勁草 光武帝中興記
河野 行成
昆陽
昆陽 その1
数十ばかり弓を引いた後、男は汗で
それを見るなり、男は不機嫌になる。口に出して曰く「
男は髭に手をやって考える。はたと男は思い付くことがあり、棚から巻物を
男曰く「甲子から戊子に
男は
男は
男は、首を振って曰く「そうだろうか、そうでもなかろう。興国の暦は直されども、亡国の史実を書き連ねるに、その国の暦に従いしのみであろう。何となればそれが亡国に置ける
男は
時は、
漢、それは旧主
宛城は持ち
一方、長安にある新の朝廷で、官軍が叛乱軍に
その皇帝王莽の下に、潁川郡の三県が落ちたという知らせが届く。何たることだ、有り得ない、理に合わない、と現状を否認すること一巡した後、現実を実力で
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