると俄然興味が湧いた。悪臭の源を探し当てた時、私はがくがく震え、自然の無慈悲さを思い知らされることになった。


 半分土に埋まっている老婦人の無惨な姿だった。


 さっき見たのは熊だ、と咄嗟に思った。大樹叔父さんに電話をするが繋がらない。ここにいると熊が戻って来るかも……そう考えたら走り出していた。

 別荘に戻ると大樹叔父さんが慌てていた。雪子さんが行方不明だと言う。他にも何か言いたそうだったが無理矢理止めて、今しがた牧場で見たものを伝えた。


「今すぐここを出よう。藤太郎さんの所へ行く」


 大樹叔父さんは車のキーを引っ掴むと、私を強引に連れ出した。さっきまでの陽気な草木のざわめきが、熊が来るよ熊が来るよとあざける笑いに聞こえてくる。

 結構なスピードで別荘をあとにした。


「藤太郎さんは義父だ。農家だが猟師もしている。熊撃ちもしていた。まさか、こんなことになるなんて……」


「藤太郎さんには連絡しないの」


「普段は野良仕事をしているから、雪子さんがいないと電話に出ない。さっきも五回電話してやっと繋がった。こっちから向かった方が早い」


 それから五分程で一軒の農家に着いた。


「藤太郎さん、居ますか。大変な事になった」


 大樹叔父さんの怒鳴る声を初めて聞いたな、とどこか他人事の様に聞いていた。


「おう、大樹か。慌ててどうした。雪子の奴がまた腰でも痛めたか」


 畑の方から痩せたおじいさんが現れた。両手を腰のタオルで拭いている。


「熊が出た。それに犠牲者がいる。真夏から聞くかぎり、雪子さんの可能性が高い」


 私は小さい声で、「真夏です」と名乗った。

 藤太郎さんはしばらく沈黙した後、「そうか」と呟やき、「それでは迎えに行かないとな」と言った。


「すぐに準備する。勝手に上がって待ってろ」


 藤太郎さんは外に備え付けてある水道の蛇口を開き、手、顔の順で洗い、そして、頭から水を被った。

 

「真夏、中で待っていよう」


 それ以上を見せないように、大樹叔父さんに促された。農家と言っても普通の家だ。土間や竈があるわけではない。ちょっとがっかりしながらも、今はそれどころではないことに気付く。

 勝手を知っている大樹叔父さんに居間で待つように言われる。座布団が四枚敷いてあった。座っていると大樹叔父さんが麦茶を持ってきてくれた。


「真夏はここで待っていてくれ。僕と藤太郎さんで行く」


 大樹叔父さんは真剣な顔で言う。


「でも、場所がわからないでしょう。私が案内した方が早く着くよ」


 もしかしたら、間近で熊を見れるかな、と私はぼんやり考えていた。


「嫌、でも、熊に襲われた遺体は損傷が激しいから、真夏にこれ以上悪い記憶を残したくないんだ」


 大樹叔父さんは苦しそうに顔を歪めている。


「私はもう二十歳だよ。熊に襲われるかもと走って逃げたけど、遺体には冷静でいられたよ。なんか死に慣れたみたい」


 冗談っぽく言ったら、余計に顔を歪められてしまう。言葉を間違えた。


「それにね、まだ分からないけど、大樹叔父さんと藤太郎さんの大切な人でしょう。早くお家に帰さないと可哀想だよ」

 

「それには及ばん。熊撃ちのおとりに使う。家に帰るのは、熊を撃ち殺してからだ。案内が済んだら、お前たちはすぐ帰れ」


 藤太郎さんは猟師姿に着替えていた。猟銃を入れたケースを肩に背負い、鉈を仕込んだベストを着込んでハンチング帽を被っている。


「藤太郎さん、いくらなんでも一人では無理です。他の猟師に助っ人は頼めないのですか」


「ここいらには俺以外に猟師はいない。さっき、役場に連絡したら、一週間待てと言われた。ふざけんな!雪子が全部無くなっちまう。それにな、遺体と死体は違う。大樹、お前では役に立たないのは目に見えている」


 あの大樹叔父さんが子供扱いだ。人生の年季が違う。

 

「それから真夏、お前は絶対に車から降りるな。熊は自分より大きいものには滅多に襲わない。雪子の身長は百四十あった。それを襲ったとなれば、熊にしては大物だろう」


「殺すしかないのですか」私は恐る恐る聞く。


「殺す!熊は人を殺せる強い生き物だ。仲良し小好しの隣人じゃねえ。お互いが牽制しあって境界を決めているに過ぎない。

 俺も迂闊だった。去年、田沼の爺さまが死んじまって、あの辺りに住民はいねえ。熊の境界が大きくずれたんだ。雪子はそん中にずかずか入ってしまった。人を殺した熊は人を恐れない。殺すしかない」

 

 有無を言わせない断罪。藤太郎さんの眼力に圧倒される。大切な人を殺されたかもしれないという怒りもあるだろう。だけど私は、『殺すしかない』と言った時、口角が上がったのを見逃さなかった。自然と対峙する者の狂気。生と死が密接した世界に住む者の、絵の具には無い、生命の色に強く惹かれた。

 結局、車から絶対に降りないことを条件に道案内をすることになった。私は大樹叔父さんの車に、藤太郎さんは自分の軽トラックに乗り込み、現場に向かう。十六時前には着くだろう。


「暗くなる前に帰ろう。僕たちは邪魔になるだけだ。真夏は怖くないのかい。情けないけど僕は怖いよ。これ以上、誰もいなくなって欲しくない」


「私も怖いです。それ以上に大樹叔父さんにも、藤太郎さんにも、悔いを残して欲しくない。しなかった事で私も後悔をしたくない」


 大樹叔父さんは、そうか、とだけ言った。

 道の途中、ブリキの案山子が倒されていた。熊が近くにいると確信する。


「この先の空が開けたところから、少し先の子馬のイラストがある看板のところ」


 車は脇道に入り、後ろから藤太郎さんの軽トラックがついて来た。元牧場だけに駐車するスペースはそれなりにある。適当に停めると、藤太郎さんは剥き出しの猟銃を肩に背負い、車の窓を叩く。


「どの辺だ」と淡々と聞く。


 五十メートル程離れている雑草だらけの元畑の辺りを指差しながら、「あの辺です」と答える。


「分かった。お前たちは帰れ」


 藤太郎さんは振り向きもせずに真っ直ぐに元畑へと向かった。しばらくすると立ち止まり、おそらく手を合わせているのだろう、背中が少しだけ縮んだ。

 振り返るといきなり猟銃を構えた。

 窓を閉め切っていた為、全く音がしなかったが、向かって右側の茂みから、大きな熊が走り出して来た。目を剥き出し、涎を撒き散らしながら怒りの声を発している。一切の躊躇がなく、藤太郎さんを殺しに来ていた。

 藤太郎さんは銃を構えたまま微動だにしない。 熊の脚は速く、どんどん距離を縮めている。

 タン!間が抜けた乾いた音がした。

 どどう、とつんのめる様に熊が倒れた。右腕しか動かしていないので、左肩を撃たれた様だ。熊は激しく威嚇の声を上げ、呪い殺さんばかりに血走った目をしている。

 タン!二発目の音がした時、後頭部が弾けた。 弾が口の中を貫通したのだ。熊は呼吸ができないのか、びくんびくんと痙攣している。

 タン!最後の銃声がして、眉間に穴が空いた。その生命活動は完全に終了した。藤太郎さんは構えた姿勢から微動だにしていない。約三分間その姿勢を保ち、漸く銃口を下ろした。

 藤太郎さんは人差し指をちょいちょいと動かして、私たちに合図を送る。

 大樹叔父さんが窓から顔を出すと、


「おい、大樹。熊を荷台に乗せるのを手伝え」


 しょうがないな、と大樹叔父さんは車から出て、私も慌てて手伝いにいく。死んでいた月輪熊は、でっぷりとしたひぐまのイメージだったが、思ったより痩せていた。それでも、目測ではあるが、身長百六十センチメートルの私より大きい。手足の太さも私の何倍もある。

 おそらく殺気のこもった荒々しい覇気が、実際よりも大きく見せていたのだろう。重さは荷台に上げるだけで一苦労した。二人では載せられず、結局、大樹叔父さんが音を上げた為、三人で辛うじて載せることができた。

 藤太郎さんはスコップを持ち出して、被害者の所に向かった。完全に掘り出し、ブルーシートに載せると、被害者はやはり雪子さんだった。


 左側の頬の肉が大きく抉れ、左眼は無く、歯は剥き出しになっていた。落ち窪んだ眼孔には既にうじが湧き、右腕は肘から先が無くなっていた。

 腹部は服ごと食い千切られて、内臓はほとんど食べられていた。

 一度見ているせいか、大樹叔父さんと比べて冷静でいられたが、身体の欠損は酷い状態だった。

 藤太郎さんは雪子さんの残った髪を手櫛で直し、「まさかこんな別れ方をするなんて……お互いに思いもしなかったな。さあ、家に帰ろう」と優しい声で語り掛けていた。


「大樹。これからもあの別荘を使うなら、ライフル銃のライセンスを取っておけよ。俺になんかあったら、誰も守れないぞ。俺が鍛えてやる」


 木の陰で具合が悪そうにしていた大樹叔父さんは、「わかった」とだけ答えた。

 こうして事件は終わった。

 警察と役場の人が事の次第を藤太郎さんに詰め寄ったが、藤太郎さんは、殺ったんだからいいじゃねえか、とぞんざいに答えていた。

 雪子さんのお葬式は、警察の検死が終わった翌日に行われた。損壊も酷かったから葬儀屋の人も苦労したと思う。

 藤太郎さんはこの家にひとりとなった。

 私たちと一緒に東京へ行かないか、と提案したが、ここには大切なものしかないからな……素直に墓守りになるよと笑っていた。

 余談だが、私と大樹叔父さんはお祖父ちゃんの家で一緒に住むことになっている。私の家事能力が壊滅的なことが原因だ。お祖父ちゃんが亡くなって、たった一週間でゴミ袋の山を作ったのがいけなかったと反省している。

 私は絵を描くことに全振りの生活に戻った。ひとりで住むには静か過ぎた家に活力が戻って来た。


「持ち味のシャープな線に荒々しい色彩がいい意味で個性を引き出している。今年の夏は良いことがあったのかい?」


 お祖父ちゃんの死を知らない予備校の先生から、今迄にない褒められ方をされた。

 私はにっこり笑って、

「最悪の夏でした」と答えた。

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