無知な幼女体型の彼女に無理やり露出プレイさせる話

モチモチィ

 

「梨紗ちゃんがんばろ?私も梨紗ちゃんが頑張るとこ見ててあげるから」


 私の可愛い恋人である梨紗は首を横に振り続けていた。当然の結果だ。たとえ信頼している人間にお願いされたとしても「露出プレイをしろ」なんて言われたら。


「あのね?人見知りを克服するためには梨紗ちゃんの恥ずかしいって気持ちを取っ払わなきゃいけないの。だからこれは私が梨紗ちゃんに意地悪したいから言ってるんじゃなくって、梨紗ちゃんのためを思ってお願いしてるの。わかる?」


 嘘だ。梨紗のことなんて微塵も考えてない。ただ私が梨紗のこと虐めたいだけだ。

 梨紗の方も相変わらずで、私のワイシャツの裾を掴んで下を向きながらふるふる首を動かすだけだ。

 このままでは埒が明かない。そこで私は大きなため息をつき、少し苛立っているかのように、口調を強くする。


「はぁ……じゃあ、また放置プレイしてもらうね。でも今度はお家の中じゃなくて外で放置だよ。きっと度胸つくよ」


 梨紗の顔が青ざめる。ぷるぷると全身が震え始める。私の言葉が効いているのはどう見ても明らかだった。


「公園の遊具と手錠で繋がれて、恥ずかしい格好で置いてかれて、助けも呼べない、逃れもしない状況体験すれば度胸もつくでしょ。じゃ、いこ」


「ぁ……ゃ…………まっ……て……」


 ワイシャツの裾を掴んでいた手を振り払って掴み、腕を引っ張って梨紗を外に連れて行こうとすると、沈黙を貫いていた梨紗が注意してなきゃ聞き取れないくらい小さな声で口を開いた。


「なに。文句ある?」


「ぁ……ぅ…………や、る……ろしゅつ……?ぷれい、する……から……」


 期待通りの反応だった。梨紗は前に私の部屋で目隠し放置しただけでも20分くらいで寂しくて泣いちゃうくらい寂しがり屋だ。その上暗いとこも嫌がるくらいに怖がりな梨紗が野外での放置プレイを嫌がらないはずがなかった。


「えー。そんな嫌そうにやるって言われても……。なんだか私が無理やりやらせてるみたいじゃん。そんなにやりたいなら、それに合った言い方ってあるよね?」


「っ…………ろしゅつ……ぷれい…………したい、です……。はるな、ちゃん……つきあって……?」


 上目遣いで私の目を見る梨紗。涙を溜めた目が、私の瞳を貫く。

 凄まじい征服感が私を満たした。あれだけ人見知りで自分の意見も言えないような女の子にこれだけの事を言わせているのに興奮しないわけがない。

 そのまま組み伏せて、泣いて嫌がっても無理やり犯し続けてトラウマになるくらいにめちゃくちゃにしてやりたいが、抑える。まだその時じゃない。その時まではちゃんと理解のある彼女として振る舞ってやりたい。


「……うん。ちゃんと言えたね。大丈夫、梨紗ちゃんなら出来るよ。私もちゃんとついて見てあげるから、ね?」


 はにかんで答えた。梨紗のことを一番に想っているふりをして。




 顔が私好みだった。

 長い目尻、整った睫毛、瑞々しい唇、そして纏められたさらさらとした黒髪。

 ちっちゃくて可愛くて、愛玩動物みたいな愛くるしさに一目ぼれした。

 仲良くなりたい。そう思って近づいた。得意じゃないおしゃべりに一生懸命付き合ってくれる様子も、お弁当のおにぎりを長い時間かけてゆっくり食べる姿も、私のボディタッチで顔赤くするところも可愛かった。初めのうちは、そんな姿を見るだけでも満足できた。

 でも次第に表面上の関係じゃ満足できなくなっていった。


 こんな小さくて可愛くて弱い子を、私の思い通りに嬲り、虐め、犯したい。

 

 梨沙から離れるべきだと思った。こんなにも梨沙のことをないがしろにしている自己中心的な考えをもった人間と一緒にいたらきっと破滅する。こんな思いを抱えいずれ爆発するなら、そうなる前に離れたほうがいい。でもそうするにはもう手遅れだった。

 我慢できずに告白した。友だちとは違う友達以上に大事な存在だから、なんて心にも思ってないことを言って。

戸惑う梨紗の唇に私の唇をそっと押し当てた。梨紗もそれに応えてくれた。

 こうして私は自分を愛してくれていると勘違いしている人見知りのセフレを手に入れた。

 性行為に疎い梨紗を使い、満足するまで自分の欲を満たす。

 これ以上ない充実した日々だ。

そう思い込んでいる。

もう止まれない。




「梨沙ちゃん。がんばって?まだ学校まで半分くらいしか進んでないよ?」


 手に持ったリードをぐい、と引っ張る。私の後ろをついて来ている梨沙がバランスを崩しかける。慌ててシャツの裾を必死に伸ばす姿に、胸がざわつく。


「ふ、ふふ、危なかったねぇ。転んじゃったら梨沙ちゃんのかわいいお尻が丸見えになっちゃうところだったね……」


 そんな私の野次を気にする暇もないのか梨沙は必死に息を整えている。額からは汗が流れ続けている。

 それも当然、梨沙は今、リードをつけたチョーカーの他には靴、それと私のもってきたワイシャツ一枚しか身に着けていない。サイズが違うためある程度の余裕はあるが、それでも少し捲れたら自分の秘部が露わになってしまうだけの丈しかない。それを避けるためにシャツの裾をめいいっぱい伸ばして小股で私の後について来ている。


「必死になってお股隠しちゃって……ねえ梨沙ちゃん?早くしてくれない?歩くスピードくらい合わせてほしいんだけど」


「…ぁ…の……はるな……ちゃん………っ…ゆっくり……ちょっとだけ……」


 梨沙が私の腕に抱き着いて懇願する。恥ずかしくてもう蹲ってしまいたいだろうに頑張って言葉を紡ぎ、私に助けを求めてくる。


「え、なに?ゆっくり見せびらかして歩きたい?そうなんだ、梨沙ちゃんっていろんな人に自分が恥ずかしい格好で出歩いてるところ見てほしいんだ……」


 でも助けない。助けてやらない。私のために嫌なことを頑張る梨沙をこの目で見てみたい。

 だから虐める。辱める。辛い思いをしているところに加えて苦しめる。


「そんなに梨沙ちゃんに露出趣味があるなんて知らなかったよ。ごめんね、私の理解が足りなかったね」


「ゃ、ちが」


「こんな恥ずかしい格好してたら気持ち悪い変態に襲われちゃうかもしれないね。いっぱい写真撮られてそれをネットにばら撒かれて、いつも私だけが見てる梨沙ちゃんの可愛い姿、世界中の変態に見られちゃうんだ」


 もちろんそんなことはさせない。この時間帯に梨沙の通学路に人がほとんどいないことはリサーチ済みだしもし無理やり梨沙をどうにかしてやろうだなんて考えている奴が出たらなんとしても止めるつもりだ。

 でも言わない。こんなことやめた方がいい、と思える理性は、目の前で涙をぽろぽろ流しながら縋りついてくる私の彼女のせいでもう遥か彼方だ。


「……め……っ、そん、なのっ……はるな、ちゃ、だけっ……わたし、みていいの……!」


 平静を装うこっちの身にもなってほしい。

そんな健気な様子を見せられたらもっと好きになってしまう。

 



「やっと着いた~。もっとかかると思ってたよ」


 私の煽りが深く効いたのか、立ち止まることなく学校前についた。


「りーさちゃん。ふふ、苦しそうだね」


「はーっ゛……はーっ゛……づ、つい゛……だ……?」


 梨沙は恥ずかしさで身体中から変な汗が止まらないといった感じだ。着ているシャツが梨沙の薄くて小さい身体に貼りついている。梨沙は気づいていないのか、それともそれどころではないのか。そんな梨沙の淫猥な姿を見て、思わず溜まった唾を飲み込む。


「じゃ、早速撮っちゃおうか。梨沙ちゃんがワイシャツ一枚で学校まで来れたよって証拠の写真」


「ふーっ゛……ふーっ゛……う……うん……」


 恥ずかしさで心臓ばくばく、息も絶え絶えになりながら校門の隣に位置取る梨沙。右手でピースしながら真っ赤な顔で俯いている。

かわいい。頼んだらこんなことまでしてくれるなんて。


 ああ、ダメだ。

もっと辱めてやりたい。


「……ねえ梨沙ちゃん。早く準備してくれない?こっちだってはやく撮って終わらせたいの」


「……?」


「なにとぼけてるの?言わなきゃわかんないの!?」


「ひっ……わ、わかん……ない……ですっ……」


「はあ……脱いでよ。そのシャツ」


 もう今更だが、我ながら本当にひどいことをしている。絶対にすべきではないことを、無理やりに梨沙に強要している。それも絶対に断れないだろうと確信して。

 

「…………ぇ……ぁ……」


「……ちっ、梨沙ちゃんは私の彼女なんだから私の言うことくらい聞いてよ……っ、早くしろっ!」


 わざとらしい舌打ち、モラハラ発言、そして怒鳴り声。どれも梨沙が嫌いな仕草だ。こんなに可愛い梨沙の優しさに付け込んだ、最低な行為だ。

 思った通りに梨沙は静かにワイシャツのボタンを外し始めた。夜の静寂に湿った布の擦れる音が煩い。

 最高だ。生涯これに勝るものはもう存在し得ないといってもいい。

 そうだ。これだ。この、感情がぐちゃぐちゃになった私の女の嗚咽が、聞きたかった。



 梨沙の裸体がある。私のスマホの画面の中に。写真フォルダには梨沙の裸の写真はそこそこある。だが、外で撮るのは初めてだ。


「はい、撮るよ。……手で隠さないでくれる?両手は後ろに組んで。それとあとちゃんとカメラの方見てよ。誰だかわかんないじゃん」


 声を強めて言う。梨沙は身体をかくかく震わせながら私の言う通りにした。両手を後ろで組み、こちらを見た。酷い顔だ。真っ赤になった目が、液晶をのぞき込む私を興奮させる。


「はい、いいかな……っと、フラッシュ程度でビクビクしないでよ~。ちゃんと撮れないじゃん」


 わざとフラッシュを焚いた。写真を撮られているということを強く意識させるために。全裸で写真を撮られているということを。梨沙はフラッシュが光る度に身体を震わせて、私を愉しませてくれた。


「うん……。はい終わったよー……梨沙ちゃん、終わったよ。頑張ったね」


 梨沙に湿った私のワイシャツをかけた。


「……私の事嫌いになった?」


 梨沙を心配している風に問いかける。梨沙は小さく首を横に振った。予想するまでもない反応だった。

梨沙が私を嫌いになるはずがない。だって、彼女は断れないのだから。私の要求を。私の想いを。


「はるな゛……ちゃん……はっ……わたしの゛っ……こどっ…………おもっ……て……くれでるがらっ…………き、きらいに……なんない゛っ……!」


「そうだよね。梨沙ちゃん私の事好きだもんね」


「うんっ……!すきっ……はるなちゃ、すきっ……ごほうびっ、ちょうだい……!」


「ふふ、まだ帰りもあるんだから。梨沙ちゃんのお部屋に戻ったら、ご褒美あげるからね」


 梨沙が嬉しそうにしているのが可愛くて、つい抱き寄せて耳にキスをした。

 梨沙を撫でる手が震えている。こんなことをされてまで私に好意を向ける梨沙に、少し怖くなった。

 いつかきっと、私は梨沙を殺してしまう。いや、する。

 自分の欲望を満たすために。この無垢な雌を飽くまで堪能するために。

 

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無知な幼女体型の彼女に無理やり露出プレイさせる話 モチモチィ @mochimochi0369

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