第二部

モノローグ

 知るということ。

 知らないということ。

 

 幸せなのは、どちらなのだろう。

 傷つかずに済むのは、どちらなのだろう。

 

 嘘の上に築かれた“幸せ”は、本当に“幸せ”と呼べるのだろうか。

 真実を知らされぬまま迎えた“別れ”は、果たして“不幸”だったのだろうか。

 

 知らなければ、それは美しい想い出のままでいられた。

 けれど――知ってしまえば。

 その先に、どんな未来が待ち受けているのだろう。

 

 それでも私は――

 あなたが選んだその未来に背を向けず、

 あなたが生きる“真実”の世界で、私も生きていきたい。

 

 たとえそれが、

 どんなに辛く、どんなに悲しい運命だったとしても――。

 

 この命に刻まれた想いの、その先で。

 もう一度、あなたに出逢うために。

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