ギルギャルゲ

コーンスープ

一日目

窓から差し込む朝日の違和感で、この俺…早乙女明さおとめあきらは目を覚ます。


俺の部屋は駅から離れた古びたアパートの一室。

そして窓は西側についている。

安さに目が眩んで借りてしまったが、色々不便だわ西日は暑いわでこれまで碌なことがなかった。


無論、朝日に照らされ健やかな朝を迎える、なんて事は一度もなかった。


しかし…どうしたものか。


実家を出て以来のフカフカなベッドの上で目を覚まし、知らない天井を見つめているではないか。


夢…かと思ったが、そう考えれば考える程に頭は冴え渡っていき、『これは現実だ』と訴えかけてくる。


縋るように見渡した部屋は、勿論自分の住む部屋ではなかった。


漫画が並ぶ本棚に…これは勉強机?

中高生男子の部屋のようだ。


俺はベッドから飛び起きる。


普段着ているものとは違う青色のパジャマを身に纏っていることは最早気にならなかった。


あれ…この部屋って…。


確かに自分の部屋ではない。

しかし、見たことはあった。

画面の奥で…何度も…。



この部屋、俺が好きなギャルゲー『恋色の春、淡い僕ら』の主人公の部屋じゃね?


背景やスチルでチラっと見る程度、されど何十回も周回したゲームだ。

主人公の部屋など自分の部屋のように記憶していた。


しかし、確証できる何かが欲しいと思い、机の上から二番目の引き出しを漁る。


すると、出てくるのはエロ本。


やっぱりだ!


これは、ツンデレヒロインのルートでその娘に部屋を物色された時に出てくる本。


無許可に人の部屋をあちこち漁っておいて「変態っ!」とビンタした挙句没収するというなんとも理不尽なシーンなのだが、

ヒロインが没収した本を持ち帰った後、興味本位で本を開くも出てくる女の子が自分とは正反対のお淑やか系だった為にショックを受けるというバチクソに萌えるシーンでもあるのだ。


色々と興奮してきたが、その興奮は時間の流れと共に焦りに変わっていく。


え?

俺本当にあのギャルゲの世界に来ちゃったの?


しかし、まだドッキリの可能性もある。


あーあーと声を出してみても、聞こえてくるのは自分の声。

心なしか若く聞こえる気がするが、気のせいだろう。


そう…まだ『朝起きたらギャルゲーの主人公になってるドッキリ』という可能性は捨てきれないのだ。


焦りは薄れていき、心臓の鼓動もだいぶ落ち着いてきた。


ちょうどその頃、充電器に差しっぱなしのスマホが振動する。


画面を見ると、それはある人物からの連絡。


「えっ!?」


Shimiko『下で待ってるよん♪』


『Shimiko』…これは幼馴染ヒロインの長七染子おさななしみこのことだ。


本物…!?


いや…なんでもいい。


この目で確認しなくては。


俺はクローゼットの中にあった制服に高速で着替え、机の上に置かれた鍵を取り、部屋を飛び出し階段を駆け降りる。


途中洗面所で鏡を見ると、そこ映っていたのは高校生時代の自分。


そいつは驚愕の表情で俺と目を合わせていた。


…もう、なるようになれよ。


靴の踵を踏みつけ、玄関の扉を勢いよく開ける。


そこには絵のように可愛く、しかし現実のものと分かる質感で、長七染子が立っていた。


少しうねった水色のボブヘアは朝日で青空のように輝き、

太陽そのものの瞳から放たれる光は全て俺の真っ黒な瞳に吸収されていった。


長七染子おさななしみこ

主人公の幼馴染。

主人公と同じ高校に入学する。

太陽のように明るい性格と、主人公を想うしっとりとした感情の二面性が堪らなく愛おしいキャラクターだ。


今は笑顔!とにかく笑顔が眩しすぎる!


「おはよ〜寝坊くん!…いや、別にそんな驚かなくても怒らないって!」


声はCVそのままだ。


「っ本物!?可愛すぎる!!!」


思わず生でアイドルを見た人のような反応をしてしまう。


染子はこちらの言葉に数秒間ポカンとした表情を浮かべ、その後どんどん赤面していく。


その様子も昇天するほど可愛いかった。


しかしそれ以上に、画面越しでしか目が合わなかったはずの、声が届くこともなかったはずの彼女にこうして言葉が伝わったことが何よりも嬉しかった。


「かっ…可愛い!?一体どうしちゃったのっ?」


「あっ…いや…これは違くて…だな。」


もう俺の中で『主人公としてギャルゲの世界に来てしまった説』が100%になっていた。

そして既に、もしこのことがこの世界の住人にバレたらマズいという考えが俺の頭の中に浮かんでいた。


なので、少し主人公の口調を真似て返事をした。


演技なんてやったこともないから…少々どころか非常にぎこちなかったが。


染子は少し不思議そうな表情を残すが、切り替えて話し始める。


「それじゃ、レッツゴーしましょう!も〜う、明のせいで遅刻しちゃうよ〜。」


やっぱり俺の名前は俺の名前なのか。


大好きな作品のヒロインに自分の名前を呼んでもらえて思わず口角が上がってしまう。


戸締りをしようと、一旦落ち着こうと彼女に背を向ける。


逃げ回る鍵穴に必死に鍵を差し込んだ。

そして一回深呼吸を挟んだ後、振り返り彼女と一緒に歩道を歩き始めた。


周りの景色は至って普通の住宅街。


しかし、時折背景で見たことのある場所を通過するため見ていて楽しかった。

旅行先でガイドブックにあった景色を見つけた時の感覚に近い。


ただ不思議だったのは、周りを歩く人々。


なんと顔に目がないのだ。


いや…普通に歩いて生活しているのだからあるのだろうけど、描写されてないというか…俺が認識できない?


確かに原作でもモブは目が隠れていたが、現実にまで引っ張ってくるとこうも気味が悪いものなのか。


変なところにまで忠実な異世界だ。


そして、肝心の幼馴染…染子との会話も楽しかった。


知ってはいたことだがかなりお喋りな子だった。

原作ではストーリーに必要じゃない会話シーンは省かれていただろうから、こういった何気ない雑談というものは新鮮味がある。


原作の主人公に対する謎の優越感すら覚えた。


何だろう…すごく楽しい。


俺は元いた世界などどうでもいいと感じてしまうほどにこの世界に没入していた。


そうこうしている内に、学校の校門すぐ前まで来ていた。


俺たち以外にも、周りには大勢の生徒が歩いていた。


他のモブ同様、彼らも目がない。


あれ…もしこのままずっとここで学園生活を送ることになったとしたら、モブとも交流したりするわけだろ?

まさかヒロインだけとしか関わらないなんて、そんなのはあるわけない。

ならモブと目を合わせられないのって結構致命的じゃね?


あまり考えないことにした。


校門を抜けると、ある生徒に後ろから声を掛けられる。


「早乙女さん…クラスメイトが立っているのに挨拶もせず通り過ぎるのは少し無礼なのではなくて?」


ドクンと心臓の音がした。


この声…喋り方は…。


振り返ると、そこには真っ黒の髪をした女子生徒が立っていた。


そして、顔の中心にはブルーの瞳が二つ張り付いていた。


嶺上雅れいじょうみやびだ!


主人公のクラスメイトで、金持ちのお嬢様系ヒロイン。

由緒正しき自分自身の家系を誇りに思うと同時に、庶民と仲良くキャッキャと遊びたかったり可愛いマスコットが好きだったりと普通を憧れている所がある。


正直興奮が収まらなかった。

可愛すぎる。


しかし、二度目なのであそこまで取り乱しはしなかった。


「おっ…おはよう、嶺上さん。」


「明のお友達?おはようございます!」


「おはよう御座います。それで、早乙女さん?挨拶は日本人の心です。私たちの様に同じ集団に属する者同士は毎日朝の挨拶を欠かさずに行うことによって…。」


突き詰めれば突き詰めるほど愛らしいいい子なのだが、プライドが高く謎の価値観と正義感を持ち合わせているためこのように挨拶を交わさなかった程度のことで講釈を垂れてくる。


原作にこのようなシーンはなかった気がするけれど、俺が原作の主人公と少しでも違う行動を起こしたなら違う展開が待っているのは当たり前だろう。


しかしこうなると、早く他のヒロインも見てみたくなってしまう。



雅の話を適当に聞き流し、染子と一緒に校舎に入っていく。


一瞬自身の下駄箱の位置が分からず焦ったが、そういえばあるイベントで臨場感を持たせるために位置を細かく書かれていたことを思い出す。


一番左の下駄箱の右から四番目、上から三段目…。


よし、しっかりと上靴には俺の名前が書いてあった。


ついでにクラスも確認するが、1-A…。


ゲーム内と変わらないようだ。


教室が何処かも分からない問題があったが、隣のクラスである染子に付いて行けば問題無しだろう。


三階まで上っていくと、すぐに1-Aの教室が見えた。


扉の前まで行くと、染子とまたねと手を振り合う。


そんなよそ見をしている内に、教室を出る生徒とぶつかってしまう。


「わっ!ぁ…ごごごごめんなさぃ…!」


「うおっ…すんません!」


高い声だが、感触からして男子生徒。


顔を見ると、やはり目がない。


モブの男子生徒だ…。


かなりシャイなようで、彼の顔は真っ赤になっていた。


何処を見ているのかが目に見えないせいで分からないが、恐らく恥ずかしがって目は外方を向いているのだろう。


彼は頭をブンブンと縦に振り謝罪し、そそくさと廊下を走り去っていく。


見届け、教室に入る。


幸い主人公の座席位置は知っているため、本当に自分の席かチラチラと確認しながらそこに荷物を下ろす。


隣の席…には荷物が掛かっているが、肝心の人物は座っていなかった。


「ちょっとアンタ、なに人の席ジロジロ見てるのよ!」


来たぁー!!


俺の前まで駆け込んできてバンッと机を叩いてこちらを牽制してくる女子生徒。


彼女の鋭い眼光がこちらを睨みつけてくる。


ここまで睨まれて嬉しかったのは人生で一度もない…。


俺のキラキラとした眼差しに分かりやすく困惑しはじめている彼女は、ツンデレヒロインの摘出麗美つんでれみ


赤髪のツインテール、一見すると典型的なツンデレだが、彼女が抱える闇は他のヒロインと比べても一段大きく、何とかしてあげたいという心を掻き立てられる女の子だ。


最初の方に述べたエロ本シーンの子も彼女である。


「ちょっと話聞いてる?キモいって言ってんの!」


そう言って初心者同然のフォームで消しゴムを投げつけてくる。


今時暴力ヒロインは流行ってませんよ!


ていうかキモいって言ったのこれで一回目ですよね?


俺は適当に謝罪し、足元に落ちて跳ねるように後ろの方に転がっていった消しゴムを拾い上げ麗美に手渡す。


「あっ…ありがと。」


彼女は少し目を逸らしてそれを受け取る。


こんな変態相手にも素直に感謝ができるなんていい子だな。


暫く彼女を眺めていたかったがこれ以上気味悪がられるのも困るので、俺は教室の張り紙に目を移す。


なんだ、まだ座席の張り紙あるじゃないか。


一人一人名前を見ていく。


俺と雅、麗美以外はモブなので、ほぼ全員初めて見る名前だ。


これ全員覚えなきゃいけないのか…高校生も大変だな。


しかも、人の印象の上で大事な目が見えないせいで特にだ。


朝礼が始まるまでもう少し時間があるようなので、一旦トイレに行って冷静に考える時間を作ろう。


今の今まで、朝起きた瞬間以外落ち着く機会なんてなかった。


トイレの個室で、便座に座り頭を抱える。


少し浮かれていたが、これはかなりまずい状況なのでは?


そもそも俺は元の世界に帰れるのか?


正直なところ、一生この世界で過ごすとなると流石に元の世界の我が家や両親が恋しくなる。


そもそも元の世界では俺の体はどうなっているんだ?


しかし、わざわざこの世界に連れて来られて、すぐに帰れるとも思えない。


一つ思いついた帰る方法は、エンディングを迎えることである。


よくあるじゃないか、こういう異世界系の話だと。


しかしそうだとしても、また問題が出てくる。


このギャルゲー…実は…。



全エンディングがバッドエンドなのだ!


そう、どの娘とイチャイチャするルートを選んだとしても、どのような選択を取ったとしても、進んだ先にあるのは全てバッドエンド。


主人公が死んだりヒロインが死んだり、様々なバッドエンドが用意されているが、少なくとも誰かは『死ぬ』!


酷いゲームだ、散々女の子とイチャイチャさせておいて幸せな結末を迎えるのを拒否してくるなんて。


でも…逆にそこが魅力だった。


幸せなままでは終わらない、儚い結末が俺の心を震わせた。


このゲームを、ヒロインを好きにさせた。


まるで俺の人生を見せられているようで…。


しかし今はそんなこと言っている暇はない。


もしこの世界があのギャルゲーと同じ運命を辿るのだとしたら、何としてでもそれを止めなくてはいけない。


何故なら、これはフィクションではなく現実だから。


この世界にいるヒロインたちは、みんな生きている。


儚い結末が良いと言っていたが、それはゲームの中だからこそ。


でも、どうしようか。


止めるといっても、具体的にどうすれば…。


彼女たちのバッドエンドとなる原因を片っ端から潰していく?


いいや、それは無理だ。


バッドエンドの要因には、人の複雑な感情、大きな組織、災害など防ぐことが難しいものも多い。


しかし、それらを防ぐことができる方法が一つだけあった。


それは、そのヒロインのルートに入らないこと。


言い換えればそのヒロインからの好感度を一定以上に上げないことだ。


ゲーム内時間で三日目、ここが終わることでどのヒロインのルートに行くかが決定する。


それまで、全てのヒロインからの好感度を上げなければバッドエンドを防げるのではないか?


自分で考えておいて何だが、かなり楽観的な作戦だ。


そうなった時、ヒロインの中で一番好感度がマシな娘のルートに行く…なんて可能性も大ありだ。


しかし、試さないわけにはいかない。


便座に座り続け、便意が湧いてきたタイミングでチャイムが鳴る。


「やっべ!急がなきゃ!」


大好きなギャルゲーの世界に来て一日目、

遅刻した。



放課後。


ふぅ…やっとか…。


あまりに時の流れが遅いもんだからさ。


まあ…でも、なんとかなったような気がする。


隣の席のツンデレ…麗美の落とした消しゴムを断固として拾わなかったし、お嬢様の雅とは…そもそも今日は関わるようなイベントもなかった。


そう、今日は原作でいうところの一日目だった。


そんなの最初から分かるだろとツッコまれるかもしれないが、確信できる材料を見つけたということだ。


それがさっき言ったイベントだ。


この世界どうやら、俺が原作主人公とは少々違う行動を取ることによって若干原作とブレが生じているようだが、

原作で発生した「イベント」なるものは確定で起こっていた。

それは全て一日目のイベントだった。


四月十五日水曜日。

俺は先週入学したばかりの新入生。


イベントは回避不可…。


となるとルート回避も不可能のように思えてきてしまったが、このまま突っ切るべきか?


これまでに幾つか作戦を考えて、一部は実行に移し始めている。


まあ、やり切るか。



荷物をまとめていると、もう懐かしいと思える人が隣のクラスから現れた。


「やっほ〜!明、今日部活ないから一緒に帰ろー?」


染子だ。


後ろで手を組みながらぴょんぴょんと近寄ってくる。


天使か。


とても魅力的な提案に思わずイエスと答えそうになるが、寸前でとどまる。


普通に幼馴染の染子のルートもあるんだよな…。


他のヒロインよりも好感度に気をつけなければならないかもしれない。


「いいや…今日はやめておくよ。やりたいことがあるんだ。先に帰っといてよ。」


俺がそう断るが、彼女は笑顔で食い下がる。


「え〜。じゃあ待っとくよ!」


そう言った彼女は隣の席に座る。


その席は麗美の席だ。


ていうか、かなりまずいぞ。


「いや…本当に、帰っていいから…。」


少し声が小さくなる。


本当は、こんなこと言いたくないのに…。


そんな俺に対して、染子は少し悲しそうな顔をして立ち上がる。


後ろに手を組んだまま、首を少し傾けて悲しそうな笑顔を見せてくる。


やめてくれよ…。


「そう…あはは…ごめんね。やっぱり、約束してなかったのが悪かったかぁ。」


本当にやめてくれ…。

こっちまで悲しくなる。


「そうだな…。すまん。」


染子は少し俯き、肩を震わせる。


…泣いてしまった?


まずい、そこまでだとは…。


「あー!染子、この埋め合わせはいつかするから!そうだ、来週とかにでも…な?」


来週であれば問題はない。

そう…三日目が終わるまで耐えればいいのだから。


その言葉に、染子は再び顔を上げる。


満面の笑みだった。


「やーい!騙されてやがんの!」


なんなんだ、この幼馴染は。


何十回もプレイしてきて、熟知していると思っていた幼馴染は

思ったよりも分からなかった。


「っまじか。」


「コトジチ取ったからね〜!」


「…言質げんちって言いたいのか?」


そう言って笑い合う。


幸せな時間だ。


しかし、同時に染子のルートに入らないか心配になる。


「それじゃ、埋め合わせ楽しみにしてるからね!」


そう言うと彼女は、教室から走り去っていった。


その背中を、俺は見送った。





長七染子は、教室を抜けるとため息を吐いた。


その顔は…どこか悲しいような…絶妙な表情を貼り付けていた。


「違う…。」


「同じだ。」


彼女は鞄に何かをしまった。





この俺、早乙女明は自宅に帰り部屋でスマホを弄っていた。


パスワードは分からないが指紋で解除できた。


見ていたのは主に写真。


一枚一枚眺め、スクロールしていく。


染子が笑顔でピースしている写真。

一枚遡ればその顔は驚きの表情、もう一枚遡るとそっぽを向いている。

恐らく俺が勝手にカメラを向けて、気づいた染子がポーズを取ってくれたのだろう。


おれの知らないかれが。


おれの知らない景色。


おれの知らないかれの笑顔。


おれの知らない友人とのツーショット。


かれの思い出の数々。


見るのが嫌になってきた。


そんな時、一通の通知が来る。


染子からだ。


通知を開くと、一枚の写真と…一言。


その写真には放課後の教室で一人寂しそうに荷物をまとめる俺の姿が写っていた。


Shimiko『今日のオモイデ♡』


何だろう…。


目に涙が浮かんでくる。


その写真を保存し、写真フォルダに戻る。


この瞬間、この世界に、おれが初めてやって来た気がした。

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