White Rose(番外編)

翠恋 桜

第0話 *プロローグ*



「これからも、お前を愛して続ける。

だけど、もう逢わない……」



空が茜色に染まる頃、待ち合わせをしていた公園。


彼は、私にそう告げた後、背を向け歩いて行く。



私は、なんでもない振りをして、彼の後ろ姿に、小さく手を振り、そっと呟いた。



「……bye-bye……」

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