各国設定まとめ

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◇大地の国『ディアメンベルク』


首都:ディアメルク・クラウン(スロトロワ州都)

位置:エルディナ大陸北部

統治者:大地と鉱石の神 ユークレイスト・ネフライト・フォン・イオスト

体制:帝国制


モチーフ:ドイツ

国土:天界で二番目に大きい。鉱脈と資源が豊富。

気候:温帯・海洋性気候


特徴:天界において豊穣の国に次ぐ広大な領土を持ち、多様な民族が暮らしている歴史ある国。各地に鉱山があり、鉱物資源が豊富。各国との貿易で富を築いている。

文化:合理性と伝統を重んじる。寒冷な気候から、保存食やサウナ・温泉文化が発達している。天界屈指の交易都市でもあり、各国の商隊が集う。

信仰:大地の神と、彼がもたらす大地の恵みを信仰する。鉱石や工房は彼の所有物であるとされ、総じて大切に扱われる。

特産品:鉱石資源/武器/骨董品/保存食




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◆魔法の国『オルティカーナ』


首都:オルナ

位置:エルディナ大陸最北端

統治者:魔法と絡繰りの神 イース・ミュラティシア

体制:民主制


モチーフ:北欧

国土:やや小規模。緩衝地帯を隔て、ディアメンベルクと面している。

気候:亜寒帯湿潤気候


特徴:天界随一の魔法大国であり、魔法学の叡智を極める学術院や研究所を数多く抱える。各国から魔法使いや魔導品職人が集まり、新たな魔法を編み出し続けている。近隣国へは魔導機関車が走行し、天候に左右されることなく領内から領外への快適な移動を可能にしている。

文化:魔導品が生活の必需品。機能美と自然調和を重んじ、過剰な開発は固く禁じられている。

信仰:魔法の神と、魔法学の礎を築いた偉大な魔法学者を信仰する。祈りや喜びの際には魔法学者の名を呼ぶ風習がある。

特産品:魔導品/魔導書/機巧




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◇海洋の国『シレンカ』


首都:ノオリ=シキ

位置:シレンカ大陸北東

統治者:天空と海洋の神 アイデクセ・シキ・シェッツェリィ

体制:封建制


モチーフ:日本/中国

国土:ナダリア海に浮かぶ海洋国。広大な国土を誇るが、入り組んだ地形で山岳が多く、人々の居住区はやや少ない。竜の輪郭に似た地形が象徴的。

気候:温暖湿潤気候


特徴:多くの竜族が暮らす独立した海洋国で、他種族に対して排他的。『竜主』と呼ばれる統治者とその一族によって統べられている。

文化:長命な竜族が多く暮らすため、時代の流れが緩やか。街並みや文化には和・中華が時に融合し、時に独立している。長い歴史を保ち続ける古風な国として知られる。

信仰:海洋の神に対しての信仰心はあまり無く、あくまで竜族を統べる長という認識。一方で、彼の強大な力に畏敬の念も抱いている。

特産品:酒/海産物/絹織物




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◆祝福の国『カトレア』


首都:ヴェルシーニュ

位置:エルディナ大陸南西

統治者:慈悲と祝福の神 ヴェルジェ・フリュイテルマ

体制:絶対王政


モチーフ:フランス

国土:小規模ながら自然豊かで美麗。

気候:地中海(ルミナス海)性気候


特徴:美しい街並みと美食を誇り、“エルディナの真珠”と称される。王による統治が行き届いており、治安が良く幸福度も高い観光大国。一方で軍事力が低い面もあり、他国との関係の維持に尽力している。

文化:美食・芸術・祝福を重視する。人々は洗練された美食と芸術を楽しみ、家族と社交を大切にする。

信仰:祝福の神を深く信仰し、敬愛している。結婚式や祝祭では必ず祈りを捧げ、祝福の加護を願う。

特産品:ワイン/芸術品/服飾




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◇生命の国『ソルヴィエ』


首都:エルノワ

位置:アルキナリア群島大陸

統治者:生命と幻想の神 ルシエ・ミルファ・ティコシエン

体制:立憲君主制


モチーフ:ギリシャの自然

国土:広大な島国。国土の大半を森林と山岳に覆われ、点在する神殿遺跡が幻想的な景観を形づくる。一部には草原も広がり、多様な地形を持つ。

気候:温暖湿潤気候


特徴:緑豊かな自然と美しい島々が連なる。四季があるが極端ではなく、夏は涼しく冬も暖かめ。その穏やかな気候から、病に悩まされている者の療養地に選ばれやすい。希少な薬草や澄んだ水源が多く存在し、薬の調合や病の療養に適している。

文化:人々は自然や幻獣と共に暮らし、互いに補い合っている。謙虚で静かな気質で、横暴な態度を嫌う。

信仰:生命の神と自然を深く信仰する。全ては神と自然の恩恵であると考え、自然と同化するような慎ましい暮らしを送る。

特産品:治療薬/手芸品/お守り




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◆大気の国『ネフェルシェム』


首都:パティメエル

位置:オルデナ大陸北東端

統治者:大気と温度の神 メリエナ・リエーフ

体制:民主制(民会制)


モチーフ:エジプト/中東

国土:小規模。砂漠地帯が多く、人々の生活範囲は川沿いの狭い地域に限られる。

気候:乾燥帯


特徴:天界で最も古い国の一つ。度重なる戦乱で多くの領土を失いながらも、今日まで存続している強かな地。都では交易が盛んで、商隊や旅人の休息の場でもある。

文化:朗らかで友好的な人柄。賑やかな祭りや宴を好み、月ごとに様々な祝日がある。

信仰:大気の神を信仰し、愛すべき隣人として親しんでいる。民の方から声を掛けて贈り物をすることも多く、心から彼女を敬愛している。

特産品:香辛料/嗜好品/金




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◇厄災の国『オズ=ドゥーヴェス』


代表的な荒廃拠点:カーネル廃都

位置:オルデナ大陸北部

属神:厄災と破壊の神 シアン・イメロザシオ

体制:なし


モチーフ:サハラ砂漠地帯/スーダン

国土:広大な砂漠地帯。

気候:砂漠気候


特徴:統治者不在の荒廃地。追放者・盗賊の巣窟であり、天界で最も危険な地とされる。厄災の神が封じられているため、全てが荒れ果てている。

文化:都市の類はなく、廃屋の陰に隠れるようにして村が点在する。村民はのほとんどは強盗団である。

信仰:稀に厄災を信仰する狂信者も現れるが、基本的には存在しない。かつては“厄災の民”が存在していたものの、その末裔が今も残存しているかは不明。

特産品:幻の希少石




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◆調和の国『エツェルチュート』


首都:イツェルニエ

位置:アルキナリア群島大陸北東

統治者:調和と均衡の神獣 ユト・ハイネメリア

体制:共和制(二院議会制:市民議会+元老院/貴族院)


モチーフ:ヴェネツィア(首都のみ)

国土:やや広い。南東に100以上の島からなる都があり、海を隔てた対岸の大陸に穏やかな丘陵と山岳地帯が広がる。

気候:温暖湿潤気候


特徴:経済や外交関係が安定しており、治安も良い。首都イツェルニエでは街中を巡る運河をゴンドラが行き交い、年に一度は仮面舞踏会が催される。大陸側の領土では穀物畑や酪農が営まれ、穏やかな風景が広がっている。

文化:美しい建築や芸術・美食を楽しむことができるため観光に大人気。一方で、都には厳格な法律やマナーがあり、少し息が詰まる場面も。

信仰:調和の神獣を信仰すると同時に、畏敬の念を抱いている。彼を“比類なき調和そのもの”とし、目にすることも憚る。

特産品:ガラス工芸/仮面




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◇豊穣の国『ベトヴェストレ』


首都:ゼフィルダ=アグリオ

位置:フローネ大陸南東

統治者:豊穣と繁栄の神獣 アレアジオ・ヴェスティア

体制:専制君主制


モチーフ:トルコ(文化)/インド(農業)

国土:天界最大規模。雄大な二つの大河が流れ、肥沃な大地が広がる。

気候:湿潤熱帯/亜熱帯気候


特徴:広大な国土と多様な気候、潤沢な水をもたらす大河が流れる、天界で最も豊潤な土地。一年中豊かな作物が実り、それらを各国へ輸出することにより繁栄している。一方で、肥沃な土地を巡って周辺国の戦火に巻き込まれることもしばしば。

文化:多様な種族や民族が暮らし、非常に国際色豊か。香辛料をふんだんに使った食文化と、絨毯織りなどの美しい伝統芸術が魅力。親切な国民性で、旅人や商隊に優しい。

信仰:豊穣の神獣を強く信仰し、収穫の季節には多くの作物を献上する。彼にもたらされる豊穣を享受し、彼が民を守る姿に感服する。一方的な狂信というよりは、“大切な我が主”として心から愛している。

特産品:ランプ/絨毯/農作物




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◆運命の国『フィウルツス』


首都:シアティーツ

位置:アルキナリア群島大陸中東部

統治者:運命と幸運の天使 シシアーティア・ド・フィローツ

体制:共和制(元老院制)


モチーフ:サンマリノ共和国

国土:極めて小さい。フォルトゥーナ山の山頂付近に都が築かれている。

気候:地中海(ルミナス海)性気候


特徴:幸運の加護を求める人々が次々と集まり、いつの間にか誕生していた小国。観光や美食で人気を博し、幸運を求める巡礼者が絶えず訪れる。標高が高く、ルミナス海を一望できる。

文化:運命と自由を愛し、規範を守りながら穏やかに暮らす。善行を積むことで幸運を得られる、または運命の天使に出会えると信じられている。信心深く、平和主義な国民性。

信仰:運命の天使を信仰するが、彼女の傍にあることを「我々は運命の隣人となっているだけ」という意識がある。運命に縋るのではなく、運命と共に歩んでいる。

特産品:工芸品/ガラス細工/運命を描いたステンドグラス




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◇正義の国『アスティレ』


首都:ルフラン

位置:エルディナ大陸北西(戦争の国と対立)

統治者:正義と真理の天使 セティ・シャルティエ

体制:専制君主制


モチーフ:イギリス

国土:やや大きい。海岸沿いに港が栄え、内陸部には丘陵や高原、山岳地帯が広がる。隣国である“戦争の国”との関係は険悪で、国境付近での緊張が高まっている。

気候:西岸海洋性気候


歴史:かつての“天命の国”。戦乱と革命を経て崩壊し、10年前に再建されたばかり。音楽や演劇が盛んであったが、文化財の多くが失われた。

特徴:秩序を重んじ、新法と厳罰で統制を保っている。裁判は厳格で、時には窃盗でさえ死刑になる場合もある。

文化:伝統と革新が入り交じる、華やかな雰囲気。音楽や演劇が栄える。天界で最も瀟洒とされる歌劇場は、人々の憩いの場となっている。

信仰:新たな君主である正義の天使への信仰はまだ浅く、特に農民層や貧困層は過激な断罪に恐怖する者も多い。富裕層では支持と賛否が分かれている。

特産品:チーズ/紅茶/天秤




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◆知識の都『シウィタス・エンティエ』


位置:?(記録の保護のため、秘匿されている)

統治者:知識と記録の天使

体制:共和制


モチーフ:ヨーロッパ諸国/北欧

国土:天界各地に点在。特別な保護区なども含まれる。

気候:やや寒冷で穏やかな気候。魔法によって保たれている。


特徴:天界のありとあらゆる知識と記録が収束する学術都市。都市全体が学術院と研究施設で形成されている。医者や学者の留学先として人気が高く、知識人層の憧れの的。叡智/変遷の二つの学派があり、方針の違いから衝突することが多く、都市の中で議論が止むことは無い。

文化:知識と記録を何よりも重んじる。医療や福祉への関心も高く、異なる学派が協力し合う場面も。人々は落ち着いていて理論的な振る舞いをするが、それぞれの専門領域に関することとなると歯止めが効かない。

信仰:多くの学者や学生が知識の天使を信仰し、その偉大さに憧憬の念を抱く。

特産品:書籍/医療品




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